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ナンパと英語学習の共通点

パンデミック前、通訳ガイドの下見をしていた時のこと。神楽坂で古いお稲荷さんを見つけて、写真を撮ろうとしていたら、

Shall I take a picture for you?

アジア系の男性がおずおずと話しかけてきました。

お礼を言ってお断りしましたが、結局、その彼は日本人で、私を外国人観光客と思っていたよう!

ガイドの下見中は、スニーカーにリュック姿で、スマホや地図を見ながらウロウロしていることが多いので、観光客と思われるのか、よく声をかけられました。

結局、この男性は、オススメの場所などを教えてくれた後「よかったら、この後お茶でもしませんか」って。

私は男性にモテるタイプではないのですが、こうやって、街中でたまたま話した人、通勤バスの運転手さん仕事で知り合った人、ライブで隣の席になった男性などから、お食事やデートに誘われることがよくある。

…シングルじゃないのでデートはお断りしていますが、声をかけていただいたことはとても嬉しいです。

というのも、誰かに話しかけたり、お茶に誘ったりするのは無視されたり、断られたり、恥をかく可能性もあるわけで。

そのリスクを冒してでも、

あなたに興味があるんです、お話ししたいんです。

と行動に出すのはとっても勇気のいることだと思うから。

英語の習得も同じことだと思うのです。

街で困っている外国人を見かけたり、観光地で、楽しそうにしている外国人ファミリーに話しかけてみたいな、と思っても、

・自分の英語が通じなかったらどうしよう!
・急に話しかけて変な人って思われたらどうしよう!
・周りの人に聞かれたらかっこ悪いな…
・話しかけて無視されたらどうしよう?!

なんて思いが渦巻いて行動に移せないこともあるかもしれない。

英会話スクールとか「絶対に安全な場所」でしか英語を使っていないとと、余計にそうだと思う。

いきなり話しかけるのはハードルが高くても、目があったらニコッと微笑むとか、せめて"Hi!"って言ってみるとか。それほど勇気を出さなくてもできることは、たくさんあるはず。

「それもムリ~!ハードル高いです!」というのであれば、その人は「絶対安全な場所からずっと出られないのだろうな」と思う。

恥をかいても、失敗しても、

人とつながりたい、相手を知りたい、

そんな思いで行動していく人は、きっと、予想不可能な、新しい世界が目の前に開いていくはずと、いつも思っています。


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