あの人もこの人も知っている
早く入国審査を済まして、ラウンジに行きたいな~と思っていたのについつい寝てしまいあっという間に3時。
ほんとにどこでもかしこでも、いくつになっても爆睡できる自分の進化のなさに驚くばかり。
小銭入れまで落として寝ていたのに何一つ盗まれずに安全な2階の飲食エリアからエスカレーターに乗って4階出発ロビーへ。
さすがに午前3時はすいている。ちらほら並んでいるカウンターもあるが、さほど混んでない。さてさて、ドゥルクエアはどちら?別名ロイヤルブータン航空・・・ロイヤルなんて名前をつけるくらいだから相当気合入った飛行機なんじゃないかとウキウキが止まらない。
チェックインカウンターをチェックしたところ一番端っこ。お土産をたんまりいれたスーツケースをゴロゴロひきずってカウンターにいくと、もうすでに10人以上並んでいて、チェックインが始まっていた。
もっと早くくるべきだった・・・
というのも、このドゥルクエア。座席が指定できないのだ。予約してくれた友人に
「ヒマラヤみたいから窓側にして」
と頼んだら
「チェックインのときに指定できるから自分で言いなされ」
と返信。今時、座席指定の予約もできないとは・・・ということで窓際をゲットするべく早くチェックインしたかったのだ。
まあ、たかだか10人ちょっと。窓際ゲットは間違いなし、ウッシシッシシ~とニヤニヤしていたら周りがにわかに騒がしくなる。ブータン人たちがハローハローといいあって、ハグをしているのだ。ハグしている濃厚具合からして、知り合いか?
しかし、ブータンの空港じゃあるまいし、バンコクでそんなに知り合いにあうかね?
といぶかしんでいると、ハグしていた人たちの中の一人がまた別の人とハグし、笑顔。そしてまた荷物カートをひいてやってきた家族とまた笑顔でハイタッチしながらハグ。
大家族か?いやいや顔が似てないし。
とにかく誰かがやってくるたびに
ヤーヤーいって楽しそうなのだ。
この場で初めてあって意気投合したという感じでもない。なんなんだこの楽し気な軍団は。
という話をブータンについて友達に言ったら
「ブータンは小さい国だからね。顔見知りが多いのよね」
としれっと答えていた。にしてもバンコクでそんなに会うか?と思っていたが、この後ブータンで友達と友達のお母さんと、友達の家族と街にでかけたり、遠出したりした先でヤーヤー言い合っているのをみて
ほんとに、みんな知り合いなんだ
と実感した。
これだけ知り合いがいたら寂しくないわなと納得の幸せ満載の国の人たちにバンコクから出会った。
お次は「ここどちらですか?」のお話。
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