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台湾的音楽 YELLOW

ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
YELLOW。

”カッコいい…。何これ?!”というのが、聴いた最初の印象でした。
台湾のミクスチャーバンドと呼ぶのが良いかな。ロック、ジャズ、R&B、ヒップホップ、ファンクなどなど、あらゆるジャンルの音楽を飲み込み、YELLOWの世界に取り込んでいるという印象です。

2020年にリリースされたアルバム『浮世撃』に収録されている「獨上C樓 feat. 范曉萱」は、1920年代~30年代の雰囲気が漂うMVがカッコいいです。退廃的な感じが好き。初期のジャズの雰囲気があり、チャールストンダンスを踊ってる時代の匂いもありつつも、音が絶妙でリズムが最高です。

バンドとして活動しているYELLOW。中心メンバーの黄宣(Huang Hsuan)は、アーティストとしてプレイするだけではなく、音楽プロデューサーという肩書も持っています。多くのアーティストの作品にも参加している台湾の音楽シーンの超重要人物です。
以前にnoteで紹介した、9m88とコラボレーションしていたり、唐猫SUGARCATのビデオに出ていたりと、アーティストとの関わりがあるのです。

YELLOW黃宣 & 9m88  「怪天氣 Strange Weather」
先ほどの「獨上C樓 feat. 范曉萱」とは雰囲気も、音もガラリと変わりましてR&Bやジャズ色が強い作品ですが、これまたカッコいい。
黃宣の描いている音楽の世界は広いなぁと、ひたすら感心するばかりです。また9m88の歌声も、曲の雰囲気に合っていて、肩の力を抜いて音にカラダを預けて楽しめて好きです。
9m88については、こちらでも紹介記事を書いていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

唐貓 SUGARCAT「WAWWA」。
これは以前に紹介した動画ですが、演奏ではなくMVに出演しています。これは、Youtubeにスタッフのクレジットなどが出ているから分かったことなんですよね。最初に彼らのFBを観たら、メイキングシーンで、YELLOWの黃宣とのオフショットが載っていたので調べてみたら、あぁ!という感じで。クレジットがちゃんと出ているって、助かりますね。

「羊皮先生 Mr. Sheepskin」は、2020年にリリースされたアルバム『浮世撃』にも収録されていますが、EP『都市病』の1曲目を飾る曲です。
ジャミロクワイ的な雰囲気もありつつも、ベースの音もカッコいいし、そこに絡むボーカルも素敵だなと思っています。
ちなみに、このEP『都市病』で、黄宣(Huang Hsuan)は、共に制作をした余佳倫 (Chia-Lun Yue)と共に、台湾のグラミー賞と呼ばれる、金曲奨(Golden Melody Award)で、第30回 金曲奨 最優秀楽曲プロデューサー奨を獲得しました。

金曲奨(Golden Melody Award)は、ジャンル分けも細かく、そして台湾の多様性がしっかりと反映されている、音楽アワードです。この賞については、また別の記事で書いてみたいなと思っています。

とにもかくにも、YELLOWは、存在感や作り出す曲に衝撃を受けまくりました。他にも、カッコいい曲がたくさんあります。
Spotifyでも曲を公開しているので、ぜひ聴いてみてください。

ちなみに、台湾の楽曲を紹介するコーナーがあるのは、FM FUJI「Y’S TOKYO」です。毎週土曜日、午後2時~5時まで。台湾のコーナーは、午後3時5分くらいからです。
(東京は 78.6MHz 甲府は 83.0MHz/80.5MHz。Radikoでもお聴き頂けます。)

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