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居心地でコミュニティを選べばよくない!?という時代

1日お疲れ様です!

今日は会社の共同パートナーと久しぶりに会って、いろいろと仕事に関することをベラベラと話した1日になりました。やっぱり「やりたいこと」について話している時が一番楽しいなと実感した1日でもありました。


最近になってヒシヒシと所属コミュニティって今後の人生を送る上で非常に重要な要素になるのではないかなと感じています。なので、今回は「コミュニティ」というワードに関して深掘りしてお話ししていきたいと思います。


コミュニティと聞くと?

コミュニティと聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?
身近なところでいうと、学校や会社などが挙げられるかと思います。少なくとも何かしらのコミュニティに所属して今日も人間をやっているわけです。

「私は何のコミュニティにも所属していない」

という方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。なぜなら日本国民でいることは、”国家”というコミュニティに所属していることに他ならないからです。また、逆を行くと”2ちゃんねる”などの匿名掲示板も「自分の居場所」という意味ではコミュニティの1つであると言えます。


さて、そんなコミュニティを存続していく上では何かしらのルールが必要になっていきます。例えば、会社であれば「9時に出社して、18時まで働く」とか、学校であれば「Yシャツの第二ボタンは留めましょう」のようなものがそれらに該当します。


ただ、「そこに所属しているコミュニティの全ての人間がそのルールに対して肯定的な考え方を持っているか」と聞かれたら否となります。当然のごとく、人間は顔や性格が異なれば価値観も異なります。となると、そんな人々を同じルールで統一するというのはどうしても無理があるのです。


所属コミュニティを選べる時代

最近はインターネットの発達によって、

「自分の価値観に合うルールを提供しているコミュニティに所属できる」

という今まで不可能だったことを簡単にできるようになりました。


「価値観の合わないコミュニティだからって好き勝手することは許さん」と考えている方は正直今でも多いと思います。あまりピンとこないかもしれませんが、
「最低でも3年は会社にいなければならない」
とか
「上司の机を拭くのは新人の仕事だ」
という考え方はある種そういった価値観の1つと言えると思います。


価値観に正解も間違いもないと思っているので、そういう考え方をするのは別に良いと思います。ただ、こういった「論理的に考えると無意味な伝統」は、今の若者は嫌う傾向があるので、上記のようなことを強制する会社をすぐに退社してしまうでしょう。

実際にこのような状況を「論理的に考えると無意味な伝統」を重んじる方からすると、
「今の若者は根性がない」
と言われると思いますが、これは根性どうこうの話ではないと思っています。

なぜなら、今の時代では所属するコミュニティを簡単に変更することができるからです。転職サイトを見回せば腐るほど仕事なんてありますし、日本という国が合わないのであれば海外で暮らすという選択をとることもできます。

つまり、所属コミュニティを移すことの障壁が下がったことにより、「会社の価値観が自分には合わない」と見切りをつけ、早々に退社を決意する若者も総じて増加することに繋がるわけです。


これは良いことなのか、それとも悪いことなのかという疑問に関して考えてみると、間違いなく良いことであると言えると思います。人気のない芸能人やお笑い芸人がテレビから消えるのと同じように、人気のない価値観は消えていくのです。当然、今は人気のある価値観や考え方も将来的にも人気があるという確証はありません。
(トレンドというワードの方がしっくりくるかも。)


自分にとっての価値観って?

「所属するコミュニティを変更することができると言っても、次に選んだコミュニティに自分の価値観が合致するか不安。」と言う方もいるかと思いますが、それに関しては深く考えてもしょうがないと思います。というのも、自分と完全に価値観が合わない人間とは、距離を保つことを無意識的にも行っているはずだからです。(コミュニケーションが超苦手なのに、証券会社の営業職に応募しませんよね?って話に置き換えるとわかりやすいかも)

例えば、「戦争反対」という価値観を持っている人と「戦争はガンガンやるべきだ」という価値観を持っている人とは同じ共同体に入ることはなさそうですね。仮に同じ共同体に強制的に入れられても、少なくとも好んで”つるまない”かと思いますので。


とはいえ、あなたが「戦争反対」という価値観を持っているか、「戦争はガンガンやるべきだ」という価値観を持っているかはこの時点ではまだ内在的なことなので、他者にとっては顕在化してあなたの価値観が見えていません。


では具体的にどのようにして可視化をすることができるのか。
その役割はわかりやすいところでいくと、SNSが担っているのではないかと思います。SNSでは、自分のプロフィールに「起業しています」とか入れておくと、「起業家」というキーワードに興味がある方からのフォローがあったりしますよね。

