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人生を悔いなく生きるには

人は死ぬ時にどんなことを後悔するのか。
一般的にこういうことを後悔するらしい。

・自分に正直に生きればよかった
・仕事ばかりしなければよかった
・自分の気持ちを伝えればよかった
・友人と連絡を取り続ければよかった
・幸せをあきらめなければよかった
・健康を意識すればよかった
・他人の目を気にしすぎなければ
 よかった
・心配し過ぎなければよかった
・リスクを恐れずにいろいろ
 挑戦すればよかった
・自分の情熱に従って生きればよかった
・人との時間を大切にすればよかった

一つ一つを見てみるとそれぞれその人の視点から後悔が語られていることに気付く。

人は自分の選ばなかった方の選択を選んでいたらもっとこうだったんじゃないかと思うが、選ばなかったからこそ得られたメリットは必ずあるものである。

人生の中で選択しなかったことに対するデメリット面をベースに
「〇〇すれば良かった」と後悔という形で挙げているが、
逆の視点で見ると「〇〇をしなかった」ことでのメリットが必ず本人にはあり、そちらを取って「〇〇しない」という選択をして生きたということである。

人が最期の時に感じる後悔について
一つ、詳しく見てみよう。

今回は
「自分に正直に生きればよかった」
について考えてみる。

おそらくこの後悔を持つ人の特徴として、
人生において我慢することや人に合わせることが多かった人
挑戦することを諦めた人
によく見られるように感じる。

では仮に正直に生きていたらどのようなメリットがあっただろうか。

メリットとして考えられるのは以下である。

自分に正直に生きることによって

もっと自分らしくイキイキとできたのではないか
もっと成功できたのではないか
もっと気楽に生きられたのではないか
もっと人生が楽しかったのではないか

など

ただし、このメリットはあくまで予測である。

メリットという側面からのみ見れば良いことばかりでそういう後悔の念にかられるだろう。
だが、実際のところ本当にそうだろうか。

正直に生きた場合は逆に正直に生きなければよかったと思う場合もあるのではないだろうか。

以下は私の思う正直に生きた場合のデメリットである。

正直過ぎて言わない方が良いことを言ってしまって大切な人と喧嘩別れしてしまった

自分に正直に、やりたいようにやってその結果失敗したことで苦しい生活になったり、全てを失ったり、人に迷惑をかけた

何度も方向性を変えたため、結局大した積み重ねや構築ができず何も得られなかった

こう見ると一概に正直に生きたから全てが満足、後悔しないとはならないのである。

何を隠そう、私がこのタイプだからだ。

人は自分が選択しなかった方の人生について
過剰にメリット面のみを見てしまう。
そちらを選ばなかった自分の人生は…
などと後悔したり
やった後悔よりやらなかった後悔、のように挑戦しなかった方をダメなことのように捉えてしまうこともある。

ただ、選ばない方には本人なりの理由はちゃんと持っているので、
選ばないことのメリットの方が本人にとって大事だったり大きいこともある。
ただそれに気付いていなかったり
もう片方を選ぶことによって今得られているメリットを失うことに思考が至っていないこともある。

一概に、では正直に生きれば良かったのかというとそうではなく、それを選択したことで波瀾万丈な人生になったり、苦しい思いが増え不幸になったと感じることもあるだろう。

本当にどうなるかはやってみなければ分からないし、選んだ先のその結果を幸と感じるか不幸と感じるかは本人次第だと思う。

死ぬ時に後悔という形ではなく
そういう(自分の選ばなかった方の)人生もあっただろうけど
私の選んだ人生はその時最善であり
最高の決断の連続だった
と思える感覚を持つのが何より大切だと思う。

その感覚を持てれば最期の時に
後悔など何もない人生になるだろうし
何をどう行動したかより
遥かに、そして確実に
幸せだったと思える人生だろう。

裏を返せば〇〇すればよかったと
思う考え方を持っている人は
どちらの選択をしても選ばなかった方を指して
〇〇すればよかったと
後悔しながら死ぬに違いない。

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