借金をしている自分を責めない
おはようございます！ビジネス作家の臼井由妃です。
お金持ちだから借金とは無縁ではありません。事業資金、運転資金、研究開発費……ビジネスにかかわるならば、手持ち資金だけでやっている方を探すのは、難しいでしょう。借金の理由は人によってさまざまですが、 できるだけスマートにその返済を済ませたいという思いは、誰しも同じです。
本当のお金持ちは、少しでも借金のストレスを減らすために、 賢くきっちりとお金を返済します。どんな状況であっても前向きに生きていて、悲壮感はありません。それは、今をどん底ではなくステップアップと捉え、創意工夫を凝らし、輝きに満ちた未来の自分を、目指しているからです。
彼らの返済方法は「倹約」に通じるものが、あります。
まず、返済期限を明確にしています。今の収入と借金のバランスを計算し、明確にプランを立てているのです。未来の自分をシュミレーションしておけば、行き先のない不安にさいなまれることがなくなります。先が見えることで、今の生活を肯定的に認めることが容易になります。
次に、ストレスを感じない「倹約ポイント」＝マイルールを持っています。借金の返済に必要なお金を捻出するために、何かを削らなければいけないのはもちろんですが、それが他人と一緒である必要はありません。
本当のお金持ちは、自分がストレスを感じず倹約できるポイントを、知っています。それこそが、「完済のためのマイルール」です。マイルールがあれば、完済までの道のりがはっきりと見えてきます。
そして、堂々としています。返済途中であってもきちんと返しているのならば、貸し借りの約束は果たしているのです。 堂々と胸を張りましょう。
「借金のせいで○○できない」とか、「○○しなければならない」とは、考えません。「借金のおかげで、○○する知恵が生まれた」とか、「○○しなくてもいいことに気づくことができた」と、ポジテイブに捉えましょう。
大切なのが、心の豊かさに気を配るということです。借金を抱えていると、どうしても暗くなってしまいがちです。しかし本当のお金持ちは、切り替えが上手。くじけそうになるときには、自分の好きなことにフォーカスするのです。
だからといって「お金」がかかる、好きなことをするのではありません。お金をかけずにできる楽しみを見つけたり、家で過ごす豊かさを知るのです。
運動することが好きならば、ウォーキングや公共団体の施設や講座を利用する。自然に触れるハイキングも、いいですね。仕事に追われる方ならば、一日パジャマ姿で誰にも会わない休日を設けてもいいでしょう。その日は、寝るのも起きるのも食べるのも自由、ぐうたらを決め込むのです。
好きなことができる場所を一つ持っているだけで、心が軽くなりお金の悩みから開放され、「完済」への意欲と倹約精神も高まります。
お金持ちは、借金している自分を責めません。そして多額の負債を抱えても安易に「自己破産」はしませんし、「債務整理」にも慎重です。
むしろ「借金返済」を機に、自分らしい生活をみつけ知恵を生み出し、今よりも輝く自分を手に入れるのです。
～お金持ちは「借金」をポジテイブに捉える～
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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