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台湾的音楽 広がる音が心地よい R&B新星 吳獻 Osean

台湾の音楽を紹介するシリーズ。
吳獻 Osean

打ち込みなどエレクトロな楽曲なのですが、音の広がり方も心地良くて、ちょっとまったりできる。そして、アコースティックではないのに、フォークな匂いもするのも素敵です。

「温床」
2020年リリース EP『Sundial Ⅱ』に収録されています。

エレクトロで、バチボコな感じではなく、生活の邪魔をしない、むしろ生活に彩りを与えてくれる、そういう音楽が多いですね、世界的にも。

少しだけ話は逸れますが、そういう点では、日本のアーティスト UQiYOは、先駆的な存在だなと感じています。彼らを初めて見たのは、大宮にある more record というセレクトCDショップでのインストアイベントでした。お世話になっている方に、連れて行って頂いて、そこで初めて知りました。UQiYOは、 台湾のシューゲイザーバンド I Mean Us とも作品を発表しています。

さて、話を今日の主役、吳獻 Oseanに戻します。StreetVoiceにあるプロフィールによると、彼は1998年4月27日生まれの24歳。
今年の Megaport Festival 大港開唱 に初めて出演しています。3月26日 18時から 青春夢ステージに出ていたようです。

「小林綠 Midori」
音だけを聴いていると、とてもライトに楽しめますがMVから多様性を感じたり、歌詞からも、恋愛対象が誰であっても心の中にある葛藤などは変わらないという、普遍性も感じます。
やたらZ世代とかカテゴライズしがちですが、本人たちはそんなことは意識せずとも、サラリとやっているように感じます。

吳獻 Oseanは、2020年に EP『Sundial』を、翌年2021年に EP『Sundial Ⅱ』をリリース。
2019年に「溺溺」(EP『Sundial』に収録)が注目され、台湾の音楽プロデューサー陳建騏の目に留まり、台湾の音楽レーベルや事務所などのエンタメ事業を行う、好多音楽forggodmusic に所属をすることになったアーティストです。

「溺溺 Drowning」
音に感じられる湿り気が好きです。台湾のアーティストの楽曲て、ちょっと湿り気がある楽曲が多いように感じています。アーティストが生きている場所と作る出す音には、何か関係があるのではないだろうかと、勝手に思っています。

この楽曲のYouTubeの概要欄には、StreetVoiceのリンクが貼ってあります。
おそらくこの楽曲の注目を集めるきっかけになったのは、台湾のインディーズ音楽を始めとして、多くの注目音楽と出会える StreetVoiceなのかなと思います。

「懶得進化 feat. The Crane」
台湾の注目アーティスト The Crane とのコラボ曲です。吳獻 Oseanの繊細な歌声と、The Craneの色気のある歌声が合わさっていて、とても良いです。トラックもカッコいい。リラックス感もありつつも、イマドキな感じもして好きです。

彼のFacebookを見ると、今年は Megaport Festival 大港開唱を始めとして、音楽イベントにも多数出演していますし、また台湾版のHYPEBEASTといったオシャレメディアにも取り上げられていますし、音楽シーンに留まらず、幅広い活躍をするのではないかと思います。

吳獻 Oseanの楽曲は、Spotifyでも聴くことができます。ぜひチェックしてみてください。

また、この記事に登場したアーティストに関する情報は、こちらに掲載しています。良かったら読んでみてください。


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