見出し画像

米もポスターも見た目選定をやめませんか

以前、こんな記事を書いた。

サキホコレのポスターを見るたび、思う。
壇蜜さんはいるんだろうかと。

真っ白い背景に「サキホコレ」の美しい書体、左端にちょこっと申し訳ない程度に書いてある「うまさ満開」を壇蜜さんの位置にどど~んと記載したほうが、絶対にいい!おいしそうに感じる。

秋田駅前に2枚並んで掲げられていたポスターをしげしげと眺めながら、心の中でぶつぶつ言っていた。

壇蜜さんもさることながら、美人を育てる秋田米のピンクのポスターもなんか違う。なぜピンクを選んだのか。正直、秋田はピンクのイメージがない。日本海の荒波をうける秋田県はダークブルーのイメージ。そして、美しい水100選がいたるところで湧き出るクリアブルーのイメージもある。さらに日本一深い田沢湖も神秘のブルー。やはりブルー押しにしたほうがいい。

もうひとついいたいのがこの作られた感満載の秋田美人のイラスト画。実際に小町娘たちがいるんだから、リアル秋田美人を使ってほしい。なにか肖像権とかあるのか・・・

あ~残念とため息をつきながら秋田駅を歩いた。

ポスターもさることながらお米の見た目にこだわるのももうやめてほしい。
昨年の猛暑で秋田県内のお米は、白未熟粒が増え、等級が下がり、農家さんの収入が激減した。

最近、ホテルのブッフェや健康志向レストランなどで白米か雑穀米か、もしくは炊き込みご飯か選べることが多くなった。

わたしはこういう選択肢がある場合は、確実に雑穀米を選ぶ。ほかの皆さんはどれを選ぶのかな~と数分リサーチしていると、10人中8人が雑穀米を選んで盛り付けていた。

日本は米の旨味、甘味を重視するが正直、どのブランドも炊き立ては全部旨味甘味がある。相当なグルメな舌を持っていないとわからないだろう。確かに炊きたてでもあきたこまちよりサキホコレのほうがほんの少し甘味があるような気がする。そう、気がするレベルなのだ。

古代米やら雑穀米やらを混ぜたら正直、白未熟粒を使ってもわからないはず。見た目よりも有機栽培や価格を重視する人も多くなっている。

そろそろ見た目で判断するのはやめませんか?と米どころ秋田から発信してほしい。

ポスターの下にでで~んと座っている秋田犬も険しい目で見つめていた(と思うような目つき)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?