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夫のスイーツ#1 イタリアの人気菓子 フェッタ・アル・ラッテを作る

「フェッタ・アル・ラッテ」はイタリアでは大変ポピュラーなフェレロ社キンダーシリーズのお菓子。

キンダーはミルククリーム入りの「キンダーチョコレート」や「ブエノ」などをご存知の方もわりと多いのではないでしょうか。


また、フェレロ社といえば「フェレロ・ロシェ」なるチョコレート菓子も看板ですし、「ヌテラ」も忘れてはいけません。
この二つはもはや皆さんよくご存知かと思います。

フェレロ・ロシェは、今やたいていのスーパー・コンビニの菓子コーナーに置いてありますね。

それから、ヌテラはチョコ味のヘーゼルナッツスプレッド。
イタリア家庭では必需品の一つと言ってもいいほど。
本邦においてもすっかり定着しているようでスーパーでもよく見かけるようになりました。

フェレロ・ロシェ公式サイト 

ヌテラ公式サイト 


キンダーシリーズに話を戻して、
こちらは本場イタリアでは、実に多種多様なチョコレート、チョコレート菓子、ミニケーキ類があります。
日本では知られていないものがたくさんあります。

ほとんどのスーパーで種類豊富に取り揃えられ、それはもう選ぶのに困るほど。定番のキンダーチョコレートなどはごく小さなスーパーでも必ず置いてあります。

そのキンダーシリーズの中でも、フェッタ・アル・ラッテは人気の高いお菓子のひとつです。

このお菓子の特徴は冷蔵品であること。
当地のスーパーでは冷蔵コーナーに並んでいます。
冷蔵品であることからもクリームのフレッシュな美味しさがお分かりいただけるのではないでしょうか。

ただ、冷蔵品であるがゆえに現地を訪れないことには味わうことができません。

よって、ここで夫Rによる再現レシピをご紹介したいと思います。

このフェッタ・アル・ラッテ、
軽い食感のココア生地でミルクの風味豊かなクリームをサンドしたケーキ菓子。
濃いココア色の生地は意外なほどあっさりと軽い味わいで、挟んだクリームはしっかりとミルクの味がして、それでいて優しくひかえめな甘さなのです。

ちなみにイタリアの方は朝食で頂くことが多いでようです。
あちらの朝食はたいていは甘いものとカップッチーノといった感じで軽めに済ませますので。
朝食をこのように軽く済ませるというのも、日本と比べると遅い時間から夕食を始める、夜の時間をゆっくり楽しむ宵っ張りの生活習慣などによるものだと思われます。
※もちろん個人や家庭によって違う習慣もあるはずです。それはどの国でもそうでしょう。


夫R曰く「キンダーのはココア生地はもっと薄い。このレシピではちょっと厚めに作ってふわっとやわらかい生地となめらかクリームの食感を楽しむよ♪」

これはおうちで作る醍醐味ではないでしょうか。


キンダーイタリア公式サイト。イタリア語。キンダー菓子を多数見ることができます。

こちらは公式サイト内のフェッタ・アル・ラッテのページです 

または「Kinder Fetta al latte」で検索していただくと色々な画像が見つかります。


材料

約26㎝×26㎝の天板1枚分

ココア生地
・卵黄 115g
・砂糖 100g
・無塩バター 50g
・薄力粉 25g
・ココアパウダー 25g
・コーンスターチ 25g
メレンゲの材料
・卵白 125g
・砂糖 50g
・塩 ひとつまみ

ミルククリーム
・生クリーム 330g
・コンデンスミルク 120g
・はちみつ 15g
・板ゼラチン 5g
・バニラエッセンス 5~6滴


作り方

①ココア生地を作る

1.オーブンの天板にオーブンペーパーを敷いておく。薄力粉、ココア、コーンスターチはあわせてふるっておく。バターをレンジで溶かして40~45℃まで冷ましておく。

2.卵黄と砂糖と塩をミキサーで混ぜ合わせる。4~5分くらい時間をかけて混ぜていく。

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↑ パン作りの時に使うごつい卓上ミキサーを使いましたが、普通のハンドミキサーで大丈夫です。

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↑ 4~5分程経ったところ。白っぽくもったりとした状態に。


3.ここでオーブンの予熱を始める。温度は180℃。
メレンゲを作る。卵白と砂糖は半量の25gを加えミキサーで混ぜ合わせる。残った砂糖のさらに半量を加え混ぜ続ける。もう一度残りの砂糖を加え混ぜ合わせる。メレンゲは固すぎないように。

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↑ メレンゲはこれくらい。微妙にゆるいくらいで。


4.大きめのボウルに2で混ぜ合わせた卵黄と砂糖を入れ、3のメレンゲ1/3を加えてゴムベラで軽く混ぜ合わせ、さらに1の粉類1/3を加え軽く混ぜる。同様にして、メレンゲ1/3、粉類1/3を加えて混ぜるを2回繰り返す。

 

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↑ メレンゲ1/3量加える。

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↑ 粉類1/3量加える。


5.4の生地を1/10量を別のボウルに取り、1の溶かしバターを加え混ぜ合わせる。

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↑ 混ぜ合わせた生地の1/10量取り分け、
ここに溶かしバターを加えて混ぜ合わせる。


6.5のバターと合わせた生地を4の生地に戻し入れて混ぜ合わせる。1で用意した天板に生地を流し入れ、180℃で20~25分焼く。様子を確認して時間は調節すること。焼き上がったら天板から外して冷ましておく。

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↑ 天板に生地を流し入れる。

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↑ 焼けたら天板から外して冷ます。


➁ミルククリームを作る

1.板ゼラチンを冷たい水でもどす。夏場は氷水を使うこと。もどしたら軽く絞って水けを切る。ボウルに生クリームともどしたゼラチンを入れレンジに10秒~20秒かけてゼラチンを溶かす。

2.1のクリームとコンデンスミルク、はちみつ、バニラエッセンスをミキサーで混ぜ合わせる。

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↑ もちろんハンドミキサーで大丈夫です。

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↑ これくらい。しっかりとしたクリームに。


➂生地でクリームをサンドする

ココア生地を半分に切る。さらに上下に切り分ける。切り分けた生地にミルククリーム半量を塗り表面を平らにし、生地を被せる。もう1組も同様にしてクリームをサンドする。
冷凍庫で1時間半冷やし固めて切り分ける。

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↑ まず半分の大きさに切って、さらに上下に切り分ける。

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↑ クリームをサンドする。

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↑ もう1組も同様にしてクリームをサンドする。
冷凍庫で冷やしてから切り分ける。

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↑ 切り分けたら完成♪


ふわっとしたココア生地にミルク味のクリーム。
重くもくどくもない、優しい甘さと食感です。


普段のおやつにも、おもてなしにも、プレゼントにも(要冷蔵です)
本場流に甘い朝食としていただくのも良き。


保存はラップにくるんで冷蔵庫で。
一週間ほど保存可能ですが、なるべくお早めにお召し上がりください。


夫Rによる再現レシピ、ケーキとしてはそこまで手間のかからないものと言えるでしょう。

フェッタ・アル・ラッテ、気になった方はぜひお試しください♪


夫の料理シリーズ


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