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オープンDの音色を追って 43 ~50年前の年末のGARO~

(約3分で読めます)

 大晦日です。
 今年も一年ありがとうございました。
 来年も一緒にGAROを聴きましょう!

 今から50年前。1973年。
 GARO、大忙しの年です。
『学生街の喫茶店』年間売上第3位。76.2万枚。
『君の誕生日』同12位。45.2万枚。
『ロマンス』同42位。28万枚以上。
 11月20日、第4回日本歌謡大賞ノミネート。

第4回歌謡大賞。ギターを持っていない。

 12月2日、第6回日本有線大賞新人賞受賞。
 そして、大晦日のGAROは。
 
 帝国劇場で行われた第15回日本レコード大賞で大衆賞受賞。
『ロマンス』を歌いました。

マークのオーダーメイド衣裳その1 黒のスパンコール

 続いて第24回NHK紅白歌合戦に出場するためNHKホールへ。
『学生街の喫茶店』を歌いました。

マークのオーダーメイド衣裳その2 ピンクのベルベット

 このときの映像は『思い出の紅白歌合戦』(BS2)で複数回再放送されましたが、1997年のオンエアではGAROの歌の部分がカットされていたそうです。

これは、メンバーの1人で1986年に死去した日高富明の関係者から、放送の承諾が得られなかったことによる。

Wikipedia 第24回NHK紅白歌合戦

 この大晦日の夜のことはマークのblogに詳しく書かれています。
 また、レコード大賞と紅白歌合戦用にブティック「ベビードール」で衣裳をあつらえたことも。
 下記リンクの「一番気持ちの良かったドライブ」2012.04.16をご覧ください。

 今と違ってレコード大賞にも紅白歌合戦にもステータスが感じられた時代ですから、気合の入り方が違います。
 マークもボーカルもレコ大と紅白とで、それぞれの衣裳が対照的な色合いでとても素敵です。よく似合っていますね。トミーだけは両番組で同じ衣裳でしょうか。

 以下、「グラフNHK昭和四十八年十二月十五日紅白歌合戦増大号」より

晴れの初出場歌手
「これからが問題」GARO
今年の歌は多種多様

ガロ、チューリップ、南こうせつとかぐや姫、などは、いわゆる一般の流行歌手と異なり、コマーシャリズムの申し子でない点で、フレッシュさを感じさせた面々である。彼らが選に入れば、〈紅白〉は部分的にまた違った色どりを見せることになる。

国民的行事〈紅白歌合戦〉安倍寧(音楽評論家)
GAROの紹介

 これ、記事は短いのに、言いたいことがたくさんあります。
・三枚目? ボーカルに対して失礼では?
・フォーク・グループではありません。
・「君の誕生日」「学生街の喫茶店」と書きつつ、写真は『ロマンス』。
・赤い衣裳のトミーはレアかも。

 という感じで、50年前の大晦日をお送りしました。
 皆様、良い御年をお迎えください。
 来年も、with GARO。

(つづく)
(文中敬称略)

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