薬屋のひとりごと 毒物他メモ 1話~12話
注意書き
この記事は薬屋のひとりごとを見た後に調べた毒物の関連動画とかまとめてます。
素人が関連情報を探してまとめてメモって適当に考えごとしてるだけの記事です。
ほぼ自分用もメモなので、間違いが多いことが予想されますし、動画の感想も適当です。
あと、気が向いたら、ついでに去年行った「毒展」の情報もまとめておこうと思います。
用語集
LD50
毒物を語るにおいてはずせないのがLD50、いわゆる致死量です。
ラットであれば、これだけ毒を盛れば、半分死ぬという量になります。
たとえば100匹いたら、50匹死ぬ量で、単位は基本的に mg/kgです。
たとえば LD50が 1mg/kg の場合、50kgの人間なら50mg摂取すると、半数が死ぬということになります。
あくまで毒物そのものの数値で、毒物の含有率にもよるので、あくまで目安ですが、数値が小さいほどヤヴァいので、目安としてわかりやすいです。
毒物カードを作ったら、LD50が書いてて、それが戦闘力なイメージです。
目安としては下記のような感じですー
参考として、いくつか数値をあげておきますー
フグ毒のテトロドトキシン:0.01mg/kg
トリカブトのアコニチン:6mg/kg
タバコのニコチン:50mg/kg
レンゲツツジのグラヤノトキシン:1000mg/kg
エタノール:6000~10000 mg/kg
5以下で最高ランクの区分1なのに、0.01とかいうフグ毒のヤバさ。
最高ランクの区分1に近いトリカブト。
区分2のニコチンは命の危険があるよね…
区分4のレンゲツツジは体調壊しそう。
区分5に入らないエタノールは、よっぽど飲みすぎない限りは大丈夫でしょう。
ウォッカを割らずに1Lとか飲んだら危険です。
…という感じですねー
LD50の見方と目安を覚えておくと、毒物を楽しめるようになります!
第1話 猫猫
後宮
いきなり毒物じゃないよ!
でも、設定の基本を抑えておかなきゃね、ということで、後宮から行きます!
本編の時代設定は作者の日向夏さんが書かれてます。
というわけで、アニメ的には唐時代を抑えておけばいいけど、どうせなら全体を抑えたいのです。
中国史動画なら定番の鳥人間さんから。
この動画を見て、作品の後宮がいつの時代か考察してね、とかいってますw
わかった、やってみる!w
要点だけまとめますー
☆前漢時代
庶民から皇后になることも可能、ロマンだね!
☆新時代
皇后の下に、3、9、27、81人の女官を置く基本制度が誕生
☆後漢時代
身分高くないと皇后になれなくなっちゃう、悲しい。
皇后の身分が高いせいで外戚が強い。
ということで、外戚VS宦官の飽くなき戦いが起きて地獄に一直線。
人類激減の三国時代に…
☆唐時代
皇后の下に四夫人になる(貴妃、淑妃、徳妃、賢妃)
楊貴妃も四夫人
楊貴妃で有名な玄宗は最初はスリム化したのに、ガマンできずにもとに戻しちゃう。
☆明時代
皇后は民間からなので外戚は力を持たないけど、永楽帝のせいで宦官強すぎ地獄。
☆清時代
シンプル化
だいたいこんな感じです。
Wikipediaも参考にどーぞ!
見てると、やっぱり唐の時代が制度と権力のバランス的に創作によさそうですね。
後宮だと「後宮の烏」も唐時代がモデルっぽいらしいですし、楊貴妃とか則天武后とかその辺が唐時代だから、やっぱ一番人気なわけですね。
私はどれも未見なので、薬屋見終えたら、楊貴妃の映画からかなぁ…
中華ドラマの武則天を全話録画してるけど、長すぎて重すぎるよ!(。>_<。)
宦官
おちんちんちょん切って後宮でお仕事する男の人。
皇帝の子は後宮で育つので、宦官がお世話することから、力を持ちがちです。
というわけで、まずは宦官の解説動画から。
どうやってちょん切るんだろうと思って見てみたけど、痛い痛い痛い!(。>_<。)
いやいやいや無理無理無理!
その上、数年ごとにメンテナンス必要だそうです、たいへんだぁ…
また、多くの宦官がほとんど奴隷扱いで、軽蔑されて人として見られてなかったらしいです。
びっくりですね。
宦官といえば、皇帝の近くで権力握って横暴な振る舞いするイメージだったけど、そーいうのは一部なんでしょうねー
あと、後宮では美形の宦官は人気があったとか、まだ男性器がある程度残ってる宦官は取り合いになったとか。
壬氏みたいなのいたんでしょうねー
あと、宦官も性欲があって、明時代からは女官と夫婦になる宦官もいたそうで、興味深かったですー
権力持って好き放題した宦官として有名な魏忠賢も、女官と夫婦になってましたねー
鉛
おしろいの毒として有名な鉛。
残念ながら鉛のLD50は判明してないようです(。>_<。)
どれだけ強いのかなぁ…
というわけで、鉛の解説動画をまとめていきます!
鉛はほぼすべての臓器に悪影響を与えるらしいです、ヤヴァイ(。>_<。)
脳への影響強くて、感情、学習能力、運動能力とかがやられるらしい、怖すぎる…
さらに、カルシウムのかわりに骨に取り込まれて、ずっと影響があるそうな。
排出されずに骨の中から永続的に攻撃してくるとか怖すぎ。
また、ワインに鉛を入れると、酢酸鉛が出来て甘く美味しいそうです。
鉛が毒と知らずに「おいしー!」と飲んでたら、鉛中毒を招いてたという地獄…
昔はこーいうことはわからなかったし、科学の発達ってすごいね…
鉛中毒は人格も変わるらしい、怖すぎる(。>_<。)
すでに中国史でもなんでもないけど、日本のお化粧の話。
意外だったのは、最初は水銀を使ってたけど、その後に中国から鉛が輸入されるようになったという話。
鉛は火縄銃の弾だったわけだから、もっと昔からあったはずなのに意外ですねー
江戸時代の将軍や大名の子供が成長する前によく死んでたのは、姥がおっぱいにおしろい塗って、赤ちゃんに飲ませてたからという話を聞いたことがあります。
そりゃ死ぬよね!(。>_<。)
もうぜんっぜん関係ないけど、「鉛筆って鉛じゃなくて炭素のはずなのに、なんで鉛筆?」と思ったので。
昔は鉛で書いてたのと、黒鉛は鉛と思われてたらしいですねー
鉛鉱山の街の成れの果て。
日本の公害の話は勉強するけど、アメリカの話は全く知らないので新鮮でした。
一番問題なのは、出てきた粉をその辺に放っておいたことで、ちゃんと管理してたら、ここまで重大な被害にはならなかったんでしょうね…
でも、鉱夫とかは鉛中毒になってそう。
第2話 無愛想な薬師
シャクナゲ(ロドトキシン)
☆シャクナゲのLD50
マウス(経口) 5.1mg/kg (GTX1)
マウス(経口) 4.9mg/kg (GTX3)
皮下注射 0.35mg/kg
静脈注射 0.18mg/kg
※家兎、猫の数値
経口でも、区分1の5mg/kg前後なので、だいぶ毒性が強くて危険ですね…
こんなものお茶にしたら、そりゃ死ぬだろうなぁ…
注射はめちゃくちゃヤヴァイ。
葉にロドトキシンという毒が含まれてるそうな。
シャクナゲを漢字で書くと石南花。
石南葉(オオカナメモチ)は生薬に使われてて、なんか混同されて間違われたこともあるそうな。
名前が似てるせいで、薬と間違って毒飲んでしまうの怖いですね(。>_<。)
厚生労働省のサイトには
と書いてあります。
お茶として使ったのは、上の動画で語られていた、石南葉(オオカナメモチ)と石南花(シャクナゲ)の混同ですねー(。>_<。)
しかし、厚生労働省のサイトに毒物一覧があるなんてはじめて知りましたー
チョコレート
チョコレートの歴史、奥が深すぎて面白いですー!
