風で舞い散る桜のように Ep.9
高校に入学した。
8クラスの学年で、風は1組、私は8組だった。
教室も離れていて、話すことはほとんどなかった。
それから少しして、私の友達と風をくっつけようという話が
同じ中学から舞鶴に行ったみんなの中で上がった。
風のことを友達としか思っていなかった私は
「任せて!桃と風をくっつけるキューピットになるぞぉ!」
と意気込んでいた。
「ね、風に桃のこと聞いてみたいから風のLINEちょうだい!」
そこから歯車は狂っていった
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