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いこまゆきこお料理教室人気レシピ+α

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過去17年の料理教室のレシピの中から、好評だったもの・お気に入りのものをピックアップしてご紹介します。日々のごはんのレシピも。
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2020年5月の記事一覧

ツンデレ味? クレソンとしらすのごはん。

料理教室を長年続けていると、あー、次のメニュー何にしよう、と悩むことが多々あります。 キーになる食材や料理、テーマが決まると、あとは割と考えやすくて、つるつると5、6品決まるのですが、その中心になるものが思い浮かぶまでが大変。 自分の首を絞めることになるのはわかっているんだけれど、時々、やりたくなるもの。それがお弁当です。 お弁当と言っても、毎日の、学校や会社に持っていくお弁当というよりは、料理屋さんでいただくような見栄えをイメージしつつ、でも普段のおかずやお弁当にも活用で

蒸し蒸しする日は、さっぱり蒸し茄子。

ぐーんと蒸してきました。 季節が変わってきたんだなあ、と肌で、呼吸で感じます。 すっとお休み中だった除湿機も運転開始です。 湿度が高くなってくると、さっぱり酸っぱいものが美味しく感じます。 私は酸味のあるものが好きなので、冬でもお酢の物やサラダなどもいただきますが、夏は特に。 米酢やビネガー類の消費もぐんと多くなります。 今日は我が家の定番、蒸し茄子を。 蒸し茄子に生姜醤油もいいのですが、献立のバランスを見て、酸っぱいものでさっぱりさせたいな、という時には、お酢の登場です

枇杷はお好き? コンポートにしてみましょうか。

首都圏・北海道でも緊急事態宣言が解除されましたね。 5月いっぱいは自粛なのかな、と思っていたので、少し驚きもありますが、少しでも早く経済活動を活発化したい、という気持ちなのでしょうね。 とはいえ、新しい生活様式。 できるだけ2メートルあける、マスク着用、となると、まだまだ出来ないことが多いような。 私のオシゴト、お料理教室も再開はまだ難しいのではないの、という気もします。 このまま鎮静化するといいのですが……。 さて、このところ、レシピなのか読み物なのかわからんやん!とい

初夏のブッラータ、パッションフルーツとパイナップルと。そして雑感。

東京は初夏の爽やかな風が吹く日曜日でした。 職業柄、普段から取り寄せはよくしているのですが、生産者さんを応援しようといつもに増して、いろいろお願いしています。 週末に届いた一つが、「日本チーズ応援食べ比べセット」 渋谷のCHEESE STANDの藤川さんが日本チーズの職人さん仲間に呼びかけて実現したものです。 幾つかの工房のチーズと、職人さんとのオンライン食事会つき、という素敵な企画です。 私が手にしたのはvol.3。 ・広内エゾリスの谷チーズ社の「コバン」 ・長野開田高

ダチョウは美味しい。

たぶん、好奇心は強いほう。 特に食に関しては。 五感を駆使して、危ない、と感じるもの以外は、とりあえず、食べてみる。 自粛の影響で、レストランが営業自粛となり、食材を納めていた生産者さんたちも困っているというのはニュースにもなっています。 「食べる通信」シリーズ、ご存知の方も多いと思います。 東北の震災の後、2013年に「東北食べる通信」からスタートした試みは、日本全国に広まって、今では国内36の地域が発行しています。 私は「四国食べる通信(現在休刊)」から始まって、現

お気に入りの組み合わせ、パイナップルと生ハムとディル。

大好きな沖縄に、今年はまだ行けてない。 沖縄恋し、で思わずパイナップルを買った。 石垣島産のボゴールパイン。 キッチンの一番いい場所に置いて、毎日顔を近づけて、うーんいい香り、と楽しんでいたのだけれど。 パイナップルは追熟しません、という注意書きを見て、美味しいうちに食べなければ、と意を決してカットしたら、甘酸っぱい香りが100倍ぐらいに膨らんで部屋いっぱいに広がった。 そのまま食べても美味しいのだけれど、食事の一品として、生ハムと一緒に。美味しいオリーブオイルを回しかけ

愛しの、あんバターサンド。

最近、パン焼きが日常になってきた、と少し前の記事に書きましたが、3日に一度は何かしら焼いています。 先日、北海道の白糠酪恵舎さんのチーズを取り寄せる時に、バターも一緒にお願いして。 ミルクそのもののような優しいバター。 こんなに美味しいバターなら、あれを作らねば!と思い立って。 そう、あんバターサンド。 思い立ったら、すぐに実行。 全粒粉を混ぜて、小さめにパンを焼いて、那須のサンノハチさんから送ってもらった自然栽培の小豆をことこと煮て、餡を作って。 バターは冷たいまま固