カカオは中南米で通貨代わりにつかわれたり、健康のために王様が大量に飲んでたりしたらしいです。
あと、精力増強にも使われてたらしいので、本編での媚薬としての表現はこれですねー
☆チョコレートの作り方
カカオマスから脂肪を取る
ココアケーキ(ココア)とココアバター(脂肪)に分かれる
カカオマスにココアバターを混ぜてチョコレートの完成
脂肪へらしたのがココアで、その減らした脂肪をもとのにくっつけたのがチョコなんですねー、おもしろいー!
にしても、マヤ文明の王様が飲んでたチョコレート、飲んでみたいですー
なんかGODIVAでカカオ99%ドリンクが飲めるらしいので、飲んでみようかなー
当たり前だけど、砂糖入ってて甘いから、全然味違うだろうけどねー
☆チョコレートは媚薬になるの?
結論から言うと、普通に食べる量だとならないと思います。
ただ、マヤの王様は精力剤にも使ってたので、全く違うとも言い切れないんですけどね…
チョコレートには恋愛ホルモンのフェニルエチルアミンが含有されてるそうです。
ただし
・そもそもフェニルエチルアミンはほんとに恋愛に関わってるのか不明
・チョコレートに含まれてる量じゃ全然足りない
というような話があるみたいですねー
こちらの記事は参考文献がしっかりしてて興味深いですー!
チョコに恋愛ホルモンという話は含有量的にも無理ありすぎ
ただ中南米の王様は大量に飲んで性への活力にしてたのは確かみたい
アニメの描写をまじめに考えると、ものすごい量を超技術で圧縮したら出来るのかもしんない
そう考えると猫猫の技量ヤヴァイ
という感じになりますねー
まぁ結局、アニメだし、そういう設定にしたほうが面白いからしたんだと思う、という元も子もない話になりますねw
☆脱線するけどついでにGODIVAの話
もう全く関係ないけど、美術館行くために別記事で美術についてまとめてたら、上で出てきたGODIVAの由来が出てきたので、ついでに。
由来はゴダイヴァ夫人の伝説らしいですー
夫が民に重税を課して、夫人はやめるように懇願したけど、夫は「裸で馬に乗って街を一周したらやめたんよ」という絶対ムリなことふっかけたら、ほんとにやっちゃったという、なんかすごい話。
なお、あくまで伝説で史実ではないそーな。
チョコレート中毒(テオブロミン)
作中では出てきませんでしたが、チョコレートは食べすぎると中毒をおこします。
チョコレートにはテオブロミンという物質が含まれていて、それが中毒の原因になりますー
☆テオブロミンのLD50
250~500mg/kg
これだけ見ると結構危険なのですが、チョコレートが危険なわけありません。
チョコにテオブロミンはあんまり含まれてないんですよ。
テオブロミンがどれだけチョコレートに含まれているかといいますと…
菓子用チョコレート 13.3mg/g
ダークチョコレート 5mg/g
ミルクチョコレート 1.7mg/g
これだけじゃピンと来ないと思いますので、もうちょい具体的な飲用をしますと
つまり、50kgの人だと、1kgのチョコレートを食べると中毒を起こすようです。
1kgもチョコ食べようとすると、板チョコ20枚くらい食べる必要があります。
中毒起こしたい人は、がんばって板チョコ20枚食べてみるといいよ!
なお、私は責任もたないよ!
第3話 幽霊騒動
芙蓉
この映像すっごーい!
花がしぼみながら、色がピンク~赤に変わっていくのがめちゃくちゃ綺麗だから、ぜひ見てみてー!
ちなみに、赤く変わっていくのは、午後になってからアントシアニンが合成されるからなんだそうです。
あと、逆に紫から白に変わるニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)というお花もあるみたい。
こっちは、アントシアニンが、酸化酵素によって徐々に分解されて白くなるんだそうですー
夢遊病(睡眠時遊行症)
作中では夢遊病じゃなかったけど、じゃあ実際の夢遊病ってどんなのだ、と調べてみたら、正式には「睡眠時遊行症」というらしいですー
あと、夢遊病はノンレム睡眠の時に起きるけど、レム睡眠の時に起きる「レム睡眠行動障害」というのもありますー
☆睡眠時遊行症(夢遊病)
ノンレム睡眠時
夢→見ていない
目を開けてることが多い
若い人に多い
☆レム睡眠行動障害
レム睡眠時
夢→見ている
目を閉じてることが多い
年配の人に多い
レム睡眠時行動障害は、本来は動きを止めることで夢を見てても動かないですむのを、動きが止まらない感じ。
なお、夢遊病の時に夢を見ていないかどうかは、ちょっと微妙(後述)
夢遊病について、大体こんな感じというのがわかりますー
いやー、こんなことあるんですね、びっくり。
ただ、この動画でものすごいのはコメント欄です!
夢遊病患者だらけ、具体的なエピソードもいっぱいでびっくりだよ!w
なんか、夢遊病の人って結構多いのかなというか、このコメント欄の中では普通に寝れてる自分が少数派になった感があって、感覚バグりました笑
ちなみにこの記事を書いた日に会った人に夢遊病の話をしたら、実はその人は学生時代、夢遊病だったという話をされましたw
夢遊病の勉強した日に、過去に夢遊病だった人と会うとか、引きが良すぎるよ!w
ベランダから飛び降りようとして止められたとか、若い人がなるという話とか、特に何も治療しなくなったけど治ったとか、そーいう話をしてもらえましたー
そんな何回も夢遊病で動いてたわけではないし、家の中での出来事だったから、目が覚めた時にそんなに極端に驚いたわけでもなかったそうで。
当然、まったく記憶になかったとの話です。
今度会ったら、もうちょい深掘りしてみよう…
そもそもレム睡眠って何なのーってお話。
まだまだ研究中みたいで、最新の論文から解説してくれてて、おもしろいですー!
