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ポップコーンとMrs.GREEN APPLE

長女が指折り数えて楽しみにしていた『Mrs.GREEN APPLE THE White Lounge in CINEMA』の公開日に、舞台挨拶のライブビューイングと映画を観に行ってきました。

入場券は事前の抽選で当選していたため、座席も決まっており、すでにチケットを持っていたのですが、映画館の外には入場待ちの長蛇の列ができていました。

普段なら映画といえばポップコーン派の娘も、
「今日はポップコーン、並ぶの無理だね。それより早く入りたい!」と早々に諦めて、無事に映画館に入ることができました。

いくつかのスクリーンに分かれて観る形でしたが、会場にはたくさんの人が集まり、「Mrs.GREEN APPLE」の人気は鹿児島でも熱い!と、ミセスファン初心者の私たち親子も感激しながら、いよいよ舞台挨拶が始まりました。

私のお隣にはカップルが座っており、ポップコーンと飲み物を片手に「もうすぐ始まるね!」と楽しみにしている様子でした。
みんなが同じ気持ちでワクワクしているのだなと感じながら待っていると、スクリーンにMrs.GREEN APPLEのメンバーが登場!

全国100ヶ所でライブビューイングの生中継だそうで、メンバーが画面の向こうで手を振ると、隣の娘が嬉しそうに笑顔で手を振り返していました。
お隣のカップルも、ポップコーンを食べながらメンバーのトークに笑って楽しんでいる様子でした。

舞台挨拶の中継が終わり、「さあ、いよいよ映画が始まる!」という瞬間、スクリーンが真っ暗に。
その時、隣のカップルの男性がちょうどポップコーンを口いっぱいに頬張る瞬間と重なり…

「ボリッ!!」


暗闇の中、ポップコーンを噛む音が響き渡りました。
次の瞬間、会場が静まり返り、誰もが息を潜め、暗闇の中で映像が映し出されるのを今か今かと待っていました。

お隣の方も、咀嚼を一旦ストップしたようで、口いっぱいに入れたポップコーンを噛まずにいるご様子。
大丈夫かな…と余計な心配が頭をよぎりましたが、静寂の中でますます気になってしまいました。

きっと、周りの方へ音が響かないように気を遣ったんだろうな。
ミセスファンの方は優しいな。
短時間に様々な思いが巡りました。とはいえ、「お口の中、大丈夫ですか?」と声をかけるわけにもいかず、心の中で「大森さん、どうかこの方のためにも早く歌声を聞かせてください」と祈るばかりでした。

すると、画面が明るくなり、無事に映画がスタート!
ここから先は、お隣の方のポップコーンのことを気にする余裕もなく、Mrs.GREEN APPLEの圧巻の音楽劇に夢中になっていました。

娘は時折涙ぐみながら、真剣な眼差しでスクリーンを見つめていました。
映画が終わり、会場が明るくなると、涙を拭う人たちの姿も見られて「すごかった」では収まりきらない感動に、どう言葉にすればいいのか分からず、ふと娘を見ると、「今日は観に来れて本当に良かった」と満足そうな表情をして言いました。

ちらりとお隣のカップルを見ると、まだ山盛りのポップコーンが残っていました。
きっとポップコーンを食べる暇もないほど、映画に引き込まれていたのでしょう。
「お気持ち分かります。」と勝手に共感し、会場を後にしました。

上映中は瞬きする間も惜しいほど、全神経を集中して見て、聴いて、心が動かされ、感動に包まれた時間でした。

娘は「大森さん、少ししか練習する時間がなかったって言ってたのに、若井さんもりょうちゃんも全員がこんなにダンスも歌もセリフも完璧で、本当にすごいよね。
ライブもテレビも、いつも全力でかっこいい!!」と、喜びいっぱいの笑顔を見せてくれました。


その笑顔を傍で見て、一緒に感動を味わえたことがとても嬉しかったです。
昨日は大森さんのお誕生日ということで、我が家では毎回恒例の「勝手にお誕生日会」を開催。娘はメッセージカードを作り、嬉しそうでした♪

親子でMrs.GREEN APPLEの音楽に感動し、励まされ、日常がますますカラフルに彩られています。

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