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自己紹介の目的はあなたの氏名を覚えていただくこと

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

自意識過剰の自己紹介をすると
「まだしゃべるのかな?」「場をわきまえて欲しい」
そんな不快感を相手に与えてしまうものです。

52名が集う「異業種交流会」に参加した時のことです。

一人一分という約束で順番に自己紹介が始まったのですが、一分で終えた人は一人もいませんでした。

苗字だけ名乗り名前を忘れる人や、仕事の宣伝を延々とする人、勧誘紛いの発言をする人など続出して、誰一人、私は氏名を覚えることができませんでした。

というよりも「覚える気持ち」になれなかったのです。
自己紹介の目的は、氏名を覚えていただくことです。

商品の宣伝やスキルやキャリアのPRは、お互いに氏名を認識してから。自己紹介が終わり、雑談の一つでもしたあとからでいいのです。

なぜ氏名を覚えて頂くことが、自己紹介の目的なのでしょうか?

それはあなたに興味を抱いたとしても、正しく氏名を覚えていなければ、相手が次の行動に踏み出すのに時間を要したり、面倒だと止めてしまったり。せっかくの出会いのチャンスを活かすことができなくなるからです。

記憶に残るのは「やけに熱く語っていた人」「愛社精神の強い人」「押しが強くて扱いにくそう」というような印象だけです。

私は著作や講演、コンサルタント業などを通じて、月に500名を越える方と新たに出会いますが、フルネームをきちんと名乗る方は数えるほどです。初対面なのにいきなり商品を売り込まれたり、関心を示していないのにサンプルや小冊子を渡されたり。戸惑うことばかりです。

なぜ、このような行動をとるのでしょうか?

そこには「私はできる人」「自社の商品は凄い」「(お客様になりそうだから)何としてもこの人をつかまえたい」「(役ににたちそうだから)仲良くしないと損だ」というような自惚れや企みがあるといえます。

謙虚に徹していたら、ビジネス社会で生き残れないのは事実です。

しかし初対面の自己紹介から、ビジネスの話をぐいぐい盛り込むのは、嫌われる可能性が高いとしかいえません。(明日に続く)

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