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境界性パーソナリティ障害の夫を支える

私の夫は、境界性パーソナリティ障害(BPD)と診断されている外国人です。

知り合うまでBPDなんて聞いたこともなかった私は、付き合うときに打ち明けられたのですが、最初は「ふーん」ぐらいにしか思っていませんでした。
(私も激務でうつ状態になり休職してメンクリ通っていたこともあるので、精神疾患への偏見も全くなかった)

しかし、日を追うごとにエスカレートするその症状…
それはそれは壮絶な日々を送りました。
警察や救急のお世話にもなり、耐えられず強制帰国させたこともあります。

でも、自国でカウンセリングを受けながら自分の症状と向き合って治したい意思を持ち、前を向こうとする彼を見て、支える覚悟で結婚することを決めました。
極端な自傷行為や暴力がなかったことも支えることにした一つの決め手です。(怒りにまかせて壁などに当たることはありましたが…)

そのような背景で決めた結婚だったので、一般的なおめでたいふわふわしたムードとはひと味違った現実があり、周囲から「おめでとう」と言われても複雑な気持ちでした。(幸せは幸せでしたけれど)

現在、結婚2年目に入りました。
月に一度、英語の話せるクリニックでカウンセリングを受けながら、前向きに生きようとはしているものの、まだまだ完治には遠い道のり…。

ですが、私もネットで調べまくったり本を読んだり先生と話したり、つまづきながらも自分なりに試行錯誤しつつ支えています。

この障害と対峙しながら生きることは本っっっ当に心身が削られるので、忍耐とセルフケア(心身ともに健康な状態を保つこと!)がいちばん大事。
特に、自分の境界を絶対に侵されないようにすること。

削られる割に、周囲の人にはとても説明が難しく偏見もあるため、家族や親しい友人にさえも相談しづらいのが現実です。

今まで密かに閉じた日記にしたためていたのですが、同じように悩む人と共有できればと思い、noteに書いてみました。

経験から学んだことや、日々の悩み苦しみ、ささいなことの備忘に、気が向いたとき綴ってみようと思います

#境界性パーソナリティ障害
#BPD
#境界性人格障害