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つられ食い

コロナ禍で出国ができない時によく耳にしたフレーズが

「パスポートのいらないアジア」

うまいこというなと感心しつつ、パスポートのいらないアジアめぐりを楽しんでいた。最近は秋田に帰省したときも、アジアン料理の店をみつけて驚く。大都市エリアのみならず、日本中で世界各国の料理が食べられるようになった。しかも、確実においしい。日本の食のレベルはアジア料理といえども高い。

コロナ前に数か月に1回はいっていたであろう台湾。台湾料理は本当に日本人の口にあう。何度いっても飽きない。特に、肌にまとわりつく蒸し蒸しした湿気の中で食べる台湾料理。気持ち悪いと思いつつも、汗だくになりながら食べるあの夜市の雰囲気、あれが日本にはない感じで最高なのだ。

あ~あの夜市の雰囲気でまた食べたいと思っていた時に見つけたこの絵面。

まるで台湾の夜市。完全に再現している。

その名も熱烈観光夜市

やはり!台湾の夜市メニューが京都で食べられるなんていいじゃないか!しかも、雰囲気も完全なる夜市。

と、かなり前から目を付けていたのだが、京都に台湾料理を食べに行くというのが理由にならなくて、何かのついでを狙っていた。

そして、村上隆がやってきた。

やっと、京都にいく理由ができたとばかりに、京セラ美術館から歩き、おなかをがっつりすかせて到着。

口コミによると、予約しないと入れないなど盛況ぶりがうかがえる。
そんなわけで、オープン直後の15時を狙ってみた。
15時から飲む人はいないだろうと。

するとやはり誰もいない。

帰りに撮影しのでライトアップ写真

勝手に掘っ立て小屋か何かかと思っていたため、意外ときちんとした箱に驚く。

誰もいないのでここぞとばかりに写真をとりまくる。
う~ん、いい雰囲気。プラスチックのイスが夜市っぽい。

さて、どんなメニューがあるのかなと新聞紙のようなメニュー表をみると、台湾料理ももちろんあるが、中華料理も多々あり。

入店して5分後に入ってきた、隣の席の4人組は北京ダックを注文している。さらに、中華おこげの匂いに誘われてつい注文してしまった。

空心菜炒めや黒酢酢豚、エビチリと注文し、うまいうまいと食べていたが、台湾料理を食べていないことに気づき、小籠包を。


これまた、隣のグループがカリカリさせながら食べているものだからつい焼き小籠包を注文。焼き小籠包は上海のイメージが強いのに、ハフハフ言いながら口福のひとときとばかりに食べるから・・・

ドリンクは、これまた隣のグループのお姉さんがおいしそうに飲んでいるのとラベルがすごく気になったカエル瓶サワーを注文


そんなわけで、台湾夜市の雰囲気で、台湾というよりも中華料理、ある意味、同じといえば同じなのだが、元祖台湾料理をまったく食べずしてお腹がいっぱいになってしまった。

牡蠣オムレツとか大根餅とか葱餅とか食べる予定だったのに・・・

全部隣のグループがおいしそうなものを注文し、おいしくいただいているのが悪い。完全なるつられ食い。あの4人組、かなりのツウとみた。

友達になりたい(笑)



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