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どんなところを好きになったの

横浜の彼(婚約者)の元へ移り住んで約3週間目、ようやく安定して「自分でごはんを作る」ということができるようになってきました。


それまではバタバタしていて外食で済ませることが多く、ちょっと話は横に逸れますが私はそんなイレギュラーな食生活やらなんやらで見事に2か月で4キロ太りました。
なので自分で作ったごはんを食べる、という食生活はなんとも嬉しいのです。
痩せるぞ。野菜食べるぞ。塩分控えるぞ。


そんな中、先日は餃子を作りました。
大量の餃子の皮と大量の餃子の餡。最終的にこれらは2人で包んだのであっという間にできたのですが、彼が仕事から帰ってくるまでは少し1人で黙々と餃子を包む時間がありました。


そのときふと考えることがありました。
「私は彼のどんなところに惹かれて、好きになったんだろう?」と。


知り合って2か月で結婚をするような男性です。自分でも「よっぽど好きだな、素敵だなと思った部分があったんだろう」と思ったので、先程の「彼のどんなところを好きになったのか」ということに関して餃子を包みながら分析を始めました。


彼のどんなところを好きになったのか。
うーん…です。まず「うーん」と考えるところが最早どうかと思うのですが、要は頭をこねくり回さないと好きになった理由が出てこなかったのです。

もちろん、好きだな、素敵だなと思うところは山ほどあります。人として筋が通っているところや波長が似ているところ、仕事に対する向き合い方、人としての生き方、いろいろあります。でもそれらは「好きなところ、素敵だなと思うところ」ではあっても、どうやら私の中では「好きになった理由」の決定打とはなってはなかったようなのです。


餃子を包みながら考えます。こんなにたくさん好きなところや彼の素敵なところが思いつくのに、これだ!と言えるような「好きになった理由」が言い切れない。
うーんうーん。


そのとき、ふと気付きました。
そうだ、私は「恋に落ちた」んだと。


それなら納得です。どれだけ好きになった理由を思い返してみても思い出せないはずです。私は彼に対して恋に落ちたのです。
「この人素敵な人だなぁ、居心地がいいなぁ」というのは知り合ったときからありましたが、年齢差や距離感などで自分の「好き」という気持ちに向き合えなかった頃から既に恋に落ちていたのでしょう。


そんな、恋に落ちた自分を私はなんだか「いいな」と思いました。
恋に落ちた相手と、好きなところや素敵なところをたくさん言える相手と結婚できるなんて。
頭で難しいことをこねくり回さなくても、心の底から「この人が好き!この人とずっと一緒にいたい」という人とご縁があるなんて。


この前、彼とバスの中で「今お互いを想っている気持ちは中火くらいだね」と話していました。
猛烈な強火でもなければ、今にも消えてしまいそうなとろ火でもない。
中火、という想いの火力はちょうどよく感じました。そしてお互い同じということも心地よく思いました。


結婚まであと少し。
知り合った初期のLINEを読み返していたら、彼が年齢差を気にしたり「親子って見られる」と不安がっている記述もぽつぽつ目にしたのですが、とりあえず私は幸せしかありません。

もし彼が今こういったことで不安がっているのなら、私の幸せオーラで「大丈夫だよ」と言ってあげたいです。もちろん私もまだ不安なことはありますが、彼となら大丈夫です。


余談ですが、彼は私(37歳)の23歳上ですが、私の目には誰よりも素敵でかっこよくて可愛い男性に映ります。
客観的に見ても、おしゃれで若々しい(若々しいという表現を使うあたりがなんともだけど)と思うし、見た目も中身も本当に素敵な人です。


餃子はとてもおいしくできました。
愛する人と「おいしいね」と言いながら食べ、また愛する人から「おいしい」と言って自分の作ったごはんを食べてもらえるのはこの上ない幸せです。

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