見出し画像

名字が変わるということ

先日、口座のことなどを一切自分で管理するということになり判子をもらった。

その時、母に言われた。

「お父さんが、いつ名字が変わっても良いようにと名前の判子をつくってくれているから渡すし、口座の登録印鑑をこれに変更しておこう」

ひょえーと思った。

なんて準備万端なんだという結婚へのプレッシャーと、いつか結婚すること、結婚すると私の名字が変わる前提で話が進んでいること、いろいろと母親の「普通」が怖かった。


自分の名字が変わることにものすごく抵抗がある訳ではないけれど、抵抗がないかと言われるとそうではない気がしている。

友達の中にも、結婚しても変わらず今の名字でいたいと宣言している人がいる。


日本では「選択制夫婦別氏制度/ 選択的夫婦別姓制度」について議論されているが、あまり注意してニュースを見ることはなかった。

今回改めて少しずつ勉強したいなと情報収集していると、夫婦が同じ氏を名乗るようになったのは明治時代に戸主と家族は家の氏を名乗ることとされたから、第二次世界大戦後の昭和22年に施行された民法によるものが現在の制度になっているとのこと。

個人的には、その頃と社会の慣習が変わっているので、選択できるという点が重要なのではないかと感じた。


これを機に、この制度がどうなるのか、私はどうしたいのかを考えられるといいなと思う。

そして、日常の中で感じる疑問や違和感をなかったことにする訳ではなく足を止めて考えたり、調べたり、周りの人と話したりしてアンテナを立てておきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?