つまり、自分の価値観を言語化して可視化することによって、自分の価値観を他者に共有することができるのです。


では、その「起業に興味がある人、起業をしている人」が集まるとどうなるか。
そう、コミュニティになります。


もちろん起業だけにかかわらず、他のキーワードでもコミュニティが次々と生まれています。
数あるコミュニティの中で、自分の価値観に一番あったコミュニティに所属することによって、当然友達も増えますし、自分の好きな話題で話を持ちきりにすることができます。

例えば、僕の場合プライベートでも仕事の話しかしないので、「プライベートでも仕事の話をすることが苦じゃない人とはマジで夜通し話せる。」みたいな感じです。一方、ある人にとっては、プライベートで仕事の話はしたくないという人がいたり、今後きそうなビジネスなんてマジで興味ないなんていう方もたくさんいると思います。
となると、「仕事とかビジネスについて考えることが好きな人が集まるコミュニティ」が僕の所属すべきコミュニティと結論付けることができます。(より深掘りすることはできますが、とりあえずわかりやすさを重視したいのでここで止めておきます。)


逆に自分の価値観に合うコミュニティがなければ、自分でコミュニティを作ってしまえばよいかと思います。SNSを有効活用すれば、簡単にコミュニティを作ることもできます。


コミュニティの規模には限界がある

これも価値観の延長線上の話ですが、コミュニティにはどうしても超えられない規模があるかと思います。

というのも、同じコミュニティに所属していてもある側面を切り取ると異なる価値観を持っていることに気づき始めるからです。

例えば、「男女平等の社会を目指そう」というコミュニティがあったとして、
ある人は
「会社の待遇面や仕事内容は男女平等の機会があるべきだけど、力仕事は男性がやって、家事は女性がやればいいんじゃない?」

と考えても、

ある人は
「完全に平等にするべき。力仕事も男女半分にして、家事も完全に半分にすべき。」
と考えることもあるかと思います。


そうなると、「男女平等」という同じ標語を挙げていても価値観のズレによって、コミュニティが分裂するだろうということは想像に難くないかと思います。現在会員数が多いコミュニティに関しては、将来的には間違いなく起こる出来事だと推測しています。

ある程度歴史に詳しい方ならわかるかもしれませんが、この変遷の辿り方は、宗教が新たな宗派を生み出す構図と全く同じだということに気付きます。例えば、キリスト教と一括りに言っても、プロテスタントとカトリックに分かれますし、プロテスタントと言っても聖公会派、ルーテル派、カルヴァン派などに分かれるなどの事象がこれにあたります。

将来的には、「同じ〇〇というコミュニティであっても枝葉の価値観は結構異なる」なんていうことも数多く出てくると思います。そして、そんな細かい価値観の違いを詰めていき、最終的に自分にとって一番居心地の良いコミュニティを探すことが今後重要になってくるのではないかと考えています。


ここまでくると、「そのレベルまで価値観が細分化されてから自分の所属するコミュニティを決定すれば良いのではないか?」と言う疑問が出てくると思いますが、その状況になってしまってからだと意思決定の難易度は非常に高くなるかなと感じています。

というのも、自分の価値観をしっかりと自分の中で言語化して落とし込むことができなければ、まず「自分の価値観にフィットするコミュニティ」を探すことすらできないはずだからです。
就活を考えるとわかりやすいかもしれませんが、「とりあえずやりたいことがないけど、働かなきゃいけないから会社に就職してみた」という方の大半は、会社の方向性と自分のキャリアとの間でミスマッチを起こしています。

価値観が細分化された状況になった際に、「コミュニティに所属する」ということを目的化してしまうと、この就活の事例と全く同じことが発生してしまうのではないかなと危惧しています。ピンと来る方も多いと思いますが、人間は選択肢が増えれば増えるほど、適切な選択をすることが難しくなってしまう生き物なので。


良くも悪くも、今はまだコミュニティの価値観はそこまで細分化されていないこともあり、今なら割と粗い価値観の粒度でコミュニティを選ぶことができると思います。(例え完全に自分の価値観にマッチしなくても、自分と同じことを考えている人は、現状の粗い価値観粒度のコミュニティ内には少なからずいるはずなので、より自分の価値観にマッチした新たなコミュニティを既存のものとは別に作りやすいとも言える)


少数コミュニティにオールイン

長々とコミュニティの話をしてきて、そんな僕はどうしたいのか?

と言うことだけ最後にお伝えしたいと思います。


僕は、将来的にコミュニティはより価値観が細分化されて分裂化すると踏んでいるので、先に超少数コミュニティを作ってしまいたいと考えています。ある程度の価値観を共有できる人を数珠つなぎで探し続けると、「ほぼ完全に考え方俺やん」という人を見つけることができるのではないかという仮説を持っています。


そして、その少数コミュニティを一種の経済圏として確立するというところを目指しています。


そのためには今やらなければいけないことをブレイクダウンして、1つずつこなしていく必要があります。

そんな未来を現実のものにできるようにこれからも頑張っていきたいと思います!


それではまた!!

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