☆脳の状態をPCでイメージ
覚醒時→オンライン状態
ノンレム睡眠→スリープ状態
レム睡眠時→オフライン状態
この例えはめちゃくちゃわかりやすい!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
こちらの動画では、ノンレム睡眠時も単純な夢という話なので、夢遊病の時に夢を見るかどうかは微妙なところですね。
そもそも睡眠って何なのっていう話。
脳の整理という話はよく聞くけど、実はクラゲみたいな脳がない生物も睡眠をとってるみたいなんです。
そして、クラゲも寝ないと、活動量が低下しちゃうそうで。
そして、「睡眠=外界からの反応が極端に鈍い状態」と考えると、植物は常に寝ている生物で、動物は進化の途上で覚醒状態を習得したのでは、というびっくりな話。
昔はみんなオフラインだったけど、オンラインにつなげるようになった感じですねー
幽霊
ついでだから中国の幽霊についても調べてみたよー!
5分半くらいから。
春秋左氏伝という本に春秋五覇の頃の幽霊の話があったそうな。
あと、子産という人が伯有の幽霊を、家を再興することで説得したら出てこなくなったという話も。
まぁ大体これくらいのころから、中国に幽霊の話があるそうな。
第4話 恫喝
感想
せっかくだから、ゆるめの感想も入れていきますー
女官にビシッといってやる猫猫がかっこよかったですねー!
回復後の梨花妃(リファヒ)も、作中で語られてたように妃にふさわしい美しさ&人格を感じられて好きになりましたヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
女官が慕うのもうなずけますねー
ちなみに、公式サイトのキャラ紹介によるとリファ妃は四夫人のうちの賢妃にあたるそうですね。
玉葉妃は貴妃。
楊貴妃と一緒の地位だー!
やっぱメインキャラは一番馴染み深い貴妃にしてるんですねー
物語がすすんだら、他の四夫人も出てくるのかな、楽しみ!
鉛のおしろい
おしろい白すぎ問題だけど、今の照明で見るからそうなるんであって、当時の光だと綺麗に見えますねー
興味深かったのは、明治時代におしろいが毒と判明したあとも、使ってる人が多かったことですね。
毒ってわかっても、美のために使い続けてしまう人間心理。
アニメを見てて「薬屋が毒と知ってるくらいなのに、なんで後宮では普通に使われてるんだろう、話に無理あるんじゃないか」と思ったのですよ。
でも、後宮は保守的だし「今までずっと使ってたし、大丈夫でしょ」くらいの危機感だったのはあり得る話だなーと。
あと、おしろいを販売する商人の情報操作とかありそうですよね。
実際、アメリカで有鉛ガソリンが開発されて、ビジネスのために危険性を隠して使い続けた結果、めっちゃひどい公害になったという話があります。
なので、「おしろいやめた妃の子が回復して、やめなかった妃の子は亡くなったことから、おしろい禁止になった」というのは、意外とリアリティあるのかもなーと思いました。
そう考えると、リファ妃の子が亡くなったのも無駄じゃなかったのかもです。
今回の物語を解説している動画ですー
まぁ結局は水を飲むことでデトックス、という話に落ち着いたわけですが…
鉛が毒になる原理と解毒方法
鉛が毒になる原理と、デトックス方法を解説してますー
毒物好きとしては、毒になる原理ちゃんと解説してて面白い!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
☆ADHDと鉛の相関性
なんかADHDが鉛と相関性があるそうです。
私、たぶんADHDだと思うんだけど、子供の時に鉛の影響受けてたのかもですね…
小学1年まで大阪育ちで、当時は今より空気が悪かったのか、めっちゃ咳が多かったのですが、奈良に引っ越して急に止まった経験があります。
空気中に鉛が含まれてたとか?
…いやでも、日本はアメリカと違って鉛汚染の度合いは少なめらしいし、別に関係ないかもしんないw
☆毒になる原理1 骨にたまる
骨にたまってしまうせいでずっと害を及ぼします。
骨のカルシウムと置換される
活性型ビタミンDが鉛によって阻害されて減少
骨のタンパク質のオステオカルシンが減少
☆毒になる原理2 酸化ストレスを上昇
…要するに活性酸素が増えるということですね、そりゃまずいです(。>_<。)
造血、腎臓、生殖、中枢神経などに悪影響
☆毒になる原理3 GABAが減って興奮状態に
GABAが減るとリラックスできなくなるそうです。
鉛の影響でヘモグロビン中のヘムの合成を阻害
ヘムの材料のALAが消費されないので余ってしまう
ALAが増えるとGABAが減る(構造が似てるから競合するらしい)
GABAは抑制性なので減ると興奮度が上がる
☆毒になる原理4
NMDA型グルタミン受容体に鉛が入る
興奮性が上がって学習力が下がる
以上から、怒りっぽくなったり、忘れっぽくなったりするんでしょうねー
怖すぎですねー(。>_<。)
☆鉛の解毒方法
周期表で同族の炭素やケイ素が鉛と拮抗→活性炭、水溶性ケイ素
亜鉛、セレン、ビタミンなど
水溶性ケイ素が体に良いと聞いたことがありますが、鉛の解毒効果があるんですねー
現代人は多少は鉛の影響は受けてると思うので、それが解毒できるなら良いですね。
鉛だけじゃないけど、こっちの方がわかりやすかったかもです。
蒸気風呂
蒸気風呂って普通のサウナなのかミストサウナなのか、どっちなのかなー?
とりあえず、サウナの健康効果を2021年時で最新の論文から紹介。
良質な睡眠が取れる
頭痛の改善(肩こり、首こり要因)
週1サウナより週4サウナの人の方が性疾患発生率が77%低下
風邪を引きにくくなる
動画の引用元はこちらのブログです。
美容やダイエット効果を証明する論文はないみたい。
まぁ健康に良いのは確かみたいですねー!
