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2021年夏からコロンビア大学のMBAに進学することになりました

久しぶりのnoteです!2019年はニューヨークで語学・カルチャーともにインプットの年を経験し、2020年はアウトプットの年にしようと思っていたのですが、結局2本しかnoteを更新することができませんでした。。

アウトプットを怠ってしまった要因はいろいろあるのですが(単に私が怠惰という要素も大きいのですが…笑)、その中の1つとして、2020年はずっと必死で受験勉強をしていました。その結果、無事に第一志望の学校に合格し、2021年夏からアメリカ・ニューヨークにあるコロンビア大学にMBAを取得しにいきます。

なぜ今MBA?なんで起業しているのにMBAを取りに行くの?そんな風に質問してくださる方が多いので、今回MBA進学を決意した背景と、辛かった受験生活を少し振り返りたいと思います。

「目標達成型」の私がMBA進学を目指し始めたニューヨークでのできごと

社会人になってからの私は、元々一度決めたことは達成しないと気が済まない性格と、時にポジティブ、時にネガティブな諸々の不可抗力もあり、一歩ずつ"小さな夢"を叶えてきた。上場企業の子会社の経営、米国企業の日本支社立ち上げ、社長として起業・ビジネス拡大。2017年に起業をしてからは、登記や税処理、メンバー集め、クライアントとの契約書作成まで全てが手探りだったが、幸いにもアドバイスをしてくれたり、クライアントを紹介してくださる方が周りにたくさんいたおかげで、1年半が経つ頃には売上が年数千万円となり、順調にビジネスが自走するようになった。

そのタイミングで次の"小さな夢"を探し始めた。資金調達を試みてExitを目指すべきか、それとも新規事業を何か始めようか、いやいやこのままの状態をキープするだけもいいのでは?いろいろな選択肢が浮かんできた。

日々内省を繰り返す中で、「英語が話せるようになってグローバルに活躍できる人材になりたい」という思いが自分の中に強くあることを実感した。次の"小さな夢"はこれかもしれない、と思い、2018年の暮れから半年強ニューヨークに移住し、リモートで会社経営を続けつつ、英語を勉強したり現地のスタートアップイベントに参加したりした。

当時のブログはこちら。

ニューヨークでは純粋に現地のカルチャーや友人との交流を楽しみつつも、ビジネス観点でたくさんの気付きと学びがあった。暇さえあれば現地のビジネスイベントに参加しており、特に好きだったのがスタートアップによるピッチイベントだったのだが、半年ほど様々なイベントに通い続けて日本人を見かけたことは一度もなかった。一方で、中国人・韓国人など他のアジアの国々の方は、スタートアップサイド・投資家サイド、その両方で比較的よく見かけた。加えて、複数の家にステイしたが、家のテレビはいつもサムスンかLG。中国のアプリがアメリカで流行るわけでもないと言われている中で、TikTokが大バズり。(FacebookのLassoは全然流行ってませんでした…)

日本の家電は最高!日本の技術は最高!という風潮の中で生きてきた私だったが、中国・韓国のプレゼンスがどんどん高くなっていることを嫌でも実感させられた。

しかし、日本に関連するビジネスも負けてはいない。2019年にはマンハッタンに日本のコスメを扱う"Shibuyala(シブヤラ)"というお店がオープン。開店初日には長蛇の列ができ、2時間待ちだったという話があったほど。そして、カフェインが欲しいときにコーヒーの代替品として注目されていた抹茶がヒット。抹茶カフェは本当にたくさん見かけた。加えて、美容医療や昆布茶など、日本の文化がビジネス化されている機会は少なくなかった。

だが、どのビジネスもオーナーはアメリカ人、中国人、韓国人ばかりなのである。もちろん、私が見た範囲は限られているし、それが全てではないことは理解しているが、日本人として海外でやれるマーケットはまだまだ残されているんじゃないか?と強く感じた瞬間だった。

そんな経験から、海外で挑戦したいという思いは、どんどん強くなっていった。しかし、VISAの問題や現地のマーケットや商慣習の理解不足、ネットワークのなさ、私自身の語学スキル・ビジネススキルの足りなさから、「安全に守られた場所でビジネス検証ができ、ネットワークやビジネススキルを得られる環境はどこだろう?」と考えたときに、MBA取得を思い立った。思えば、理学部物理学科だった私は、腰を据えてビジネスを勉強したことがなく、特に起業してからの数年はアウトプット>インプットな状態だった。すでに数年実務を積んだあとで改めて勉強することは、今後数十年を長期的に見た際に、大きなエネルギーになるように感じた。

