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【歯並び日記⑩ブラケットとワイヤーがついた】

37歳から始めた歯列矯正の記録用日記です。ものぐさな毎日に埋もれてどんどん忘れていっちゃうので、感じた痛みや煩わしさを残しておこうと思って始めました。継続、できますように。今回は私的歯列矯正のホップステップ「ジャンプ!」部分なので長いです。

この前の日曜日。玄関先の寄せ植えに新しい仲間を植えた。夏らしくマリーゴールドの元気な黄色とオレンジ。アクセントに添えたバーベナとセンニチコウの淡い紫色が優しい。ただそれだけで心が上向くのはなぜ。

6月初旬。いよいよブラケット装着。本日は下の歯のみ。
私の舌をごりっごりに削っていたリングの針金を自らしまったことを報告。「あ、上手にしまえてます、大丈夫です」とのこと。良かった。
クリーニングののち、歯の表面(唇側)に苦味のある薬液を施し、先生登場。
ブラケットをピンセットでつけていく。7番(一番奥)から、前歯は混雑していて奥まった1番と2番にサイズの小さいものを使用。固まるまで静寂。
のちワイヤーを通す。ペンチを口の中に入れて頬のそばでパチンと切る瞬間が怖すぎる。パチパチとブラケットの蓋をしめて固定。固定する度に歯が引っ張られる感覚が生じる。ブラケットにゴムをかけて終了。

作業中は特に何の説明もなかったけれど、作業後に歯科衛生士さんから以下の説明がなされた。
まずは混雑している前歯のスペースをあけていきます。リングをかけている6番からゴムで3番を後ろに引っ張ります。ガタガタの4本中前に倒れている左の1番以外はワイヤーを通していません。
3番犬歯が動き出すと今夜から痛みが出るでしょう。そうすると肉や魚など硬いものは食べられなくなりますよ。痛みは調整日から続いても1週間程度です。
ワイヤーが伸びて奥の歯茎や頬に当たるようなら連絡を。口内炎もできやすいのでひどいときはお薬処方します。
歯ぎしりや噛み締めでブラケットが破損することがあるので要注意です。
ゴムはカレーなどの着色に気をつけるようにしてくださいね。などなど。わたる at 多岐!

説明が終わったら、手鏡と歯ブラシでお手入れの説明。
いくつかの歯ブラシを駆使して汚れを丁寧に取り除くべし。手鏡とケースをプレゼントされた。
口元の違和感はあるものの、滑舌はまだ大丈夫。この2週間で掴めたコツを手放さずにいけそう。
上の歯がブラケットに引っ掛かる時はヒヤッとする。筋金入りの歯ぎしりで壊しそうで怖い。

帰宅。1時間。痛みはまだない。
お昼は家族のリクエストはカレーだけど、私はうどんにしよう。
さて、今夜どんな痛みがやってくるだろうか。とちょっと楽しみなくらい余裕がある。

夕方ほんのり痛くなってくる。夕食はできるだけ柔らかいものをとお刺身と味噌汁とごはんとかぼちゃサラダののシンプル構成。大人は刺し盛パック。子どもたちの大好きなサーモンをブロックで買ってひたすら切る。
いざ実食。ホタテは大丈夫。ハマチは痛い。サーモンは大丈夫。マグロは痛い。うん絶妙。痛みは硬さに忠実に反応しておる。
一旦寝る。深夜、めちゃ痛い。
きてる。きてます。何もしてなくても痛い。口を動かすだけで痛い。

日曜日、案の定何も食べられなくなった。空腹と痛みとの間でゲッソリ。
月曜日、職場のランチにはゼリーを持参。少しでも噛む上下方向の圧によって激しい痛みが。これは紛れもなく「動く痛み」。前回悩まされた粘膜系の痛みはほとんど生じていない。
火曜日、仕事が休み。ゼリーとコーヒーとコンポタ。恐れていた口内炎も発生。
水曜日、少しずつ食べられるように。噛める喜び。この時点で、体重がマイナス1キロ。間食しないし、液状のものしか体内に取り込めないため早くも痩せてきた。
木曜日、噛める、噛めるぞー!完全復活!口内炎も1~2日でおさまり、別の場所にできてきた。口内炎の回転早そう。噛めるようになったとはいえ、ワイヤーに盛大に挟まるわずらわしさから、間食は激減。ワイヤーに詰まりすぎて頬を圧迫するのである程度食事が進むと箸を置きたくなる。

我が家のTANITAのデジタル体重計は、生年月日と身長を入力することで体脂肪率・骨量・体年齢・BMI・基礎代謝量などを算出してくれるのだけど、今回の減量分で、体年齢の最高記録を更新(過去イチコンディションの良い時で26歳だったが、木曜日にはじめての24歳表示。まじか!と驚く。あくまで体組成からの算出のため、下腹部ぽっこり体型はきっちり37歳)。
悲しいかな、噛める喜びを取り戻したので、すぐに体重は元に戻った。
下顎は引っ込んでいるので、笑顔でもブラケットは見えにくい。
上の歯にブラケットがついたら否が応でも目立つだろうな。
それは仕方ない。落ち込みそうになったらYUKIちゃんの歯列矯正時のジャケ写を見て勇気をもらおう。
私の「ジャンプ」はこうして無事に叶い、長い歯列矯正生活が本格的に滑り出した。

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