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#1 覚えてる?をひとりずつ持ち寄って十年分を埋めてみたいね

試験的にnoteの運用を始めました。久湊とそれぞれテーマを決めまして、僕は短歌をやることにしました。自分で詠むとなるとなかなか難しいですが、noteを楽しむためのキー・コンセプトは「創作を楽しみ続けること」と「ずっと発表し続けること」だそうなので、習作派らしくやっていくつもりです。

「リモート同窓会」十首

かわらないものがかわらずにあると知ったからぼくはひとりへログアウトする

覚えてる?をひとりずつ持ち寄って十年分を埋めてみたいね

汗だくで坂をひとり登ってきた君の澄ました顔をみんな笑った

前だけをまっすぐに見ていた 山の運動場に夏霧が立つ

Drumsに星が宿ると知った日よ卒業式の天体観測

8ビート駆けてゆく君どうかずっと僕の英雄でいて

かわらない友のクズさが嬉しくてごめんよ家族 ぼくは悪人

ノスタルジア絶望に天を仰いだひとたちの袖引き留める救いたれかし

教科書の隅から隅を読む人よ学ランの君子きみに幸あれ

とめるみん飲んだら眠気がとまるみん二日に一度夜が来るとか



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