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ホーチミンに来たら、ここで食べてほしい6選+α

ホーチミンに住みはじめて1年強。
好きなお店やごはんのストックがたまってきました。

先日、日本から来た両親に、おすすめごはん処を送ったら、なかなかLINEでは読みにくい情報量に。
ということで、まとめてみました。

在住日本人が多いぶん、検索するとたくさん情報はでてくるので、私が書く意味とは……と若干なりましたが。
やっぱり家族や友達には、個人的におすすめしたいなということで、初ホーチミンならぜひという視点で書きました(10年前にいたトルコであったはずのおすすめ店を、今は一つも思い出せず、未来の自分のためという気持ちも)。

これは食べたことがないおいしさ! 牡蠣・蟹味噌・牛の鍋

大人になると、想像を超えるおいしさに出会う機会が少なくなるものです。
そのなかで、久しぶりに想像を超えてきたのが、ここの鍋。

トマトの入った牡蠣、もしくは蟹味噌のスープに、牛薄切り肉と牡蠣。

野菜は生で先にお椀によそっておいて、そこに温かいスープと具をよそいます。生のしゃきっとした野菜と、濃厚なスープと具の組み合わせ。

個人的に、ホーチミンNo.1! 日本に帰ったら、恋しくなる予感が既にしています。
在住日本人のなかでも、人気のお店です。

お店のコンセプトは、ベトナム中部料理(ホーチミンは、ベトナム南部です)。

一番人気は鍋ですが、おかゆ、春巻、バインセオ(米粉でつくったベトナム式お好み焼き的なもの)など、他のメニューもかなりおいしいです。

とてもおいしい貝のおかゆ。

鍋もボリュームがあるし、他のメニューもおいしいので、人数多めでいくとより満足度が高いです。


ベトナム南部名物・甘辛豚 ✕ 砕け米

南部の名物料理、「外国人は皆好きだよね〜」とベトナムの人も言うコムタム。

ベトナム語で「砕け米」という意味で、もともと精米のプロセスで砕けてしまった米におかずを載せたストリートフード。味付き豚肉や、半熟目玉焼き、卵焼き、なますを載せたものが多いです。

コムタムとしてはけっこう割高だけど、お店がこぎれいで、味も間違いないのがこのお店。
ボリュームもしっかり。豚肉の部位や、トッピングのバリエーションも多いです。

店先の路上で、もくもくバーベキュー的に焼かれた豚が、とにかくおいしい。
人気店なので、ランチピークタイム前に行くのがおすすめです(満員だったり、売り切れだったりする)。


ただコムタムは、路上にある180円くらいのものもおいしいです。
衛生面などそこまで気にならないなら、そういうところにふらっといくのもいいかも(ベトナムはストリートフードも、他国に比べお腹が痛くなる日本人が少ないと感じます)。

こういうかんじ。道路標識に値段が貼ってある。
こちらはスーパー横の路上で、食べたもの。


やっぱりおいしい有名店フォー

ベトナムといえば、フォー。
でも実は、どこでもおいしいわけではないなと感じるのが、正直なところ……(すいているお店にふらっとはいって、おいしくなさすぎて悲しくなったことも涙)。特にフォーは、北部のほうがメジャーというのもあるかもしれません。

フォーにかぎらず麺類は、店によってスープのおいしさに差がある印象。
逆にいえば、じっくり時間をかけてつくるスープが、腕の見せ所ということでしょう。
麺料理によってスープが違うので、店はそれぞれの麺の専門店ですし、つくるのが大変なので、家庭では大きなイベントごとでないとつくらないそう。

そんなフォーをホーチミンで食べるなら、やっぱりおいしいのが、こちらの有名店。ガイドブックでもテレビ番組でも、よく紹介されるところです。

牛のフォーは牛の出汁が効いていて、さすが本場!という気持ちになります。具の牛肉は、レアとウェルダンで選べます。


南部の麺、フーティウも食べてほしい

こちらに来るまでよく知らなかったのですが、ベトナムの米麺料理は、本当にいろいろあります。

麺の製法や太さ、スープ、具が、地方によって、さまざま。
ホーチミンのある南部の名物麺が、フーティウです。

フォーよりもコシがある麺で、味付けは甘め、エビやひき肉のトッピング。私はフォーより好きです。

汁なしと汁ありがあって、どちらもおいしいですが、私は汁なし派。
このお店は人気店で、写真つきメニューもあります。

こちらは汁あり。


おかずは指差しで ローカルな定食屋さん

お昼どき、たくさんの人が集まるのが、おかずを選べる定食屋さん。
安いところは300円くらいで、おかずにごはん、スープが食べられます。

ここは少し高めで、600~700円くらいしますが、おかずやスープがおいしくて、ボリュームがあります。
ベトナムらしい、低いプラスチック椅子 ✕ ステンレスのテーブルが、お昼時には仕事の昼休みっぽい人たちでいっぱい。