第5話 暗躍
感想
やっぱり四夫人出てきたーヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
たぶん、物語的に徳妃と淑妃も絡んでくるんでしょうねぇ。
猫猫のそばかすが化粧だったのはびっくり。
毎日メイクで作るのめんどくさすぎるだろ、とか思ったんだけど、調べてみると、そうでもないぽいですね。
そもそも、目のとこ赤く塗ってたり、口紅塗ってるので「化粧してません」というのは、だいぶおかしい気がしたけど、まぁ話の都合かなぁ…
壬氏もなんか過去に色々ありそうですねー
とりあえず、壬氏は良い宦官っぽいし、筋肉質なので、宦官のその辺の話から。
よい宦官・強い宦官
宦官というとろくでもない印象だけど、よい宦官もいるんですよねー
蔡倫は紙の発明で世界史でも出てくる超重要人物だけど、最後は権力闘争の結果自死なのは悲しいですね。
権力と結びつくと、次の権力になった時の粛清あるから怖い…
孫亭は政敵も助ける任侠宦官という興味深い人だけど、皇帝の順帝が孫亭の死後に特別扱いして宦官が強くなって後漢のぐちゃぐちゃにつながるのは悲しい…
清朝の寇連材は悲しいなぁ…
宦官は政治に口出ししちゃだめだという決まりがあったけど、それでも国を憂うあまり、西太后に直訴して、撤回もせず。
気骨がありすぎて亡くなるのは悲しい。
なんとなく吉田松陰を思い出しましたが、清朝にもそういう人たちいたんだなー
壬氏も高順もめっちゃ筋肉質で強そうなので、強い宦官を調べてみました。
宦官は去勢してるから男性ホルモン少なくて弱そうなイメージなのですが、なぜか強い人も多いんですよねぇ…
なんでなんだろう…
動画を見る限り、もともと強かった人で宦官になっても強いというパターンもあるみたいですねー
あと、軍事の才能すごくて将軍として活躍した人とか、筋骨隆々の人とか。男性ホルモン少なくなって弱くなりそうなのに、ほんとどうなってるんでしょうね…
松茸
松茸は、カサが開く前に収穫する必要があるんで、収穫はかなり大変らしい…
まぁ猫猫は薬屋で色んな薬草とってそうだから、探すスキルも高そうですねー
なお、江戸時代はしいたけの方が高級だったそうで、今よりだいぶ生えてたみたいですねー
今の時代に松茸がやたらと高いのは、人口栽培が出来ないのと、松茸が生える環境が失われてるからだそうです。
樹齢20年くらいのアカマツと乾燥した土壌が必要とかいう、かなりめんどくさい条件な上に、それでも生えるかどうかよくわからないそうで。
日本以外ではあの匂いは不評という話は知ってたのですが、東アジアでは食べられてるそうで。
なので、中華ファンタジーで松茸食べてても、そんなにおかしくないのかもです。
あと、松茸に似た松きのこというのがあるそうで、食べに行きたいけど、広島の尾道からバスで1時間…
さすがに行きづらい(。>_<。)
通販で買ってみようかなぁ…
炎色反応
炎色反応きれい!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
なんか覚え方があるそうです。
リアカーなきK村、「動力」借ろうとするも貸してくれない馬力でやろう。
リヤカー(Li赤) 無き(Na黄) K村(K紫) 動力(Cu緑) 借ろうと(Ca橙) するも貸してくれない(Sr紅) 馬力でやろう(Ba緑)
これ覚えておけば、花火見た時に原料が何かわかって面白いかも?
作中で猫猫が見せた炎色反応はおそらくは
1. カリウム(赤紫)
2. 銅(青緑)
ですねー!
2つめはバリウム(黄緑)の可能性もあるけど、動画見ると色的には銅と思います。
炎色反応の原理、結局何が起きてるのかという話です。
めちゃくちゃわかりやすかったです、おすすめ!
なんで炎の色が変わるのかなーと思ってたのですが、炎の色がかわるというより、火に当たることで、金属が特定波長の光を発してるということなんですね。
金属が熱を得ることでエネルギーが高くなるんだけど、不安定な状態なので、すぐにそのエネルギーを放出して元に戻っちゃう。
その時の計算式が E=hν (エネルギー=プランク定数×波長)
つまり、エネルギーによって、波長が決まる。
その波長によって見える色が違う。
それで金属によって色が違うんですねー!
生姜とみかんの皮
生姜は漢方薬の7割に使われてるそうです、すごい!
抗癌作用、抗酸化、抗炎症、冷え性対策…
体にいいのはわかってるんですよねー
しょうがパウダーをうまく使いたいけど、そのへんについては、また後日調べてみますー
…というか、今回調べること多くてたいへんなのです!(。>_<。)
皮を洗って干して乾燥させることで「陳皮」にして、お茶にしたり、ヨーグルトに入れるといいそうな。
高血圧の予防
美容効果
骨粗しょう症予防
メタボ予防
花粉症対策
そばかす
すごい!面白い!
ほんとにメイクで作れちゃうんだー、びっくり!
ダイソーの速乾スポンジ
ラメの入ってない茶色系アイシャドウ
オレンジ色のチーク
スポンジ以外はうちにあるし、試してみようかなー
アニメ見てて「毎日そばかすメイクするのめんどくさそう」と思ったけど、これくらいならすぐ出来そうですねー
ちなみに、りゅうちぇるさんの動画ってはじめて見ましたが、なんかすでに亡くなってるというのは不思議な感じですね…
動画だとめっちゃ元気そうで自死しそうに見えないし…
でも、それって表面的な部分でしかないわけで、人間って難しいね…
なお、そもそもそばかすが何なのかちゃんとわかってなかったので調べてみました。
ぜんぜん知らなかった…
己の無知さを嘆く(。>_<。)
第6話 園遊会
感想
毒でうっとりする猫猫がかわいい&変態すぎるww
なんなんこの人www
話としては、リージュ妃の毒見役がリージュ妃と玉葉妃のを交換したってことなんですかね。
毒を盛っても、毒見役が食べてしまってバレるから意味がないけど、アレルギーであれば関係ない。
でも、反応見た感じでは殺すつもりはなかった感じで、桜蘭妃あたりの嫌がらせ?
しかし、なんか話の後半のインパクトが強すぎですで、前半の記憶が吹っ飛んでしまいました笑
リファ妃の侍女を脅すシーンとか面白かったですー!
