バイデン大統領撤退、ほぼトラの状態に釘を刺すのはあの元大統領か?
バイデン大統領撤退へ
ついに起きてしまいました。
56年ぶりの米国の現職大統領の不出馬です。
本来は再選を目指すはずの1期目の
バイデン大統領が不出馬を
表明し、民主党一部から起きた
バイデンおろしは成功し、
早急に後任を探す必要があります。
またトランプにとってもバイデン避難の
カードの有効力は減り、
これで(元職vs新人)、(高齢vs中堅)
の構図が新たに生まれることとなります。
しかしハリス副大統領が
民主党の候補と見られていますが、
現時点では当選するかは
まだ確定しづらい部分もあります。
バイデン大統領の突然の決断
2024年11月の米大統領選に向けて
再選を目指していた民主党の
ジョー・バイデン大統領(81歳)は、
7月21日に再選を断念し、
選挙戦から撤退すると表明しました。
現職大統領の異例の不出馬は
米国を揺るがす事態であり、
トランプ元大統領もバイデンから
ハリス氏への攻撃にシフトしそうです。
この決断の背景には、
6月末のテレビ討論会で
精彩を欠いたことをきっかけに、
党内で撤退圧力が強まったことが
背景にあります。
元テレ東の官邸キャップの篠原氏も
同様の見方をされていました。
バイデン氏はX上で
後継候補としてカマラ・ハリス副大統領(59歳)を
支持する考えを示し、
ハリス氏も立候補の意向を明らかにしました。
なおバイデン氏は党予備選で圧勝し、
8月に開催される党大会で正式に
大統領候補に指名される予定でした。
しかし今回、再選を目指す大統領が出馬を辞退するのは
1968年のリンドン・ジョンソン大統領以来のことです。
民主党内でハリス支持は広がるか?
バイデン氏は声明で、
「選挙戦から撤退し、大統領として残り任期の責務に集中することは、
党と国家にとって最善の利益になる」と述べ、
民主党の勝利のために身を引くことを明らかにしました。
また、ハリス氏を副大統領に指名したことを
「最善の決断」と振り返り、後継の党候補として
「完全な支持」を表明しました。
しかしこれはバイデン大統領と
クリントン夫妻の支持が基盤であり、
明らかにしていない
キーパーソンが存在します。
オバマ、ペロシ、ジェフリーズ、シューマーは明言せず
実はバイデン大統領とクリントン夫妻は
カラマハリスを支持しているのですが、
4名のキーパーソンは支持を
明言していないのです。
ロイターの記事でも一部乗っております。
【ハリス支持を明言しない幹部】
・オバマ元大統領
・ペロシ前下院議長
・ジェフリーズ院内総務(下院)
・シューマー院内総務(上院)
例えばこの画像を見てください。
これはXのシューマー院内総務と
オバマ元大統領のXのポストです。
これはハリス副大統領をそのままバイデンの後継者に
選ぶかは民主党内で一致していないともいえ、
党大会の指名までに難航するでしょう。
民主党は危機的状況の中で打開策を打てるか?
銃撃以降、支持を広げているトランプ氏、
一方でバイデン氏が不出馬で
民主党の大統領候補は不在となりました。
個人的にはハリス副大統領は
2期8年勤められたのなら、
勝てる可能性は高いのですが、
1期目で現在の逆風の中で
選挙戦を戦うのは至難の業でしょう。
【大統領選のポイント】
・トランプは共和党をトランプ派一色に
・バイデン撤退以降、ハリス氏に一本化できるか?
・スイングステートの勝敗をめぐる無党派層の行方
この3点のうち、
一番勝敗を左右するのは
無党派層の獲得です。
果たしてこのままトランプが勝利するか?
それとも民主党が逆転するか?
選挙はまだ終わっていない。
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