…というのは表向きの理由で(もちろん本心ではあるが)、実際は「人生で一度は留学に行ってみたい、今行かなければ後悔する」と思っていた部分も大きい。直近5〜6年はずっと少人数の環境で仕事をしてきたので、いろんな国からきた同級生から多様な視野を学び、ディスカッションができるのは非常に楽しみだ。早く行きたい〜!😚

孤独でクローズドなMBA受験

こういう風に書くと、思い立ってから簡単に合格できたようにも見えるのだが、MBA受験は一筋縄ではなく、正直思い出したくないくらい辛かった(笑)まず、英語が得意ではないところから始まり、仕事と勉強の両立、大学受験と異なり周りに受験生がいない孤独、出願時期から逆算したタイムライン管理などストレスだらけで、当時は「遊ぶくらいなら1単語でも多く覚えて、とにかく早く受験を終わらせたい」と思っていた(笑)

加えて、MBA受験は一般的な高校・大学受験と違って、単にテストのスコアだけで合否が決まるわけではない。今までのキャリアでの実績、MBA卒業後に何をしたいか、20-30年後に何をしたいか、人生においてどんな指針を持って行動しているかなどを、エッセイとして提出する必要がある。自分の実績は他の候補者と比較して十分魅力的なのか?自分の目標は他の候補者と比較して十分クリアなのか?そんな風に答えのない沼にハマってしまう時間も長かったように思う。

(↓見返してみたら、こんな風に内省するメモが少なくとも50ページあった)

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そして、私の体感だとMBAに進学する日本人のうち7割くらいは社費生という、会社から授業料+生活費+MBA中の給与を出してもらえる方々なのだが(条件は会社にもちろんよりけり)、そのような会社の受験生は費用の問題だけでなく、卒業生・他の受験生とのネットワークも強い。(社費受験生の情報にはだいぶお世話になりました…🙇‍♂️)私の専門領域であるテック・マーケティング・スタートアップは、MBA受験生もあまりおらず、まず情報収集の部分から出鼻を挫かれていた。カウンセラーに相談するにも、1時間30,000円のチャージなので、むやみやたらに相談するわけにもいかない。ネット情報は個人ブログやTwitterで増えてはきているものの、いいなと思った同じブログを何度も読み返してしまうほど、信頼できる情報が少ないように思えた。

「高校受験・大学受験はネット上に情報がたくさん溢れていて、周りに受験仲間も簡単に見つかるのに、なんで社会人留学となるとこんなにクローズドな環境なんだろう…。」これが受験を通して感じたペインだった。

私はまだ入学してすらいないし、MBAが良い選択だったと言えるかはこれからの自分次第なので、MBA受験を一方的に強く推奨するわけではない。しかし、30歳前後になって私と同じようにキャリアに行き詰まりを感じている人、グローバルにチャレンジしたい人はきっとたくさんいるはず。そういう方たちが"もっと気軽に""もっとラフに"情報を取りにいくことができ、キャリア・人生の選択肢が増えたらいいなと心から感じている。

YouTubeを始めました!

というわけで、クローズドな情報をもっと広く知ってもらうために、テスト的に…ですが、YouTubeを始めました!あまり表に立つのが好きではないので顔を出して喋るのは非常に勇気が入り、周りの友達にもギリギリまで顔をカットすべきか相談していましたが(笑)、「透明性・信頼性の高い情報が気軽に得られない」という自分のペインを思い出し、勇気を出してチャレンジしました。

飽きたら早々に辞めてしまうかもしれないですが(笑)、受験準備・起業の経緯・ニューヨークへの短期留学・MBA入学後の大学での様子など、できる限り生の声を発信していければと思っているので、暖かく見守っていただけると嬉しいです😌こんなことが聞きたい!知りたい!ということがあれば、ぜひ動画のコメントで教えてください!

リアルな友人は渡米までの半年強、コロナ禍ではありますが、できるだけ会ってキャッチアップできればと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願い致します🐮✨

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