【曲紹介】 アイ変わる世界

作詞：宏川露之　作編曲：ein himinn
vocal：あづさ、初音ミク
収録作品：明日、嘘をつく

たった一晩明けると、昨日とは全く別の話題が広がっていたり、世界のあり方が大きく変わっていたり。そんな世界で愛、相、i、逢い、さまざまな「アイ」が変わっていく、「アイ変わる世界」はそんな歌です。

□歌詞
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この歌詞を書いたのは一年以上前のことですが、そのころよりもずっと世界の変化は激しくなっているように思います。夜眠る前と目覚めた朝とでまるで別世界になっているようなことも珍しくなくなりました。

そんな日々の中でも、より自分自身の「世界」を大きく変えるのは、誰かとの出会い、そして別れではないでしょうか。
「アイ変わる世界」は、めくるめく世界の中で、一つの恋が終わる歌です。

恋が終わることは、きっと悲しいことだけではありません。
それぞれの季節で見た風景がそれぞれの思い出になり、どんな風景も（何気ない路地や電車の景色さえも）特別なものになっていく。そしてそれらは変わり続ける世界で、変わらない大切なものになっていく。そんな願いを込めて歌詞を書きました。

（宏川）

□音楽
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当時ハマっていたドリームポップと新調したリバーブエフェクターを使いたい欲が相まって出来上がった曲です。

他のユキニフル作品とはだいぶ異なるテイストの楽曲になりましたが、
あづささんの歌唱力と対応力のおかげで新しい一面を表現することができた気がします。

楽器の話が続きますが、ちょうどこの頃唯一持っていた中古のベースが壊れてしまい、泣く泣くギターを使ってベースパートを録音しました。

メロディはとてもシンプルで口ずさみやすい部類だと思います。
MVの通り、移り変わる季節や景色に寄り添えるような曲となってくれれば幸いです。
（ein himinn）

□vocal
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実は｢明日、嘘をつく｣のアルバム曲の中で1番好きな曲が｢アイ変わる世界｣です。個人的には挑戦をした曲でもあり、好きな曲調でもあり思い出がつまってます。
特に好きな歌詞は
｢グラファイト君を暖めて 空っぽの部屋で｣
です。
ユキニフル曲は聞いたことの無い耳触りのいい単語が時々出てくるのですが、グラファイトというこの単語が妙に歌い心地も聞き心地もよくここを歌うのが毎度楽しみなくらいです。(もしかしたら皆さんはグラファイト聞いたことあるかもしれないけど…私は初めて聞いた…)

他の曲でも「僕と君とのアンソロポロジー」の「ジュニパーベリーの歯磨き粉」とかも好きでしたが、ふとした単語が気持ちのいいリズムと合わさってユキニフルワールドを演出してるなぁといつも思っています。

アイ変わる世界は終始ウィスパーボイスで歌いきるというこれまた難しい挑戦をした曲でしたが、浮遊感や儚さが伝わっていたらとても嬉しいです。
歌う時には腹式呼吸に気をつけてリラックスです！