メニューはなく、バイキング的にたくさん並んだおかずから一つ選ぶと、白ごはんと生野菜とともに、運んでもらえます。
(ほぼ英語が通じませんが、指差しでわかってもらえます)

おかずは、肉野菜炒め、煮魚、角煮など。どれもおいしいです。

店先(若干、路上)に並ぶおかず。


ゴーヤの肉詰めスープや、トマトの酸っぱいスープなど、スープも何種類かあって、おかずと同じく自分で選べます。

スープのオーダーを忘れていると、店員さんが声をかけてくれることも。ベトナム語がわからず適当に頷いていたら、スープのどれかが運ばれてきます。笑

左上の生野菜とごはんは、デフォルトでついてきます。おかずに生野菜をのせながら、食べている人が多いです。課金はされますが、この他に、テーブルに置いてあるバナナも食べられる。

定食屋さんは昼のみで、夜は違う飲み屋になっているのでご注意を。
(私は来たばかりの頃、知らずに夜に行って、しょんぼり一人で飲み屋のチャーハンを食べました。笑)


おこわは、おやつです

おこわとチェーの有名店。メニューには、日本語もあります。

ベトナムでは、おこわはどちらかというとおやつ枠のようで、この店でもぜんざい的なデザート、チェーと一緒に売っています。

私は、ちょっと甘めな味付けの骨付き鶏のおこわが好きです。甘い味付けの干しエビをトッピングでつけるのもおすすめ。

一緒についてくる大根のなますと、甘めのおこわの組み合わせがおいしい。


私はいつもおこわを選ぶので、食べたことがないのですが、チェーも人気なお店です。


川と映え

ホーチミンと言えば、川。

水はあまりきれいとは言えないのですが、大きな川がくねくねと都会を流れているのは、ロマンがあります。

このお店は、その川を映えたかんじで見ながら、お酒を飲んで、ちょっとしゃれたごはんを食べられるところ。
街の中心から少し離れたおしゃれ地区、タオディエンにあります。

私が行ったのは夜ですが、昼もよさそう。


ごはんは普通においしいものの、少し割高。ただ景色がよくて小綺麗で、ビールとか白ワイン飲んだら、気分良いからいっか!という気持ちになります。


バインミーと生春巻

日本でベトナム料理といえばでよく挙げられる、バインミーと生春巻。
実はいまいち、このお店が好き!というのに、まだ出会えていません。

「日本では生春巻、人気なんだよ」と言うと、「え~生春巻?」という反応をベトナムの人からもらったことも何度か。
名物というより、子供が学校帰りに食べるスナックみたいな感覚も強いみたいです。たしかに、市場の屋台で、リュック背負った子供がわいわい買ってたりします(健康的なスナック!)。

レストランにもありますが、普通においしいというかんじで、これが本場か!という感動をできたことがなく、もう少し探してみたいところです。


バインミーについては、よくはいっているハムやパテの油分の多さが、そこまで得意ではないこともあり、有名店含め個人的にあまりぴんときておらず。

このお店!というより、ふらっと朝に路上で立ち寄った屋台のものが、出来立てでおいしいなというところです。

「ハイチュン(卵2つ)」とオーダーすると、その場で目玉焼きを2つ焼いてくれて、なますやパクチーがはいって、120円くらい。シンプルでおいしいです。

移動式屋台のバインミー屋さん。


お店じゃなくて、デリバリーでも(ちょっと注意ポイントともある)

ベトナムは、デリバリー先進国。
安価な配達料で、麺でもコーヒーでも、ちょっと高級な飲茶でも、バイクで家や宿泊先に届けてもらえます。

先日両親が来たときは、いくつかのお店のデリバリーを集めて、ベトナム料理いろいろ晩ごはんにしました。

一番メジャーで使いやすく、店数も多いのがgrab
同じアプリで、配車やスーパーの配達もできます。

ただマスターカードを使えないことが多いです。さらにVISAも、認証に日本の電話番号のSMSに届くパスコードが必要となったときに、電話番号を海外で使えるようにしていなくて使えず……という例をよく見るので、日本でアプリのダウンロードと、クレジットカードの登録までしておくと、安心です(現金でも払えるものの、お釣りとか面倒)。


▼ここにおさまりきらなかった、ホーチミンごはん関連


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