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エッセイ*しあわせは、ごはんが連れてきてくれる

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思い出はいつも食べ物と一緒に蘇る。あの人と食べたごはん。旅先で初めて出会った味。一目惚れした器。また行きたいお店。 そんな食まわりのあれこれの、ひそやかなつぶやき。
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2020年8月の記事一覧

人生の映画のエッセイ|バチカンで逢いましょう

今日は処暑。 朝晩は少し秋の気配も感じる……とはまだ思えませんけど、確実に季節は少しずつ移り変わっていますね。 我が家はまだ夫が夏季休暇をとってないこともあり、夏休み気分を味わえないままで、なんだか不完全燃焼です。 まあ、このコロナ禍ですから、気軽に旅に行けるわけでもなし、淡々と過ごす夏、ですね。 こんな時は映画でも観て、旅行気分を味わうのが一番! というわけで、今回は海外が舞台の映画です。 「バチカンで逢いましょう」 バチカン市国、私もずいぶん昔に行ったことがあります

うれしい手紙が届いた日。

手紙が届きました。 切手を貼った、手書きの手紙。 お仕事関係のやり取りはほぼ100%メール。 友人とのやりとりはSNSやメッセンジャー。 母とはLINE。 夫とはショートメール。 あ、請求書は郵便でくることもあるけれど、日常のやり取りはほとんどインターネットを介したものになっています。 和紙の、隅に小さく名字が入った便箋と鳩居堂の封筒。 さらさらと達筆で書かれたお手紙は、生徒さんのお母様からのお手紙でした。 81歳になるというお母様は、パソコンもiPadもiPhoneも使

ひんぎゃの塩のこと、青ヶ島のこと。

昨日、テレビをつけたら、知ってる方が。 あ、そうだった!放映されるってInstagramで告知されてた、と思って、慌ててじっくり見ました。 登場されていたのは、青ヶ島で「ひんぎゃの塩」を作るアリサさん。 友人の紹介で数年前に知り合い、「ひんぎゃの塩」の一押し商品、「ひんぎゃの水塩」を使ったレシピを考案する、というお仕事を引き受けました。 ほとんどはメールでのやり取り。 なぜなら彼女が住む青ヶ島は、八丈島のまだ南、伊豆諸島の島なのです。 アメリカの環境保護NGO「ONE G

ピンク×ピンク!ビーツのサラダといちご色の日本酒。

ここ1ヶ月ほど、頭の隅にずっとへばりついていたことがあって。 自粛期間中に、SNS上で飛び交っていた「バトンリレー」覚えていますか? テーマを決めて、記事や写真をアップして、次へつないでいくアレ。 私も、料理リレー、おむすびリレー、料理道具リレー、料理本リレーと幾つかのバトンを受け取り、次の方へと渡しました。 リライトして、noteにも紹介したので、ご覧いただいた方もいるかと思います。 ちなみに、料理リレーの記事は、4月から書き始めたnoteの記事の中でもっともたくさんの方

今日のnoteは日記のようで、手紙のようで。

三連休。 世間的には、夏休みスタート。 全く休暇らしくない、サマーホリデー。 休暇は、仕事があってこそ休暇なんだろう。 私なんて3月から料理教室をお休みしていて(6月に再開したものの2回で休止)春休みと夏休みがくっついちゃったみたいなもんだから、なんとも茫々としている。 でも、今日はお仕事でした。 オンラインレッスン。 築地のタコ屋さんにお願いして、生徒さんのところにタコを送ってもらって、タコのラグーなどを作りました。 先週はタコのリゾット。 オンラインレッスンをはじめた

家族の映画のエッセイ|東京家族

8月に入って、そろそろ夏休み、という方も多いかと思います。 だけど、今年はいつもと違う夏。 在宅勤務が続いていたり、休みだからといって旅に出るのも憚られる。 なんかメリハリがつかないのですよね。 我が家も半年ぶりに大阪に帰省しようかと思っていたのですが、東京も大阪も感染者が増加している中、親の元に行くのはやっぱりやめておいた方がええんかも、となり、まだしばらくお預けになりそうです。 今日は、もしかしたらレシピよりも好評かもしれない映画エッセイ💦 第3弾は「東京家族」遠く離