柚庵焼きと、ごはん。|鰤まつり7
年末なのに、年末だから(?)、鰤まつり。
とりあえず生のものはなくなったので、あとは割とのんびりできそうです。
今回、いろいろ作っていますが、ヒット!と思った一つが柚庵焼きです。
真魚鰹(マナガツオ)や鰆(サワラ)などで作ることが多い柚庵焼きですが、ちょうど柚子があったので、漬け込んでみました。
柚庵焼き、ゆうあんやきと読みますが、漢字は祐庵、幽庵などの字を当てます。私は柚子の柚を使うのがしっくりくるので、この字を使うことが多いですが、江戸時代の茶人で、食通でもあった北村祐庵(堅田幽庵)が考えた、と言われているので、本来は祐庵もしくは幽庵と書くべきなのでしょうね。
酒:醤油:みりんが1:1:1が基本です。そこに柚子の輪切りを入れて作りますが、私は柚子の皮は別に使って、果汁は漬け地に加え、絞りかすや種も一緒に漬け込んで、と節約型。
今回、数が多かったので、オーブンで焼いてみたら、いい感じ。
普段は二人分だから、切り身をオーブンで焼くことはありませんが、漬け込んだ魚ってグリルやフライパンで焼くと焦げやすいけれど、オーブンならじんわり焼けて、焦げる心配もなし。
ずらり並ぶ切り身、ちょっと旅館みたいですね(笑)
柚庵焼き、差し上げたりもしたのですが、まだある。
ってことで、この切り身をごはんに仕立ててみました。
鰤と九条葱だけ、と思ったのですが、ちょっと色気を出して、人参を少し入れてみました。
お米に、刻んだ人参、淡口醤油とみりん、葱の白い部分を入れて、普通に炊きます。
炊き上がったところで、焼いた柚庵焼きと葱の青い部分をのせて、蓋をして蒸らしたらできあがり。
ざっくり鰤をほぐして混ぜ込んで、お茶碗によそいましょう。
柚子の皮とちょんとのせて。
柚庵焼きの旨み、柚子がふわっと香る、冬のご馳走ごはんです。
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