書店員のオススメの本は本当に面白いのか
さて突然ですが、たまにこのようなことを考えてしまいます。皆さんも考えることがあるのではないのでしょうか。
本を誰かにプレゼントしたいときに何の本をプレゼントすれば喜んでもらえるだろう?
と。
そこで皆さんはこれを解決するには本のプロに任せるしかないと。
そうです。書店員さんに聞けば面白い本を紹介してくれるだろう。そしてプレゼントされた側も喜んでくれるだろう。そんなこと思ったことないでしょうか。
告白します。実は私、本屋で働いております。そうです。初めて正体を明かしますが書店員です。今まで黙っておいて申し訳ございませんでした。
新刊や既刊いろんな本に普段から接するというのはそういうことでした。
ということで、書店員の本音を書きます。というか8年ほど書店業務をしている私が書きます。
書店員と言いますが、社員以外はほとんどが本を読まないパートさんやアルバイトさんが多いのです。
また、学生さんは特にマンガ本を読むことが多いのでマンガ本のオススメは紹介できるかもしれません。
でも正直に言うと、書店員はジャンルの担当こそありますが、すべての本の中身までは把握できていません。そんなエスパーじゃありません。
ちなみに言いますと私は本は好きなほうです。買った本、読んだ本はTwitterでツイートしたりしています。記録もしています。でもマンガは読みません。新書、文庫、単行本、雑誌、専門書などさまざまなものを普段から読んでいますが、それでも年間50冊から100冊以内でしょうか。
率直に言います。
もし私がお客様に「オススメの本を教えてください」と言われたら正直、今売れている本もしくは自分が今読んでいる本で面白かった本を紹介しています。(ただし、そのときに本当に売りたい本があればその本を紹介してしまうかもしれません)
しかし、書店員にもジャンルによっては得意、不得意があるかもしれません。私は児童書は担当したことがなく、あまり知識もないため、特に絵本のオススメについて聞かれたときには次のように答えています。
「いろいろな好みもありますので、お子様が好きなキャラクターや、お客様ご自身が気に入った本の方がきっと喜ばれますよ。」
そうすると、お客様も納得して本を選ばれます。
つまり、書店員のオススメする本は本当に面白いのか、という問いの答えは、
正直、書店員との好みが合うかどうか
ということです。
今回で私が書店員であることを話してしまったので、今後はこのnoteには書店関連のこと、本に関することについても書いていこうと思います。
皆さん書店や本は好きですか?
ぜひリアル書店に足を運んで、書店員に聞いてみてください。オススメの本はありますか?と。きっとその書店員さんの好みがわかってしまいますよ。または書店員さんを困らせてしまうかもしれませんね。
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