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【歯並び日記②診断と方針のこと】

【3月上旬】
いよいよ、診断と矯正方針の相談。
「上顎突出です」レントゲンの画面を眺めながら先生。いわゆる出っ歯の状態のこと。
といっても私の場合は、下顎が平均よりもかなり引っ込んでいるせいで上顎が出ているように見えるようだ。
鼻先と唇と顎のラインはほぼ一直線とのこと。
正面のレントゲンでもかみ合わせ等の問題はなし。

こうした結果をもとに医師からは2つの提案。
上下ともに歯を並べるスペースがなく、妥当なのは前から4本目(小臼歯)上下合わせて4本抜歯してワイヤーで並べる方法。
もうひとつは、口元を大きく後ろに動かす必要がないので、骨に切れ目を入れて抜かずに並べる方法。
骨に切れ目・・・?「わざと骨折させて直していく感じですね」そうですか。下顎を上顎に合わせに行く感じらしい。
骨折(面倒なのでこう呼ぶ)だと矯正の進み具合も抜歯の方法よりも早いとか。骨折は片側プラス10万円。
抜歯と骨折を併用するパターンもあるようで。
とはいえ、骨折の手術ができるかどうかはCTを撮らないと判断できないとのことで、ひとまず撮影室に。

CTもレントゲンと同じ機械に座って撮影。これまた無音(正確にはピロリロ鳴っていたかな?忘れました)の世界はすぐに終了。
結果はすぐにカウンセリングルームのPCに転送されたよう。
下顎の骨が細すぎて骨折させたところでうまくくっつくかどうか微妙です。とのこと。それはまずい。骨折り損とはまさにそのこと。
抜歯で口元を下げつつ(上顎が下顎の位置に近づく感じ?)、並べていく方法をとることに。
効率的に歯を動かすために奥の歯茎にアンカーを取り付けること、だいたいの治療期間などの説明を受ける。
こちらも、痛みのことや人中(鼻の下のライン)が伸びませんかね?などの質問を。
人中が伸びて見えるのは、前歯の角度が内側に傾いてしまっている場合に多く、現在の角度を保ったまま後ろに下げるためむしろ短くなったように見えると思われるとの回答。
それはちょっと安心。思い切り笑えるようになるならばありがたい。
できればマスク生活の終焉に間に合いますように。
(でも本当に2年後にはもうすっかりマスク生活なんて過去のもの!みたいな日々が待っているといいな)
下の歯のガタガタも、右上の犬歯も、うまいこと整列してくれて、あわよくば左顎のポキポキもぜひ収まってほしい。
極力磨き残しを減らして、認知症予防にも励みたいというのも密かな想い。
医師との相談でなんとなくやるぞっていう気持ちになれたことがよかった。

診断結果(自分の正面・横顔写真なぜか少し微笑んでる/口腔内パニック時の写真が載っている資料)をもらい、今後の予約を打ち合わせ。
まずは奥歯が舌側に入らないようにする装置をつけるところからのよう。
5月中旬まで装置取り付けの予約が取れないらしく、仕方がないので最短日を押さえてもらう。
その間、2週間おきに【抜歯①(上下2本);3月末】【抜歯②;4月中旬】【歯間をあけて型どりするためのゴム装着;4月末】の予定を組み、【装置装着5月中旬】を迎える段取りとなった。結果いい感じのスケジューリング。装置装着日は歯のクリーニングも行う予定となった。

最後に、今回の抜歯には保険がきかないのでクリニックでは1本7000円かかるということ、装置装着時から費用の支払いが始まるため、支払い方法について検討しておいてほしいとのインフォメーションがある。
ドキドキはしていたけど、よし!私の心は確実に前を向いていた。

このあと、このとき決意したはずの心が再び揺れ動くことになろうとは。
人の心って、分からない。
自分のものでさえ、こんなですから。
まるでブランコのようにユラユラ揺れる心情を経験することになります。

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