【詩】subway
狂気は本日も尋常に生まれてゆきます
淡々と生きていること、それは異常です
まるで奇跡そのものです
光が強過ぎて真っ白です
瞳に映らない狂気が空気に満ちて
私たちの深呼吸は健全と言い聞かせます
苦しみましょう、泣き言に濡れましょう
あなたが消えたら哀しい気がしました
早朝のメトロに乗る前に、あなたを引き止めます
行かないでください
まるで、全てを知ったような顔で
行かないでください
きちんとした、そのスーツを脱いでください
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