【日記】世界に目を向けて、大きく心を開こう

Xin Chao!! 
ハノイはそこそこ涼しくなってきており、とても過ごしやすい日々です。

今日はちょっとまじめな話。最近あった残念なこと。

それは先週「ハノイ日本祭り」という日本商工会が主催している、
言ってしまえば「日本人の、日本人による、日本人のためのお祭り」での出来事。(このお祭りのあり方にもちょっと疑問なんですけど…)

私はお子様が集まるブースでボランティアをしておりました。

まぁ並ばないベトナム人のお子ちゃまを追いかけたり捕まえたりするなかなか体力勝負の仕事内容でしたが、それでもギャーギャー言いながらやっているのが楽しかったりします^^

一方で日本人の子どもたちはちゃんと並べてなんてイイコたちだろうと感心をしていたところでした。

が、中にはぶっ飛ばしたくなりそうなくらい信じられない発言をする子も…

「ベトナム人と一緒はいやだ〜」

!!!!Excuse YOU!!!

お姉さん、小学生にガチギレしてしまいました(笑)
「そんなこと言うやつらは帰れ!!」と
(もうちょっとマイルドに言ったつもりですけどね!)

確かに世界のどこへ行っても人種や国籍で差別を受けたり、どうしても理解し得ないことだってある。
私だってベトナム人にいらっとすることもたくさんある(笑)
だってみんな人間だもの。

でもね、小学生はもうちょっと心を開いてオープンマインドでいてほしいな〜

どうしたらその思考になってしまうんでしょうね。

せっかく「帰国子女」というブランドがつくのに、
そんな日本の子どもたちと同じこと言っていたら何のための経験なんだと。
いや、もしかしたら今の日本の子どもたちのほうがグローバライズされているかもしれないですからね!!

全帰国子女がグローバルマインドを持っているかってそういうわけではないかと思いますが、少なくとも子どもの時の「海外生活」ってほかの子が経験できないとてもとてもありがたーーい経験だと思うんですよ。

私自身、帰国子女(アメリカの)ですから、その恩恵を受けて今があります。
ありがたいことに私が住んでいた地域はいろんなバックグラウンドを持った人が多かったので、アメリカ南部でたまに聞く”Jap差別”はなかったですが、中華系の先生から「日本人は日本語喋るな。English Only.」と言われながらも、教室で中国語が飛び交う理不尽な仕打ちを受けたことはあります。笑
でもそんな経験も海外だからできた経験だと思うし、辛い思い以上に楽しい思い出がたくさんあったので、私は今こうやって再び海外で生活をしているのです。

ベトナムは英語もあんまり通じないし、空気は汚いし、良い意味でも悪い意味でも意味わからないことだらけで、たまに「だからベトナム人は…」とか「このクソ社会主義国!」とか言ってしまいます。笑

実は私もあの小学生みたいな感覚を持っていたなと反省しております。
自分を見つめ直す良いきっかけでした。

ぜひあの小学生もここでの経験を良い方向へ活かしていって欲しいです。

あ、でもね、実はあの小学生、お姉さんがブチギレたからか(笑)、
ちゃんとベトナム人と一緒にゲームやっていましたよ!
子どもが他者排除をしたがるのは不思議なことではないので、
それを大人がちゃんと修正してあげることが大事だと思うんですよね。

「日本人学校」とはいえ、ベトナムにいるからには、
「ダイバシティー教育」とか「グローバル教育」ぐらいしてほしいですよね〜

あとね、劇団四季の「こころの劇場」の上演とかね!!!

大事なのでもう一度言いますね。

ハノイ日本人学校に「こころの劇場」を持ってきましょう!

いや、ハノイだけじゃなく、日本人学校だけじゃなく、世界中の子どもたちに演劇や芸術を通して人生の素晴らしさ、友情、愛を学んでいってほしいです!

以上、結局はこれが言いたくて!笑

ちなみに、タイトルは私が大好きなミュージカル「ジョン万次郎の夢」より
「心を開いて」という曲の歌詞からでした。

♪ 世界に目を向けて 大きく心を開こう
私たち一人一人が この地球を支えてる

おおゆき@だいぶミュージカル不足

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