毒見役
実際の中国の毒見役の解説してますー
毒見役は宦官が多い
毒を盛るのは難しいので、味見がメイン
毒が入ったら料理人の一族まで処刑
毒は量の問題なので、1つの料理を3口以上食べない
毒は耐性がつくので毒見役はかわる
ちなみに清朝は光緒帝はヒ素で毒殺されたという話があるらしいです。
この辺については、また調べてみますー
フグ毒(テトロドトキシン)
フグ毒のテトロドトキシンは生物濃縮で主にフグの肝臓・卵巣に溜まる。
フグはテトロドトキシンに耐性があるので自分の毒では死なない。
ただし量が多すぎると死ぬっぽい。
なお、フグの稚魚は卵巣にたまったフグ毒を受け継いでいて、表皮にテトロドトキシンをもっているため、魚に食べられないそうです。
☆テトロドトキシンのLD50
静脈投与 8.7μg/kg
腹腔内投与 10μg/kg
(1000μg=1mg)
少量でも死ぬ量なので、猛毒。
こんなもん接種したがる猫猫は頭おかしいw
☆テトロドトキシンの作用機序
神経伝達の時にNaチャネルが開く
テトロドトキシはNaチャネルに蓋をして作用を阻害
神経が伝達しなくなる
筋肉が動かせなくなって呼吸ができなくなって死に至る
人工呼吸器を使えば生き延びられる
なお、心臓の筋肉のNaチャネルはテトロドトキシンに対して耐性がある
名前の由来は「四枚の歯を持つ者」を意味するフグ科の学名“Tetraodontidae”+「毒」を表す“Toxin”。
除去する方法はなく、職人が手作業で取り除くしか無いそうな。なお、テトロドトキシンだらけの卵巣は、ぬか漬けで無毒化されてるけど、なぜかは不明らしい…
無毒化のぬか漬けが完成するまでに何人死んだんだろうなぁ…
なお、鎮痛剤として使われることもあるそうな。
食品アレルギー、サバによる中毒
納豆のネバネバ成分 PGAがアレルゲン
クラゲはPGAが含まれる毒針をもっていて、それにさされることでアレルギー反応が起きやすい体質になる
それにより過剰な免疫反応・交差反応が起きる
交差反応→似たものを区別しきれずに反応してしまう
公式のミニアニメ「猫猫のひとりごと」では、アレルギー以外にも鮮度の落ちた魚で蕁麻疹が出ることがあるという話をしてますが、おそらくはヒスタミン中毒ですねー
ヒスタミン中毒→古いサバはヒスタミンが多くてアレルギー反応が起きやすい
常温だと24時間でだいぶヒスタミンが増えるけど、冷蔵庫に入れておけば、2週間位はヒスタミンは増えないので大丈夫。
なお、ヒスタミンが増えたサバは舌がぴりぴりするらしいです。
劇中ではリーシュ妃は明確にサバアレルギーとして描かれていたので、古いサバでヒスタミン中毒というわけではなさそうですねー
☆ヒスタミンのLD50
経口 220mg/kg
「区分3:LD50値 300以下 :飲み込むと有毒」に該当するので、ヒスタミンそのものは結構な毒ですね…
まぁでも、そうそう死ぬほどの毒ではないのかなぁ…
古い魚にどれくらい含まれるかがわからないので難しいですが…
作中では、
②魚のタンパク質に対する魚アレルギー
③魚に寄生しているアニサキスのタンパク質に対するアニサキスアレルギー
このどちらかだったわけですねー!
似たような症状を起こすヒスタミン中毒は、常温で放置すると起こりやすいらしいです。
なるほど、常温で置いとくと酵素がいらんことして、ヒスタミンにしてしまって、ヤヴァくなるということですねー!
…というか、どっちにしろ、鯖のなますってヤヴァいのでは…
なます=刺し身なわけで、鯖の刺身は時間たつと、それこそヒスタミン増えまくってあたりやすいわけで…
当時、鯖の刺身を安全に食べる技術あったのかなぁ…
ただ、作中はカイロが必要なくらい寒かったということは、大丈夫なのかもしんない。
これ、夏だったらアウトですよね。
そう考えると、ほんとによく話が練られてますねー!
ちょっとずれてきてますが、花粉症などのアレルギーはヒスタミンが影響してるので。
ヒスタミンの役割と多い時の問題点
覚醒作用→多いと眠れない
胃酸を出して侵入した細菌を溶かす→出すぎると胃が痛くなる
吐いて悪いものを出す→吐き気で困る
くしゃみや鼻水で異物を外に出す→花粉症つらい
かゆくなることで異物が入ったことを知らせる→かゆくてつらい
ヒスタミンが働きすぎると困るので、抗ヒスタミン成分がある。
風邪薬が眠くなるのは、抗ヒスタミン剤で覚醒作用を抑えて眠くなるから。
第7話 里帰り
感想
今回は割と繋ぎ的な回でしたねー
新しい毒物も出てきませんでしたしw
後宮から出るために、うまく李白と交渉したとこが面白かったですー!
銀の食器
作中で銀の食器を使っていましたが、銀の食器は毒に反応して変色するそうです。
ヒ素は硫砒鉄鉱という鉱物から取り出されるのですが、ヒ素だけは取り出せず、硫黄が残ってしまい、硫化水素と銀が反応して、硫化銀になることで色が変わるんだそうな。
実際に使ってみた動画。
硫砒鉄鉱から作ったトファナ水に純銀のスプーンを使えば、かなり色が変わることがわかります。
ただ、トファナ水が黒いので、これだとバレますねぇ…
動画でドクターストーンの話題が出てますが、こっちは未見なんですよねー
薬屋のあとは、後宮つながりで後宮の烏を見ようかと思ってたんですが、ドクターストーン見るのもありかもですねー
でも長くて大変だー
花街
☆妓楼の分類
青楼:高級サロン的な感じ、夜のお世話よりも文化的な面が強い
遊郭:夜のお世話のお店、お金さえあれば誰でもOK
窯:最低ランクの売春宿、使う人も貧しい人が多い
男娼→明時代に全盛期、遊郭より栄えてた説も
玄宗や徽宗も妓楼に通うのが好きだったそうで。
こいつらほんとにろくでもないなぁwww
皇帝も変装したりして通ってるのは知りませんでした。
後宮の役割って一体w
まぁでも、後宮だとなんか色々めんどくさそうではありますね。
第8話 麦稈
感想
なんか急に殺人未遂ミステリーになったなぁと思ってたら、最後の猫猫と壬氏のやりとりに全部もっていかれてしまったよ!
