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2021年のお正月雑感。お雑煮のことなど。

あけましておめでとうございます。
1月3日になって、やっと今年のnote書き初めです。

結婚以来、年末年始は大阪に帰省していましたので、どこにも行かず東京でお正月を迎えるのは、初めてです。
あ、一度だけ、東京で、ということがありました。
引っ越すことが決まり、その前に、と義母を招待したのです。
一度も来てもらわないままだったので、こりゃいかん、と。
元日はうちで泊まってもらい、翌日は国府津の旅館を予約。

なぜに国府津?と言いますと、義母が駅伝ファンで、一度は沿道で応援したい、と希望していたのですが、箱根の宿はもう取れず、観戦ポイントとして良さそうな国府津に。

義母の母校は箱根駅伝の常連校。
毎年、1月2日と3日は、駅伝が終るまで、朝からテレビに張り付いているのです。
ご招待した年、なんと、なんと、義母の母校が優勝!
沿道で声援を送りながら「私の母校!私、OG!」と周りの人に嬉しそうに話しかけておりました。
初めての観戦で母校が優勝するなんて、お義母さん、なんて引きが強いのでしょうねえ。

話がそれてしまいましたが、ともかく、どこにも行かず、東京の家で、来客もなく、夫婦ふたりきりのお正月なんて初めてなわけで。
おせち料理も、好きなものだけ、少しずつ。
鰤まつりも、年をまたいで、引き続き開催中です(笑)

お雑煮は、関西は白味噌が主流なのですが、うちの母のお雑煮は、鶏肉のおすまし系なのです。
母方の祖母のお雑煮も鶏肉のおすまし系ですから、祖母の味ですね。
祖父母は東京に住んでいましたので、焼いた角餅。
ですが、母は、丸餅を焼いて。
たぶん、関西では丸餅を売ってるからでしょうね。
関西ではお餅は煮ますが、「焼いた方が香ばしい」というのが母の弁。
いい加減といいますか、柔軟な考えの持ち主です(笑)

大根、人参、里芋と水菜が入りますが、大根や人参は、関西ではお雑煮用に売られている細いものをそのまま輪切り。全て丸く、が基本なのです。

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夫の実家も大阪で、こちらは白味噌らしいのですが、毎年午後からご挨拶に行くせいか、おせち料理は一通りいただくものの、お雑煮はこれまで登場したことがなくて。
食べてみたいと思っているのですが、未だに言い出せずにいる嫁です……。

夫に希望を聞いてみたものの、どちらでもいい、という答えだったので、今回は、元旦はおすまし、二日は白味噌、三日はおすまし、としてみました。

残念ながら、東京では細い雑煮大根や人参を入手できないので、鶴亀や梅の型で抜いてみました。

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二日は白味噌。
京都の山利さんのお味噌が定番です。
白味噌は賞味期限が短いのですが、冷凍庫に入れておけばOKです。
お味噌は凍らないので、冷凍庫から出してすぐに使えますよ。

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鰤の南蛮漬けも登場。
北海道のチーズ工房タカラさんのレタラと柿なども。

三日はまたおすましに。
おせちも残り少なくなってきたので、お重には入れず、皿盛りで。

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お餅と黒豆は、岡山県に移住して有機農業を始めた後輩くんに注文して送ってもらいました。
作り手の顔が見える食べ物って、安心だし、何よりもおいしく感じますね。

元日のお酒も、ご縁がある蔵のものを。
福島の飛露喜の純米大吟醸で乾杯して、滋賀の七本鎗の純米渡船、愛知の白老の若水純米はお燗にしました。

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お会いしたことがあったり、見学させていただいたりした蔵ばかり。
お顔を思い浮かべながら、今年も美味しいお酒をいただけることに感謝して。

ライフワークである発酵蔵巡り、去年二月に諏訪の真澄さんにお伺いしたのですが、三月の奈良の酒蔵・醤油蔵巡りは中止となってしまいました。
今年はまた蔵訪問も再開できることを祈って。

例年と違うことばかりですが、その時々の状況に合わせて、しなやかに。

でも、願わくば、
気兼ねなく、仲間とわいわいとおしゃべりしながら、美味しいものを食べたいな。
家でのレッスンも再開したいな。
自由に旅にも行きたいな。

みなさまにとって、健康で幸多き年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。




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