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【サクッと読める】J2第5節 松本山雅×水戸ホーリーホック プレビュー

1. アウェイでは負けなし

リーグ戦の水戸戦対戦成績

2012年 第5節 0-0△ (A)
2012年 第39節 2-1○ (H)
2013年 第7節 2-1○ (A)
2013年 第22節 2-0○ (H)
2014年第16節 2-1○ (A)
2014年 第42節 3-0○ (H)
2016年 第21節 3-2○ (A)
2016年 第27節 0-0△ (H)
2017年 第17節 0-1● (H)
2017年 第35節 1-0○ (A)
2018年 第12節 2-0○ (H)
2018年 第31節 1-1△ (A)
2020年 第5節 2-2△ (A)
2020年 第26節 2-2△ (H)

松本は水戸相手にリーグ戦で過去14試合を戦い8勝1敗5分と大きく勝ち越している。特にアウェイでは無敗を継続中と非常に相性がよく、まだ勝ちがない松本にとっては追い風となるデータだ。

特に印象に残っているのは2016年のアウェイゲーム。前半で2点を先行されながら、ハーフタイムの2枚替えで流れを引き寄せて逆転勝利。現地で見ていてめちゃくちゃ気持ちよかったのを覚えている。

昨季の対戦では2試合とも2-2のドローゲーム。2試合ともリードされながら後半に追いつく展開という苦しみながらの勝点1だった。ちなみに、ホームで対戦した26節では外山凌が左サイドからのクロスで見事なアシストを決めている。


2. 問われる柴田監督の修正力

前節の千葉戦では尹晶煥監督の術中にはまり、何もさせてもらえないまま敗れてしまった。特に厄介だったのは松本のハイプレスを無効化するサイドバックの立ち位置。

千葉のプレス回避

画像は千葉戦のレビューで使用したものだが、注目は大外に張る伊東のポジショニング。松本のハイプレスがインサイドハーフの運動量に依存している部分が大きいため、サイドチェンジをされた際に大外に位置したサイドバックまでスライドが間に合わない。失点シーンでもこの形から伊東を自由にさせてしまい決定機を招いてしまった。詳しくはこちらで。

水戸も4バックが基本布陣であり、1週間準備期間があることも考えると同様にプレス回避を狙ってくる可能性がある。

また、攻撃の局面では最終ラインのビルドアップに注目したい。水戸は今シーズン中盤が逆三角形の4-3-3に挑戦している。攻撃時には松本の3バックと水戸の3トップががっつり噛み合う形になり、おそらく自由にボールを持たせてはくれないだろう。松本のアンカーが最終ラインに落ちて4枚で回す場面も見られるが、インサイドハーフにマークされることを考えると単純な数的優位は作りにくい。

前節は試合中に修正することができず敗れてしまったが、何かしらの打ち手を示すことができるだろうか。人を変えるのか、仕組みを変えるのか。楽しみである。


3. 中山仁斗に気をつけろ

昨季のホームゲームで2ゴールを叩き込まれたので悪い意味で印象に残っているサポーターは多いはずだ。今季キャプテンマークを巻く名実ともに水戸のエースは、実は2018年から3シーズン連続で松本相手にゴールを決めている。

2018年 J2第35節 山形3-3松本 1得点
2019年 ルヴァン杯第3節 松本1-3磐田 2得点
2020年 J2第26節 松本2-2水戸 2得点

加えて中山は現在リーグ戦2試合連続ゴール中と序盤から調子を上げている。第4節町田戦での得点は、エリア内で水本を鋭い切り返しで置き去りにして左足を振り抜いた完璧なゴール。本人としてもイメージ通りだろうし、身体のキレを感じさせる。

中山に決められた試合では勝てていない点もジンクスとしては気がかりである。おそらく本人も良いイメージを持って入ってくるはずで、松本としては今ノッているFWを自由にしないことが大事になってくる。


※中山のゴールは動画時間2:16~


4. 古巣対戦

【松本山雅】
浜崎拓磨(負傷中)
安東輝
外山凌
佐藤和弘
山口一真(負傷中)
【水戸ホーリーホック】
なし


※データ引用元
・Soccer D.B.
・J League Date Site
・松本山雅公式サイト


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