壬氏、猫猫好き&猫猫鈍感すぎだろwww
めっちゃ笑いましたw
花街編はもうちょい長いかと思ったけど、思ったよりあっさりでしたねー
今回は新たな毒物が出てきて、毒物好きとしては満足ですー!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
炭による解毒
チャコール(活性炭、竹炭)→多孔性炭素素材
穴がいっぱいあって、いろいろ吸着する
1gで200㎡=300㎡の表面積
チャコールは、医療現場で中毒症状の解毒に使われてるそうです。
タバコの誤飲にも使われるそうな。
竹炭がニコチンに吸着して排出されるそうです。
鉛の排出効果もあるみたいですねー
ちなみに私は、引っ越しした時、家にいると体調が悪くなったのですが、シックハウス症候群という症状だったらしく。
壁紙の糊とかから化学物質が出て体調悪くなってたみたいなんですよ。
で、竹炭をたくさん買って、家においておくと、体調悪くならなくなりました。
竹炭は、熱湯で煮沸すれば、また使えたので、最初の頃は数ヶ月に1度煮沸してましたー
煙草の葉(ニコチン)
煙草の葉にはニコチンが数%含まれていて、食べるのは危険。
上葉は6%程度、下葉は1%程度だそうです。
ニコチンは葉を食べられないようにするためのものらしい。
☆ニコチンのLD50
ラット(経口) 50mg/kg
ウサギ(経皮) 50mg/kg
「区分2:LD50値 50以下 :飲み込むと生命に危険」に該当するので、かなり強力な毒で場合によったら死ぬ、というかんじですねー
ただ、検索してみると、かなり動物により幅がある様子。
マウス(経口)LD50 3.34 mg/kg
イ ヌ(経口)LD50 9.2 mg/kg
ラット(経口)LD50 50 mg/kg
人の場合、致死量で
乳幼児:10~20mg (タバコ約1/2~1本分).
成人:40~60mg (タバコ約2~3本分)
と出てきました。
☆煙草の葉を直接摂取
症状の発現に時間がかかる
吐いてしまうことが多い
☆煙草の浸出液
ニコチンは水溶性なのでほとんど溶けてしまう
吸収が早くて症状の発現が早い
作中では水に溶かしたものだったので、そりゃヤヴァイですね…
☆ニコチンの作用機序
専門家じゃないので、ざっくりと。
神経伝達物質にアセチルコリンがある
アセチルコリンは、アセチルコリン受容体とくっつくことで神経を伝達する
アセチルコリン受容体には、ニコチン性アセチルコリン受容体とムスカリン性アセチルコリン受容体がある
ニコチンはニコチン性アセチルコリン受容体を強制的に作動させてしまう
ニコチン性アセチルコリン受容体は運動神経、自律神経、中枢神経をつかさどっているので、そこがおかしくなる
最終的には受容体に新たな刺激が来ても反応しなくなる
それにより筋肉や自律神経が麻痺してしまう
要するに、神経伝達物質と同じ効果があるので、強制的にスイッチオンにして、オンにし続けた結果バグって壊れてしまう、ということですねー
テトロドトキシン→中身の銅線を切られて、スイッチを入れても動かなくなる
ニコチン→スイッチ押しっぱなしにされて壊れる
タバコを浸した水を飲むと、こんなことが起きるわけですね、怖い怖い(。>_<。)
第9話 自殺か他殺か
感想
相変わらず猫猫と壬氏のやりとりが面白かったですー
お酒になると壬氏に弱い猫猫かわいいw
当時は子供でもお酒飲んでたんでしょうねー
猫猫って何歳なんだろう…
今回の話は謎ばかりで「???」という感じで、今後どう明かされるのか気になりますねー
酒
中国 酒の古代史
期間限定公開なので時期によっては見れなくなってるかも。
6000年前の新石器時代の遺跡から大量の酒器が発見
出土物の25%以上にものぼる
残飯の発酵から穀物による酒造りがはじまった説
殷の遺跡から酒造りの場所が見つかって麹も見つかった
麹が発明される前は女性による口噛み酒説
奈良国立博物館にあった古代中国の青銅器の展示では、やたらと酒器が多くて、どんだけお酒飲んでたんだ、と思った記憶がありますー
☆エタノールのLD50
ラット(経口) 7000~11000mg/kg
さすがに普通に飲まれてるだけあって、だいぶ大きいです。
「区分5:LD50値 5000以下 :飲み込むと有害のおそれ」ということなので、それよりだいぶ大きいから、基本的には大丈夫。
よっぽど飲まないと中毒死しない感じですねー
ウォッカであれば約40度が一般的なので、24~40mL/kgで死ねます。
50kgであれば、1.5Lくらい飲めば死ねそうですねー
うん、無理!
作用機序はよくわかってないそうですー
纏足
足の親指以外を折り曲げて布でぐるぐる巻くことで小さくして、足が小さければ小さいほど美人だという、今考えると怖い風習。
美醜って時代で変わるものですね…
五代十国時代の南唐が起源、もしくは北宋時代という説が有力ー
最初は身分の高い家の女性がしていたけど、南宋時代になると妓女たちが真似をするようになった
明時代にはめちゃくちゃ広がった結果、纏足を禁じるのが罰になってしまうくらい名誉だった
清時代では、禁止したのに、纏足文化が強すぎて禁令を撤回
男は辮髪にすることになって女真族に降ったけど、女は纏足を維持し続けることで女真族に降らなかった
顔と違って努力すればなんとか出来るので、余計にエスカレートした
どんな感じかは「纏足」で画像検索すれば出てくるけど、痛々しいよ!(。>_<。)
まぁ、今でもヒールで足の形変形しちゃう人もいるし、それでも高いヒールで歩いてるのを見ると綺麗だなー、いいなーと思うし、職種によってはぺたんこ靴だめということもあるくらいなので、程度の差はあれ、今も昔も同じようなもんなのかもしれませんね…
ひええええ、何という高度なプレイw
何に性欲感じるかって、めちゃくちゃバイアスかかってるらしいですねー
コルセットで腰を無理やり細くするのとかも、同じようなものなのかもしれないですねぇ…
毒による処刑
作中では猫猫が、処刑するなら毒で、と言ってましたが、実際はどうも公の場での処刑に毒は用いなかったみたいです。
なので、壬氏にお願いしても、公の場では毒殺してもらえないだろうなぁ…
まぁでも、暗殺すればいいので、出来なくはないか…
毒での暗殺は、鴆毒という毒がよく使われていて、皇帝も殺された
鴆毒がなんなのかいまいちわかりませんが、ヒ素硫化物や硫砒鉄鉱などを集めて作ったと考えられてる
即効性があって、医師がかけつけるまでに死ぬので都合がよかった
毒見役はどうしてたんだろう…
あとは、川に放り込む処刑もあったそうで、作中での女性の水死体の話を思い出しましたー
動画的には、最後の朱元璋のエピソードが鬼畜すぎて面白いですw
なお、この中国王朝処刑シリーズ、動画4本あって、過去に一度全部見てるのですが、一気に見てまとめるのしんどいので、また今度w
第10話 蜂蜜
感想
リーシュ妃かわいい!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
わかりやすいかわいさなんで、なんか現時点で好きなキャラ、猫猫、壬氏につぐ3位になったかも笑
フィギュアあったら欲しいけど、さすがに出ないだろうなぁ…
出るとしても猫猫だけで、ぎりぎりでねんどろいどで壬氏が出るくらいかなぁ…
「お偉方でなければ股間を蹴って…いや、ないものは蹴っても仕方がない」
↑これめっちゃ笑いましたww
そうだよね、宦官には効かないよねw
しかし、なんか犯人と目的がいまいち見えてこない…
普通にアードゥオ妃の立場を守るため、みたいな話にはならないだろうし…
アードゥオ妃は壬氏の親族なんでしょうねー
壬氏は外戚だから権力握ってるってことなのかなー
でも、構図的には宦官VS外戚になりやすいので、外戚の宦官ってあんま聞いたことないような?
