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作った同人誌を米沢嘉博記念図書館に寄贈しよう

 結構前に書いたこの記事、公開当初から反響が大きかった。
 また今でも、私が執筆したnoteの記事の第一位になるぐらいには、note内ならずウェブ検索でも継続して読まれているようだった。
 その様子を見て嬉しい反面「これは、別のところも紹介しないといけないかな」と謎の使命感に襲われた。


 というのも、国立国会図書館に同人誌を『納本』するには、ざっくりといえば15部以上刷られた本であること(受注オンデマンド印刷方式の場合、それを満たしていること)、本の作りが長期保管に適していることが条件となるからだ。
 個人で同人誌を作っているとなると、それを満たしていない本だってあるだろう。ホチキスで中綴じしたコピー本なんかその最たるものだ。また、二次創作などを扱っているなどで、一般不特定多数の方に調べられていいんだろうか、と納本に戸惑う内容の本もあるだろう。
 しかし、このご時世だから、同人誌の在庫は増えるばかりだ。また、本を作って、一人でも多くの人に読んでほしい。自分も同人誌を作って、イベントに参加したことがあるから、その気持ちが良く分かる。


 そんな悩みを解決してくれる寄贈先がひとつだけある。
 それは、米沢嘉博記念図書館だ。


 ここは将来、まんが図書館として正式にオープンすることを図られて、先行オープンした、まんがとサブカルチャーをメインとした図書館だ。詳細はリンク先を見てほしい。


 ここならば、ちゃんと相談さえすれば、だいたいの同人誌を一冊受け入れてくれるだろう。それ以外にも、まんがとサブカルチャーをテーマとした本ならば、蔵書が重なるようなことがなければ、それも寄贈を受け入れてくれる。
 私も作った同人誌の他に、アニメ『おそ松さん』に関する本や、それの記事が特集されている雑誌を提供してもいいですかと尋ねたところ、好意的に受け入れてくれたことがある。
 もし自分が作った同人誌がなくても、まんが・アニメ・サブカルチャー関連で、保管に困っている状態の良い本や雑誌(こればっかりは、図書館側と相談しないと、受け入れ可能かどうかの基準が分からないため、割愛させていただく)があれば、ぜひ寄贈をしてほしいと個人的には思う。
 それは、未来のだれかにとって、貴重な資料になりうる可能性を秘めているからだ。

 自分が愛をこめて作った本。
 自分が愛を持って好きになった作品の資料。

 それを無駄にしたくない。
 でも、それをなんとか処分しなければならない時が来るかもしれない。

 そんな時に、ぜひ一度勇気をもって、メールお問い合わせをしよう。
 あなたの宝物は、未来の誰かの宝物になる可能性があるのだ。

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