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うれしい手紙が届いた日。

手紙が届きました。
切手を貼った、手書きの手紙。

お仕事関係のやり取りはほぼ100%メール。
友人とのやりとりはSNSやメッセンジャー。
母とはLINE。
夫とはショートメール。
あ、請求書は郵便でくることもあるけれど、日常のやり取りはほとんどインターネットを介したものになっています。

和紙の、隅に小さく名字が入った便箋と鳩居堂の封筒。
さらさらと達筆で書かれたお手紙は、生徒さんのお母様からのお手紙でした。
81歳になるというお母様は、パソコンもiPadもiPhoneも使いこなしていらっしゃるそう。

今回、帰省された娘さんである生徒さんと一緒に、タコのラグーのリモートレッスンを受けてくださいました。
画面に映るお母様は美しい銀髪で、レッスン中は熱心にメモをとっていらっしゃいました。

手紙には、
「教えて頂いたお料理は早速試させていただき、家族一同、美味しい美味しい連発で、楽しい食卓になりました」
「最近流行のズーム料理教室というのも大変面白かったです。『最先端』をいった感じでした」
とありました。

お母様の好奇心、いいなあ。
私も、歳を重ねても、好奇心を失わずにいたい。

そして、やっぱり嬉しかったのは、作りました、美味しかった、というお言葉。
私にとって、何よりのご褒美です。
ああ、やってよかったなあ、としみじみ。

今日、お返事を書きました。
下手な字でも、心を込めて書けば、きっと気持ちが届くと信じて。

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