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初めに

私の産まれた地域は
俗に言うヤンキーが生殖する
田舎だった。

目に映る情報が全てだった私にとって
私の生きる世界は
通常とはかけ離れていた…という事だけは
少し大人になってから気付かされた。

普通の家に産まれ
普通に生きてきた。
お母さんはCAお父さんは某自動車会社の工場勤務
一般的な会社員の家庭

夫婦の関係は……あまり良くなかった。

小学校4年生
私の記憶はここからしか残っていない
吹奏楽部に入った。
パートはトランペット
夢中になって、夢を追いかけた
地域で1番の吹奏楽部だった
中学生になったら
金賞を取って県大会に出る
小学校からの目標が既にそれだった私は
音楽に没頭した

そんな時
お友達のお兄さん(当時29歳?)が
声を掛けてきた。
幼い私からしたら
大人の男性で恐怖心もあり
避けるように挨拶程度

それがある日ストーカーとなり
監視されるようになった。

恐怖を覚えた私は学校と親に相談するも
誰々ちゃんのお兄さんだし…と
取り合って貰えず誰も助けてくれなかった。

ある日ストーカーされていた
友達のお兄さんから
性的な要求をされるようになる
さすがの私も不信感を覚え
全力で拒否するも
大人の力には勝てず
張り倒され、泣きながら帰宅する。

暫く、その繰り返しだった
気づいたら中学生になっていた。

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