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WEBTOON『トーテムの領域』感想

あまりにも面白すぎてつい感想イラストまで描いてしまった。

すんごい面白いエロいWEBTOONを見つけてしまった。なんじゃこりゃ。

まだ連載途中で、いいところで終わってて泣きそうになった。主人公セラが謎の異世界に迷いこんで争奪される話。20歳でなにもしらないマッチョ青年・シャーカを性的に仕込みつつ自分も守ってもらう、というすごい話だ。こんなかんじでほとんどずっと半裸。セラがけっこうサバサバした性格なんだけど、シャーカがマッチョなくせに子犬みたいな溺愛系で、多すぎず少なすぎずにいいかんじにエロが入ってくる。オススメ。スピード感のあるエロだ。シャーカは野性味あふれるターザンみたいなマッチョ青年なんだけど、その野生が「どうしても飼い主以外にはなつかない柴犬わんこ」とか「生まれて初めて見たものを親と思ってどこまでもついていってしまうヒヨコ」みたいな可愛らしさなんだ。その可愛らしさでセラを慕う。ギャップ萌え。

ピッコマわりとエロ平気なんですね。局部を見せなければいいのか?

イラスト3

前から言ってますが、私は女性向けのエロ漫画(ティーンズラブ)を20年くらい描いてた。最近描いてないのは、たいてい長編を頼まれるからだ。たとえばエロが1話30P前後に一回入ってくる場合、物語を性幻想から立ち上げないとそのペースでベッドシーンが入ってこない。日本女性のセクシュアリティはマゾヒズムがきつすぎて、そのせいで頻繁にエロが入ってくる長編を描くと物語かキャラが破綻しやすい、という独特な脆弱さがあって、すごいアクロバティックになりがち。すごく難しい。そのアクロバティックさをクリアすると物語の幅が狭まってしまう。いやそもそも、女性向けの漫画を描くのに、そこまでアクロバティックじゃなくてもいいはずだ。普通にふたりの恋人同士が盛り上がったところでベッドシーンが入ってくるラブロマンスでじゅうぶんでは?

と思って、ラブロマンスを模索してる。西洋文化にも、ハーレクインを筆頭に、いいかんじにベッドシーンが入ってくる大人の女性向けの小説が結構ある。ちゃんと物語も面白いんだ。

この話もエロが入りすぎず、でもときどききっちり入ってくるから、最初の段階でエロを何本かに一度は入れるつもりで物語創ってるんだろうな。5本に1回、ぐらいかな?ちゃんといいかんじにラブロマンスになっている。たくさん出てくる男性キャラが魅力的で逆ハーレムになっている。しかも、女性向けでも男性向けでも大丈夫なかんじで。主人公の女性がやたらめったら自立心旺盛なのがいいのかもなあ。ほとんど泣かない。


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