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ノートを買ったので、とりあえず文字から作ることにした話。

 こんにちは、雪乃です。

 昨日、paperblanksのノート買いました〜みたいな投稿をしたじゃないですか。あれ、使い方を1㎜も考えないまま買ったんですよ。

 で、いざ開封して使い方を考えるじゃないですか。表紙もエモいし、決して安くはなかったので(私が買ったタイプは1冊1800円、ハードカバータイプは1冊2300円)、やっぱり2000円前後の元は取れる使い方をしたいじゃないですか。加えて、せっかく久しぶりにちゃんとした紙のノート買ったなら、「手書きでしかできないこと」をしてみたいじゃないですか。

……まあ、そんなわけで。

文字から作ることにしました。

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 文字から作るといっても、日本語の50音にそれっぽい記号を当てはめただけの突貫工事ですが。

 上に置いている紙に書いてあるのが月をモチーフにしたオリジナル文字(のような何か)です。ちなみにその下の紙に書いてあるのは、「パラレルワールドの仮名文字」を作りたくて同時進行で書いていた変体仮名です。このためにわざわざ大学一年生のときに使ってた変体仮名の教科書を引っ張り出すなどしました。日本文学科で良かった。

 オリジナル文字、月の満ち欠けをモチーフにしたので今のところ月形文字って呼んでます。構造としては母音のパーツと子音のパーツを重ねただけのあんまり捻りのないやつです。ヲシテ文字という神代文字をパクr……じゃないオマージュしました。昨日の夜中の11時くらいから唐突に書き始め、今日起きてから2回ほどブラッシュアップし、写真のような形に落ち着きました。

 一応、「あ」から「お」まで新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月になるようにしてあります。たぶん。最初、上弦の月と下弦の月の向きを逆にしていて焦りました。

 当初はファンタジー世界で獣人が使ってる文字みたいな感じにしたかったのですが、それをやろうとすると恐らく文法から考えなくてはならないので断念。日本語学ですらちょっと成績怪しかったので……。あらためて架空の言語を一から作ってるような人マジですごいなと実感した次第です。

 書きながら「これは果たして文字なのか……?」とかちょっと不安になったのですが、まあフォントとかにして大々的に配布するわけでもないしいいか、となりました。

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↑ちゃんと写すことこんな感じです。こうやって一覧で見ると、どうしてもヲシテっぽくなっちゃったなぁ〜と思います。

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↑こちらは変体仮名の方。本当にただ変体仮名を書いただけなので、何の捻りもないです。現在使われている平仮名と字母(元になった漢字)が被らないようにしました。「お」のみ1種類しかなかっので、字母の「於」に近い形を選びました。文字単体を見るとあまり異質な感じはしないのですが、単語を書くとなかなか「日本語だけど日本語じゃない」感がするので満足。先人の知恵に感謝です。あと明治時代に統一されて良かった。現在まで複数種類の仮名があったら大変なことになってましたね日本語。

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↑試しにペンネームを変体仮名(のようなもの)で書いてみました。本来横書きで書くものではないのでアレですが。「ゆ」の字母は「遊」、「き」の字母は「起」、「の」の字母は「能」です。ちなみに私が一番好きな変体仮名は「能」の方の「の」です。

 ノリと勢いで文字を作って、もはややり切った感すらあるのですが、やはり文字を作ったら次は文章を書かねばならないわけで。いや、そもそもそのために作ったんですけど。

 これを使って何がやりたいかというと、paperblanksのノートを使って「違う世界線から持って来ちゃった日記」みたいのを書きたいな〜と考えています。

 文字から作る創作は初めてでしたが、楽しいねですねコレ。とりあえずノートを有効活用できるよう色々考え中です。

 本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。