獣臭アゲイン
昨日までのブータン旅行記はこちら。
おなかがすいてないとき、あまり期待がもてないときの
「ブレックファーストレディー」
の脅威といったら。さて、何が出てくるのか・・・と恐る恐るキッチンにいくと
「ご飯食べる?パンにする?」
と聞かれた。選択制か?この満腹状態で炭水化物は危険。パンにしようかとも思ったが、野菜が食べたい。どうやら昨日の残りもあるようなので、
「夕飯のときに食べたカリフラワーで」
と結局、同じメニューをいただく。せっかく作ってくれたのに残すのはよろしくない。昔から、ご飯を残すのだけは絶対に許さなかったじいちゃんの教えを守らなければ。まずいとかではない。残したらだめだ。その一心で食べることを決意。
昨日は疲れと驚きがあって食べるのに苦労したのだが、1日たってみるとエマ・ダツィがさほど辛く感じない。と思いながらカリフラワーを食べていると、お母さん
「昨日、辛そうな顔していたからちょっとお湯たしてみたんだけどどお?」
ナイス!よきよき。食べやすくなっている。ドライポークのほうはちょいとまだ苦手だが、カブの葉っぱも柔らかくなっていて、食べやすい。
なんだかんだとぺろりといった。1日でなれるとは自分の腹ながらあっぱれ。
ご飯を食べ終わったファミリーたちは何やらカミカミしている。
興味津々でみていると友人が
「たぶん、ゆきんこは好きじゃないんじゃないかな~。ドライヤクミートだから」
あの毛がぼうぼうのあいつの肉。
ドライブしていたときに見つけた野良ヤク。
野良じゃないかもしれないが野良にしか見えないヤクたち。
う~ん、おいしそうには見えないが、ライターたるものやはり食べて見ねばと一口。
ま、まずい(笑)
固いし、かめばかむほど獣臭がする。
ブータンに住んだらこの獣臭が癒しの香りになるのだろうか・・・
そうなるには滞在時間が足りぬ。
次はティンプー市内出陣の巻。
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