あと、マオマオの年齢、前回「何歳だろう」といってたら、17歳とあかされて、ちゃんと疑問に答えてくれてよかったですー!
はちみつ(ボツリヌス毒素)
以前、この動画を見てたので、作中で「子供の時にハチミツで」という話で、「あー、なんかそーいうのあったな、たしか」とか思い出しました。
☆赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけない理由
ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている
通常ボツリヌス菌の芽胞は胃で殺菌される
乳児は消化器が未発達なのでボツリヌス菌の芽胞を殺菌できない
残ったボツリヌス菌が腸で毒素を生成して乳児ボツリヌス症になってしまう
作中でリーシュ妃が乳児の頃にハチミツ中毒になったのは、これですね。
成長して消化器官が発達したので、もう大丈夫なのかもしれませんが、乳児の時に大変な目にあったので、体質的に受け付けなくなってしまってる可能性もありますよねぇ…
どっちにせよ、無理に食べないのが吉。
☆ボツリヌストキシン(A)のLD50
マウス(静注) 0.0000011~0.001 mg/kg
ひええええ、なんだこれ毒強すぎだぁ(。>_<。)
テトロドトキシンでも0.0008なのに、0.0000011って意味ワカラン!
でも、0.0000011~0.001って、1000倍近い差がw
☆ボツリヌス菌の作用機序
ボツリヌス菌は殺人鬼と運転手の2つから構成されてる
神経筋結合部(筋肉と運動神経細胞の連結部分)に入り込んでしまう
殺人鬼のほうが切り離される
神経伝達物質アセチルコリンが受容体と結合するために必要な3つのSNAREタンパク質を殺人鬼が殺っちゃう
神経伝達が出来なくなってしまう
筋肉が動かなくなって身動きが取れなくなる
呼吸もできなくなっちゃう
筋肉が動かなくなって酸素をとりこめないのがまずいので、酸素をとりこめれば生存できるみたいですねー
さすがに絵がないとちゃんとまとめられないし、ところどころ間違ってる可能性があるので、詳しくは動画をどーぞ。
しかし、作用機序をまとめようとすると大変だぁ(。>_<。)
☆ボツリヌス菌対策
120℃、4分の加熱で殺菌できる
また、ボツリヌス菌は使い方によっては有用で、医薬品や美容目的に使われてるそうですー
上記動画で解説されてたエンドサイトーシスとエキソサイトーシス。
実は一度見たはずなのですが、完全に忘れてました(。>_<。)
エンドサイトーシス→大きい細胞を細胞膜で取り囲んで取り込む
エクソサイトーシス→大きい細胞を膜で包んで放出する
エンドサイトーシスは、マクロファージが抗原を食べるようにとりこむのが代表的。
はたらく細胞でマクロファージが出てきてたので、ちょっとイメージ湧きますねー
エクソサイトーシスはホルモンの分泌で使われるです。
ボツリヌス菌の作用機序の解説のとこだと
・エクソサイトーシス→アセチルコリンの放出
・エンドサイトーシス→ボツリヌス菌を取り込む
となりますねー
こちらの動画もなかなか詳しいですー
ボツリヌス菌は酸素が苦手な嫌気性菌なので真空状態の缶詰とかで増えてしまう
ボツリヌス菌は大腸菌がやっつけてくれるけど、乳児の腸内には大腸菌がいない
トリカブト
毒の専門家が語ってる、ゆるめで気軽に見れる動画なので、作用機序がどうとか、ナトリウムチャネルがどうとか、そーいう難しいの無理、という人もぜひーヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
トリカブトとニリンソウ、葉っぱはほぼ同じなので、花が咲かないとわからない
毒=量なので、かじってみて辛くて痛みがあれば吐き出す感じでOK
考古学的にはトリカブトを使ってたらこんな気候みたいなのがわかる
1年の半分が雪くらいの寒いところはトリカブト文化圏
トリカブトは特徴的な痙攣が起きて死ぬのでわかりやすい
いやー、これくらいゆるいとまとめるの楽ちんですねー
実際にトリカブトとニリンソウを食べ比べしてますー
こうやって実物が見れるのは嬉しいですねー
とりあえず辛くてまずいらしいw
ニリンソウ入れるとお肉がめちゃくちゃ美味しくなるらしいので、食べてみたいけど、野草を採集しないといけないのはハードル高い…
トリカブトと間違えると死にますしねぇ…
主にトリカブトに含まれるアコニチンについての解説になりますー
☆アコニチンのLD50
マウス(静脈注射) 0.166mg/kg
マウス(腹腔内注射)0.328mg/kg
ラット(経口) 5.97mg/kg
かなりの猛毒…なんだけど、上の方で紹介したボツリヌス菌が強すぎる…
あと、シャクナゲのグラヤノトキシンの方が強いのが意外ですね。
経口からだと、区分2に該当しますが、区分1にだいぶ近いので、大変に危険なのは間違いないです。
逆に言うと「区分1」というのは、最低でもトリカブト以上にヤヴァい、ということですねー
☆アコニチンの作用機序
神経伝達は興奮→伝導→伝達の順番で行われる
伝導は物理的に繋がってるとこ、伝達は物理的に繋がってないとこ
興奮はナトリウムイオンが細胞内に入ることではじまる
必要量のナトリウムイオンが入るとナトリウムチャネルが閉じて興奮がやむ
アコニチンは閉じるのを抑制する
神経細胞は一度元に戻らないと刺激を受け付けなくなる
神経細胞の興奮がおきなくなる
神経の機能が阻害される
例えると、興奮フラグがたつイベントが重要。
一度フラグがたってしまうと、イベントが起きないから、フラグをリセットして元に戻す必要がある。
そのイベントフラグをリセットする機能を壊してしまうのがアコニチン。
テトロドトキシンは、ナトリウムチャネルに蓋することで、フラグが立たないようにする感じ。
同じ「フラグが立たない」でも、アプローチが逆なんですねー
トリカブトはナトリウムチャネル開けっ放し、テトロドトキシンは閉じっぱなし。
ナトリウムチャネルさんも、もうちょい柔軟に対応できないもんですかね…
☆フグ毒とトリカブトの併用
そんな真逆の毒同士をかけあわせると…
同時投与の場合、テトロドトキシンが先に体内で消化されてアコニチンだけが残る
アコニチンの作用だけが残る
ナトリウムチャネル開きっぱなしになる
…ということは、ちょうどいいタイミングでテトロドトキシンを使いつづければ、トリカブトの毒を相殺できることになるのかなぁ…
まぁ、そのタイミングがわかりそうもないんだけども(。>_<。)
うまくやれば、まさしく「毒を以て毒を制す」になるわけですねー!
