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サウンドコースの日々 ~Term5~映画編

音響留学での日々、Term5!
今回は映画編。

Term4同様に、映画制作コースとのコラボレーションがありました。
Term4ではポスプロの録音・編集まででしたが、Term5では最終ミックスまで行うことに!
ちなみにTerm4での映画制作コースとのコラボ記事はこちら↓

3つの映画で各2話ずつあるため、
例えばグループAとBがあると、

第1話
フォーリー/アフレコ: グループA
編集: グループB
ミックス: グループA

第2話
フォーリー/アフレコ: グループB
編集: グループA
ミックス: グループB

といった感じで作業が進んでいきました。
ミックスすることをRe-Recording Mixと呼ぶためか、Recording(フォーリー/アフレコ)とRe-Recording Mixing(ミックス)の担当を同じ作品で同じグループにしたようです。そして海外の現場ではミックスする人と編集する人が別のことが多いため、それも意識しての割り振りでした。
この割り振り方の理解がクラスの中で広まっておらず、間違えて違う話数のフォーリー録音した後に気づいたってグループもいたようです^^;

私が所属したグループが担当した作品がこちら
“Bleeding Heart”

Ep1


Ep2


ちなみに私が担当したのは、
Ep1: フォーリーアーティスト、サウンドエフェクトミキサー
Ep2: フォーリー編集、環境音編集、音楽編集
でした。


ミックスは朝8時くらいからシアタールームで始まり、午後からクライアントとして映画制作コースの監督・プロデューサー・エディターが見にきて、修正箇所を指示し、それを編集担当者もしくはミックス担当者が修正して仕上げていくもの。
他グループは後の日程だったため、事前に編集したものをミックステンプレートに入れ込む時間があったようだけれども、私たちのグループは初日だったため、編集データの締め切りがミックス当日。朝ギリギリになって提出されたものを回収して用意することに。

慌ててはだめだと思いつつも、刻一刻と時間過ぎていき、インストラクターからはここはどうした、あそこはどうしたとの指摘の嵐でした(笑)
ミキサーの大変さとすごさを実感。
そしてミキサー経験することで、編集時にどういった形で提出したらミックスしやすいのか、どういう部分に気をつけてミックスすることで作品が仕上がっていくのか、一通して行うことでようやく理解できたのかなと。

最終的にはDME stem (台詞/音楽/効果音のステム)、5.1 mix、LtRt mix、のデータにまとめ、動画の長さにそれぞれトリムしたものを提出。
ミックステンプレートのインプット・アウトプットの行き先が間違ってると、いくら効果音の低音ゲイン上げても聞こえないなと思ったら、アウトプットがLFEでなくセンターに行ってしまって低音強調されていなかった、なんてこともあり得るので念入りにチェック必要!


ちなみにアフレコの一部として、ガヤ音(Walla)もクラスで協力して録音しました。
パーティーのガヤ、隣の部屋から聞こえてくるガヤ、レストランでのガヤ、などなど。何パターンかモノで録ることで、後々ミックスする時にパンで適切な場所に振ることができるとのこと。
同じ人の声ばかり入り過ぎてもよくないので、設置したマイクに対して演者が位置交代したり、演者自体を交代したりして何パターンか録音してました。

他グループの作品では電話の録音メッセージを聞くシーンがあり、メインキャストの録音メッセージだけが用意されていました。ミックスの最中急遽エキストラの録音メッセージも入れておこうということになり、たまたまその場にいた私の声録音することに。
ガヤ録音ではうまく演技できなかったけど、それはうまくできたかな?笑

次はTerm5のゲーム編についてもまとめてみようと思います。


今後も色々と情報発信していきます!

どうぞよろしくお願いします!


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