嫁を質に入れずとも! 鰹のてこね寿司。

「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」 外出はできなくとも、季節は確実に巡っていますね。 鰹(カツオ)は旬が年に2回あります。 そのひとつが、ちょうど今の季節。 秋の戻り鰹と比べると、脂ののりは負けますが、爽やかさはこっちの勝ち。 江戸時代は「初鰹は女房子供を質に置いてでも食え」と言われたそうですから。 まあ、江戸っ子の場合、味よりも「初物を食べると縁起がいい、長生きする」ってことが重要だったのかもしれません。 今日は鰹を使った三重県の郷土料理、てこね寿司を。 伊勢志摩地方のお

もっと牛乳! で、嶺岡豆腐、いかが?

学校の休校で給食がなくなり、給食に使うはずだった食材が行き場を失い生産者さんたちが困っている、中でも、牛乳がだぶついて、酪農家さんが困りきっているというニュースは皆さんもお聞きになったことと思います。 工業製品なら生産調整も可能ですが、牛乳は、牛のお母さんが子牛を育てるためのもので、それを我々人間にわけてくれているものですから、急に、「今日から少なめでいいです」というわけにはいかないですよね。 しかも春は出産シーズンですから、余計に。 何度か訪問させてもらった北海道のチー

夏野菜たっぷり!鶏肉のプロヴァンス風

熱中症に注意、なんてニュースが流れるほど、東京は夏のようなお天気。 お野菜もすっかり、夏! 最近は、ナスも一年中手に入りますが、元来夏から秋にかけてのお野菜で、体を冷やす効果があります。私は大のナス好きなのですが、寒いうちはなるべく取らないようにしています。暑いな、と思う日がきてから、ということで、今年は4月に入ってからだったかな。 今はせっせと、食べています。 今日はフランスの家庭料理「鶏肉のプロヴァンス風」をご紹介します。 フランス料理と聞くと、ちょっと難しそうに思う

鯖味噌煮缶で、 ça va!ミーソソース。

連休は終わりましたが、自粛生活はまだしばらく続きそうです。 簡単ランチメニューとして、先日「春キャベツとツナのパスタ」をご紹介しましたが、今回は昨日作った魚の缶詰パスタ第2弾を。 ちょうど半分残っていたトマト缶を使い切るべく、ミートソースにしちゃおうと思ったのですが、あいにく冷蔵庫にはすぐに使えるミート類は無く。 買い置きの魚の缶詰使っちゃおう、とみたら、あら、鯖の味噌煮缶が。 味噌ってトマトととっても相性がいいのですよね。 玉ねぎ、人参、セロリをみじん切りにしてにんに

雨の日は、ほっこり、ほうじ茶プリン。

連休も今日が最終日。 とはいえ、5月も料理教室をお休みしていて、家族も在宅勤務、となると、あまり区切りを感じません。 東京は雨が降りまして、なんだかこんな日のおやつは、ゼリーよりもプリンが合うような気がします。 このレシピは2010年6月のレッスンで紹介したもの。 その後、青森での出張レッスンでも。 ほうじ茶独特の爽やかな風味が好きなんですよね。 あ、プリンと言ってもゼラチンで固めているので、正確な意味ではプリンではないのですが、風情がね、プリンなのです。 今回は牛乳で

春キャベツとツナのパスタ

在宅勤務になって、普段、会社や学校に行ってる家族が家にいると、三食作らなきゃけなくて大変!という声をよく聞きます。 生徒さんからも、簡単に用意できるランチを教えてください、とリクエストいただきましたので、今日は材料3つのパスタを! 用意するのは、春キャベツと、ツナ缶とパスタ。 あ、ニンニクは無くてもいいですが、調味料は必要です! お好みによるのですが、私はキャベツをしっかり焼き付けるのが好みです。 ちょっと焼きすぎた?と思うぐらい火を入れると、甘い! 色は悪くなってしまう

しゃっきり、大根と人参のベトナム風なます

大型連休スタート!ですが、今年はステイホーム週間、ということで、相変わらずの巣ごもり生活です。 そんな状況でも、季節はどんどん巡ってきて、昨日は八十八夜。 ぐんぐん気温も上がってきて、今日の東京はまるで夏のようなお天気でした。 こうなると食べたくなるのは、暑い国のお料理。 ということで、ここ最近、我が家では、海南チキンライスだったり、ちょっと甘辛く焼いた牛肉をたっぷりの生野菜とレモンで食べたり、塩レモンを入れたココナッツカレーを作ったり、とエスニック系のお料理が席巻していま