ちなみにゴールデンカムイでフグ毒をトリカブトで中和するシーンがありましたが、現実にはアコニチンの方が残り続けるのと、トリカブトはアコニチン以外も毒素があるみたいなので、難しそうですねー
ナトリウムチャネルって何なのって話。
ナトリウムが通れる、細胞外と細胞内をつなぐ通路(穴)、という感じですかねぇ。
ナトリウム以外にも、カリウムとか色んなイオンチャネルがあって、専用通路になってる感じ。
ちょっとずれるけど、チャネル以外にもキャリア(輸送体)というのがあって、それはグルコースなどの大きいものを通すポンプみたいな感じ。
左がチャネル、右がキャリアですねー
肉刑
まさか2回連続で刑罰動画まとめることになるとは(。>_<。)
猫猫の父の羅門は、片足の骨を抜かれたという話で、肉刑になりますねー
孫子の兵法の「孫武じゃない方」で有名な、孫臏は、マンガの史記では足切り落とされたけど、「臏 〜孫子異伝〜」というマンガでは、足の骨抜かれてたんですよね。
☆五刑
入れ墨・鼻削ぎ・足切り・去勢・死刑
動画では色々すさまじい話があってヒイイイとなりますが、とりあえずは足切りの概要だけまとめ。
…どっちにしろ足切りとか考えるだけでも恐ろしいです(。>_<。)
足を切ったり、膝蓋骨を切除したり、大腿骨を叩き割る刑があった
足切りは春秋戦国時代に多かった
南北朝時代に復活するけどアキレス腱の切断
明の朱元璋の時に一時的に復活するもブームにはならず
というわけで、足切りは古代だけみたいですねー
薬屋のひとりごとがモデルとしてる唐時代は、たぶん現実にはあの時代に骨を抜き取られる刑はなかったんじゃないかなぁ…
それを言ったら、纏足もなさそうですけどねー
とはいえ、物語的に、纏足や肉刑が出てくると、中国らしさを感じるんで、出てきたほうが楽しめるんで、なんか色んな時代ミックスしてる設定にしてるのは正解なんだろうなーと思ったのでした。
第11話 二つを一つに
感想
なかなかややこしい話でしたね(。>_<。)
ハチミツが伏線になってたのは全然気付きませんでした。
たしかに、物語的にどう考えてもキーアイテムでしたねー
10話のタイトルが「蜂蜜」だし。
ハチミツが乳児に毒ということまではちゃんと調べてたのに、物語への考察が足りなかったなぁ…
しかし、あれでリーシュ妃の毒殺に成功してたら、リーシュ妃、とばっちりもいいとこですよね。
そもそも、アードゥオ妃と遠ざけられたのもとばっちりだし…
不幸可愛いキャラなのかなw
子供の入れ替えは「いなくなった」という言葉でそこまで飛躍するかなぁ、とか思ったけど、話の構成上、入れ替えたということなのかなぁ…
でも、子供が死んでアードゥオ妃はめっちゃ泣いてたわけだし、さっぱりワカラン!
アードゥオ妃は、よさげなキャラだけど、退場なのか、妃を降りてからも出番があるのか…
壬氏の親族ということは、出番ありそうな?
レンゲツツジ(グラヤノトキシン)
ツツジの蜜に毒が含まれてることがあるというのは、割と有名な気がしますが、レンゲツツジが危険みたいですねー
なお、私はツツジの蜜を吸ったことがなくて、一度くらい吸ってみるんだった…
たしか、小学生の頃、試してみようと思ったんだけど、どうやって吸えばいいのかわからなかった思い出(。>_<。)
なお、レンゲツツジは蓮華躑躅と書くらしくて、初見じゃ絶対読めないよ!
躑躅も薔薇とおなじくらい書けないですねw
今回、よい動画がなかったので、Webサイトで。
とのことで、グラヤノトキシンが毒みたいです。
特にレンゲツツジは、植物全体に毒があるらしいですねー
☆グラヤノトキシンのLD50
1,000 mg/kg
区分4に該当するので、まぁ死にはしないけど有害、というかんjぢえすねー
動画でわかりやすく説明してくれないと理解しきれないのですが、だいたいトリカブトのアコニチンと同じ感じですかね?
Naチャネルを強制的に開いてしまう系の神経毒。
ということは、レンゲツツジもフグ毒と中和できるのかなぁ…
第12話 宦官と妓女
感想
解雇になるのは知ってたのですが、こーいう流れで解雇になるのはびっくりでした。
猫猫も壬氏も素直じゃないせいで不本意な流れになるあたり、似た者同士ですねー
落ち込む壬氏に笑いましたw
でも、結果的にはお互いに良い方向に動いたのでは。
冬虫夏草
虫にとりついて、栄養分を吸い取って、体も乗っ取って、最終的には殺してしまうとかいうヤヴァすぎるキノコ。
こんなんあったんですね、ぜんぜん知らなかったですー!
テレビ局が作ってて、わかりやすくてオススメ。
というか、もうサムネイルだけで絵面が禍々しい。
セミからキノコ生えてるとか怖い。
セミの幼虫は、結局外に出ること無く生命力を奪われてしまうんですね、恐ろしい…
とりあえず色々見てみたのでまとめ
チベット産で古代中国で漢方として用いられていた
不老長寿の薬として秦の始皇帝が飲んだり、若さと美貌のために楊貴妃が飲んだりしてた
実際にコルジセピンという成分が抗癌作用があるらしい
現在も金みたいな高値で取引されている
それぞれ対応する種類の虫にしか寄生できない
虫に寄生して筋肉を操ることで胞子をバラ撒けるようにする
というわけで、中国産はめちゃくちゃ貴重な品のようです。
恐ろしいのは、筋肉を操ることで乗っ取ってるらしいということ。
脳はそのまんまらしいんですよ。
我々でたとえるなら、脳はそのままで意識ははっきりしてるのに、体を勝手に動かされて、しかも最終的には全部の養分を吸い取られて殺されてしまう感じ。
これは怖すぎる(。>_<。)
いやー、これはめちゃくちゃ貴重で高価なものですね!
猫猫が目を輝かせて喜ぶわけです。
そして、そんなもん持ってこれる壬氏の力すごすぎる。
そりゃ皇帝に近い距離にいる宦官だもんね…
これくらいの頃の中国は世界最強国家だったわけだから、おそらくは壬氏は世界でも有数の金持ちのはず。
長くなったので、2クール目はこちらからー