就労移行支援事業所に通った感想②

 (就労移行支援事業所に通った感想①のつづき)
 
 前回は就労移行支援事業所に通ってよかったとおもうことを書きましたので、今回は注意したほうが良いとおもった点について書きたいとおもいます。

①だらしがない利用者に影響されないこと
 まったく通所しないひとがいます。通所しても居眠りしていたり、なにもしようとしないひとがいます。通所できないのも通所しても積極的にカリキュラムに参加できないのは障がいの特性だったり、体調の問題だったりするから仕方がないという人もいましたが、体調が整っているにもかかわらずきちんとしない人もいました。そういう人に影響されないように、気をつけた方がいいと思いました。

②なんでもかんでもスタッフに依存しないこと
 スタッフがなんでも解決してくれると思ってしまうひとがいます。スタッフがするのはあくまでも手助けです。基本、すべてにおいて出来ることは自分でやりましょう。

③目的をきちんとさだめること
 すぐに就労をめざすのか、まずは規則正しい生活習慣を身につけるのか。半年後の就労をめざすのか、準備期間をおいて一年後の就労をめざすのか。そういったことをきちんと決めてからとりかかったほうがいいとおもいました。

④他の利用者と仲良くなるのはいいけど、深入りはしないこと
 思いっきり距離を詰めてくるひとがいました。依存してくる人もいます。LINEの交換をして大変な目にあったり、トラブルに発展したひともいると聞きました。わたしが通った事業所では利用者同士が事業所の外で付き合うことを禁じていました。

⑤就労する意思がないのなら通わないこと
 本人にとっても時間の無駄だとおもいますし、就労にむけて真面目にとりくんでいる人たちにとって迷惑だとおもいます。それから、就労移行支援事業所に通所する費用の一部は行政が負担しています。無駄な税金をつかわせて納税者の負担を増やすぐらいなら、通うのはやめたほうがいいとおもいます。障碍者の評判を落とすことにもつながります。

⑥就活もスタッフに頼り切らず、自分で主体的に行うこと
 スタッフがすべてお膳立てしてくれるわけではなくて、各自でハローワークを利用して職探しをします。スタッフにたよりきっていると、いつまでたっても就職できません。実際にそういう人がいました。

⑦スタッフのアドバイスは聞いた方がいいけれど、大事なことは自分できめること
 わたしの場合ですが、ひとりでも早く、多く就労させようとするあまり、見当違いの職種を押しつけてくるスタッフさんがいましたので、クレームをだして担当からはずしてもらいました。それでも他の利用者さんで、そのスタッフに押し切られるようにして、意にそぐわない職種の面接に行ったひともいました。
 ほかの年配の利用者さんがいうには、そういう類のスタッフはめずらしくは無いそうです。おかしいとおもったら、はっきりとNoと言ったほうがいいとおもいます。それが難しければ、管理者に相談するとか、なにかしら手立てはあるとおもいます。

⑧事業所のスタッフや雰囲気に違和感を感じたら、さっさとやめたほうがいい
 ⑦に書いたことと同じなのですが、スタッフと合わないとか、管理者も言うことがどうもおかしいとか、多くの利用者がこの事業所はすこしおかしいよと言っているようならば、すぐに辞めた方がいいとおもいます。そういうスタッフと一緒にいても、ろくなことにならないとおもいます。
 就労に弱い事業所もあるようです。就労について実践的なアドバイスがない事業所は、すこし警戒した方がいいかもしれないとおもいます。

 さいごに、就労できるのは結局は自分自身の就労したいという強い気持ちと、自分の力でなんとかしようという意志かなとおもいました。早めに就職できている人たちはみな、こうだったとおもいます。

 読んでくださる皆さんにとって、役に立つ記事かどうかはわかりません。わたしの主観で書いていますので、みな各々の個性や能力によっても感じ方は違うとおもいますし、事業所によってもずいぶん違うとおもうからです。

 長々と書いてしまいました。読みにくかったらすみません。思い出せないこともいくつかあるので、思いだしたらいずれ加筆修正していきたいとおもいます。みなさんのご健闘をお祈りいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?