第六感は五感の集まり？感覚過敏と自閉症

私、昔から地震の予知したり動物と話したりしてたんですけど、それってすごい能力なんかじゃないんです。
ただ動物が当たり前に持ってるいわゆる第六感に近いものなんだと思います。
でもね、その第六感さえ、五感の集まりにしか思えません。
五感の中で個体や種類によって得意不得意あるじゃないですか。視力聴力とはちょっと違う、感度とか情報の入りやすさのことで。
その得意が集まって同じ反応をしたときに「これからいつもと違うことが起こる」とわかるんだと思います。
耳から入った異常と鼻から入った異常が合わさったときに出る「あれ？」がいわゆる第六感なんだと思います。
そんで地震とか噴火とか具体的に予測できるのは経験上潜在意識が勝手に覚えたもので、何度も同じ条件で「あれ？」を繰り返すと「こういう条件のあれ？は地震だな」って覚えて、勝手に口をついて「地震が来る」っていうんだと思います。自分から脳で考えたものではないからそれを感覚って呼ぶだけで、ただの潜在意識だと思います。
それと、アニマルコミュニケーションについて。
私はそれこそ人間が第六の感覚と呼ぶべきものではないかと思います。
動物同士は言葉を使わずに話します。実はそれは人間も同じです。
言葉じゃない言葉を受け取れる人からしたら人間の感情や考えてることは常に丸出しなのです。
それは言葉を話さない動物が当たり前に持ってる能力で、表情や体の動きで相手に情報を伝えるのと同じように、自分の感情を相手に押し出そうとすることで相手に伝わります。
口を開けている犬の写真を見るとみんな笑っていると言いますよね？
家で遊ぶ犬、公園で遊ぶ犬、保護された犬…
でもその写真を見た人の中に犬が押し出した感情を受け取れる人がいたら、笑顔に見える顔を見て「怖がっている」と言うと思います。
そんな経験ありませんか？
人間は口角が上がる=笑う なので、口角が上がっているものを見ると必然的に笑っていると感じます。
しかし、口角が上がっているのになぜか悲しそうに見える…怖がっているように見える…
目の前の動物がパクパク物を食べているのになぜか美味しそうに食べているようには見えない…
歯を剥き出して唸っているのに楽しそうに見える…
そんな経験ありませんか？
それはたぶん押し出された感情をキャッチするのが上手だからだと思います。
自閉症の人はもともとこの感覚が鋭いことで有名ですが、動物と一緒に暮らし、家族として共に過ごした人はこの感情が鋭いです。私の経験上。
とくにもともと群れで暮らす動物である犬やうさぎと暮らした人はキャッチするのが上手な人が多いです。私の経験上。
アニマルコミュニケーションは、受け取るのは難しいかもしれませんが、伝えるのは簡単です。
ただその子を見て、ゆっくりギュッと目を瞑りながら「愛してるよ、大好きだよ」と自分の心から押し出すのです。
難しかったら初めは声に出してもいいかもしれません。
すぐに表に出して反応することはないかもしれません。
そっと撫でたり、抱っこしたり、顔を埋めてみたり、子守唄を歌ってあげたり…
そういうとき、人間は自然と感情を心から相手に押し出しているんです。
だから悲しいときに犬を撫でると「どうしたの？」って顔で見つめてくるでしょう？
悲しい、辛いという感情を抱いているとき、人は自然とSOSを押し出しています。それは助けて！というSOSではなく、ただ愛するパートナーにそばにいてほしいというもの。
1人で悩んでいるとき、動物がそっとそばに来てくれたことはありませんか？
キャッチするのが上手な動物なら離れた場所にいても相手の感情に気付くことがあります。
「この子ったら、あんたが学校を出る頃に玄関に走っていったよ」なんて経験ありませんか？
先生に人間は思考、考え事が多すぎて感情を重要視しなくなったと言っていました。
ちょっと考え事をやめてキャットタワーの上にいるあの子、クレートで寝ているあの子に愛してると伝えてみてください。
お腹を見せてあからさまに「私もだよ！嬉しい！」と伝えてくる子もいれば「あんたの感情なんていつも筒抜けだよ、改めてそんなのいわなくても」とどこかへ行ってしまう子もいると思います。
それもその子らしいと笑ってあげてください。
長くなりましたが、アニマルコミュニケーションや第六感は一般的に言われる超能力やサイキックではないと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
※これはあくまでも私の持論です。20年間生きてきて動物の感情が伝わってきたり、周りにいる自閉症の友達の行動を見たり、逆にキャッチできない人の言動や、その道をプロとして職業にしている人から学びました。これを読んだ動物好きの誰かが自分の周りにいる動物との関わり方を考えて、関係が良くなることを願っています。
保護された動物はとくに感情を表に出さないこと、むしろSOSをガンガン出してくることがよくあります。無理に触るのではなくそっと瞬きしながら愛を伝えてください。