見出し画像

夫の料理#22 わかめと桜エビのビニョーレ

ビニョーレはイタリアの小さな揚げパン。
イースト生地を小さく丸めて香ばしく揚げたものです。

地方によって呼名が異なり、ビニョーレの他にフリッテッレなどとも。

そして海藻入りビニョーレの本場ナポリでは、
ビニョーレはピッツェッレ・フリットと言わないと通じず、海藻入りビニョーレなら「ピッツェッレ・ディ・アルゲ」となります。

ちなみにこの海藻入りビニョーレ、日本では青のり入りのゼッポリーニという名前で親しまれているようです。
しかしながら、本場イタリアでゼッポリーニといえばまた別の物でそれにはいろんな種類があります。

お料理の呼び名というのは、地方によって異なったり、本場ではまた別の言い方があったり、他の国にいけば別物の名前がついていたりと、とにかくややこしいものですが、それこそが面白いところともいえますね。


今回紹介するのは
わかめと桜エビ入りの、和テイストに仕上げたビニョーレです。

我が家の料理番長こと夫Rのオリジナルレシピ。

桜エビの食感と風味がアクセント、磯の香り漂う小ぶりの揚げパンは、前菜やおつまみにぴったり。お料理の付け合わせにも◎
おやつにもおすすめです。

アップ1

↑ 昨日のクイズ「これなぁ~んだ?」にご回答いただいた皆様ありがとうございました。この写真では桜エビを当てるのは無理なので具材はわかめを当ててくだされば正解といたします。

ケイチェルおじさまの真似っこしてクイズにしてみましたが、ご本人からもお答えいただき感激です。
おじさま、このところニラ玉料理を作ってらしたからでしょうか、緑色がニラにしか見えませんでしたねww揚げ物なのは合ってました。
おてだまさんはわかめを当ててくださいました。わかめのスコーンもセイボリーのバリエーションとして面白いですね。
Pezioさん、甘いビニョーレのことを話題にしていたこともありますが、ナポリ風揚げネズミとお答えいただいたのでほぼ正解です。(アルゲッティは海藻のことを指してますよね?)
ラララさん、具材の方向性がバッチリで揚げ物なのも合ってました。お見事でした。
やや有利ではありましたが優勝はPezioさん🏆👏
お三方は準優勝です🥈😊


さて、話題にしたという「甘いビニョーレ」についてはこんな前日譚がありまして、、、


ハロウィン前のある日のこと。
おそらく今から1週間~10日くらい前。

夫Rに「ハロウィンにカボチャ生地でレーズン入りのビニョーレを作ろうか?」と聞かれ、その時なぜかうわの空で話をまったく聞いてなかった私、どうやら「いや、いいわ」と答えていたらしい。
いや全然覚えてないのよこの会話。

それからほどなくして「揚げネズミ」が登場するPezioさんのこちらの記事を拝読。

イースト生地をかわいく丸めて揚げた「揚げネズミ」
記事ではとても美味しそうなお料理の付け合わせとなっていますが、
本来は甘いものでオーストリアはシュタイヤーマルク州のおやつとのこと。

見た目も大きさもビニョーレと似ているなぁと思ったところから、
以下のような夫婦間のやり取りに。

私「ビニョーレ久しぶりに作ってみる?」
夫R「いや、だからこないだ作ろうか?って言ったじゃん。ハロウィンに、甘いビニョーレを」
私「えっ、うっそ!いつそんな話した⁈ほんとに?」
夫「...(話聞いてなかったんかいっ)」


結局ハロウィンにはタイミングが合わなかったけれど、せっかくなので近々作ってもらうつもりです♪
(というわけでPezioさん、甘いビニョーレのレシピはまた後日紹介しますね)


それでは気を取り直して、
「わかめと桜エビのビニョーレ」紹介していきます。

材料

4人分
・薄力粉 170g
・卵 2個
・水 55g
・ドライイースト 6g
・塩 4g
・わかめ 40g
・桜エビ 20g
・コショウ 少々
・揚げ油 適量)

※生イーストを使う場合は10g
※乾燥わかめ使用なら戻した状態で40g


作り方

下準備)わかめの処理、乾燥なら戻して水気を切っておく。塩蔵なら塩抜きして水気を切っておく。これを適当な大きさに刻む。

1.塩、薄力粉、卵、水、ドライイースト、をボウルで混ぜ合わせる。まずホイッパーを使って、途中からゴムベラに変えてよく混ぜ合わせる。ここにわかめと桜エビを加えて混ぜ合わせる。ラップをかけて1時間醗酵させる。

画像1

↑ 生地と具材を混ぜ合わせて。まんべんなく混ぜること。

画像2

↑ ラップをかけて、

画像3

↑ 1時間経ったところ。


2.1の生地を180℃に熱した油で揚げていく。

画像4

↑ スプーンを2つ使って丸い形にして油に落としていく。

画像5

↑ ふんわり揚げたて♪ほのかな磯の香り♪

画像6

↑ 揚げたてを召し上がれ♪

画像7

↑ わかめの風味と桜エビの香ばしさが絶妙~~♪


ピンポン玉ほどの大きさで13個~15個ほどできます。

お好みで塩昆布、黒ゴマなどを加えても。
その際は適宜具材の量と塩加減を調節してください。

イースト生地ですが、材料を順に混ぜていって、途中1時間の発酵、そして揚げるだけという意外に手間のかからないレシピです。
生地の発酵中にほかのお料理も作れちゃいますし。


召し上がり方は様々。

食事パンとして。
さらに小さめに作ってお料理の付け合せに。
もちろんおつまみにも。
白ワイン、日本酒、焼酎など、お好きに合わせて召し上がれ🍷🍶🥃

それからおやつにもぴったりなのです。
我が家では長男Jのおやつとしてなかなか重宝しています。
手作りおやつ、甘いものもいいけれど時にはこんなおやつはいかがでしょう?


今日から11月。
いよいよ寒さも増してくる頃です。
皆さまどうぞお体大切に健やかにお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。


夫の料理シリーズ。

夫のパン作り


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?