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Airbnbのマイクロインタラクションを考察してみた

つみきでデザイナーとして活躍してるYukikoです!数年前、広めの家を借りていてAirbnbでホストを数ヶ月やってた経験が実はあります。

従来の「出先では旅館やホテルに宿泊するのが普通」の概念を覆し、エアビーはもはや宿泊業界から顰蹙を買う程ポピュラーになりました。特に旅慣れている人は、Booking.comより先にエアビーで宿を探すのが普通になりつつあります。

今回は、旅をこよなく愛しAirbnbでホスト経験もある私が、UXの観点で気づいたことをまとめてみました。

This is Airbnb

エアビーの最大利用価値は貸す側のホストも、借りる側のゲストもお互いに利益を得られることです。従来の「ビジネスホテルに泊まる」形ではなく、「現地の人の家にガチで泊まる」ことより、その土地に住むように慣れ親しむことが出来ます。宿泊体験のみでなく、土地の名物からアクティビティまでのレコメンドも豊富で旅行体験を生涯忘れられないものにしてくれるところも魅力的です。


1 | ゲストのブッキング時のマイクロインタラクション

◎ 細かい条件で絞り込み検索が可能
各条件をチェックで空室状態がサクッと分かるから、出張で急に泊まるところが必要な人や小さいお子さんがいる方、ペット可、バスタブがマストだって人も希望条件に沿った宿をぽんぽん見つけられるのがいいですね!


◎ 体験教室やアクティビティなどのPR演出がドラマチック
宿とセットで予約可能なのが、各地域の独自アクティビティや体験教室などのレコメンド情報です。インスタのストーリー機能風な縦長の画像やムービーでワクワク感を誘います。中には音ありで演出されている手の込んだものも発見。


◎ 予約時のカレンダー空き情報が明快
いくら参加したい魅力的なアクティビティを見つけられても、空室がないと予約ができません。希望日が埋まっていても周辺日の空き状況まで確認できるのでスムーズに予約ができます。



◎ Airbnb Plusのお部屋はじっくり見れる、おすまい拝見機能つき
Airbnb Plus(=クオリティとデザイン性の基準を満たすリスティングのスーパーホスト)のお部屋は特にハイライトされており、物件詳細画面のメイン画像右下の「おすまい拝見」タップでお部屋画像をじっくり見れるようになっています。良物件のみ集中して物色したいユーザーには嬉しい機能です。


2 | ホストのマイクロインタラクション

◎ ワンタップでゲスト ⇄ ホスト画面を行き来できる
ゲストとホストでは逆の立場ですが、旅人であれば旅人を受け入れることに対しても興味関心は高いはずです。宿泊ビジネスのみでなく料理や手工芸などの体験教室をスローペースで催したりもできるので感度の高い層を引き込む作りになっています。


◎ 体験計画をサクッと作成 & 企画アイデアをストックできる
エアビーでホストデビューしてみたいビギナー層も、まずは企画を練ってみるところから手軽に始められるUXになっています。メインテーマ+サブテーマもリストから追加できて企画構成もサポートしてくれます。



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まとめ & 感想

いかがでしたでしょうか?エアビーを触るだけで次のロンバケが一段と楽しみになりませんか。仕事が多少大変でも、それまでの楽しみのためになんとか今を乗り切ろう〜っ!て気にさせませんか?

旅行が好きな人だったら逆にホストにもチャレンジしてみよう!って気にさせるような工夫が沢山されてます。デザインの力でホストがゲストになり、ゲストがホストになるユーザー体験を提供して旅好きユーザーを夢中にさせています。

P.S … 今現在、諸事情で宿泊サービスをお休みされていますが、旅人が自由に旅できるその日が早く訪れることを、いち旅人として心より祈っております。この状況を踏まえ、世界中のホストが送るオンライン体験を新しくサービス提供しているみたいです!お家にいながらオンラインでアイリッシュダンス習ったり、トルココーヒーで占い体験にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

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アプリやサービスのUIデザインをしています。遊びごころとアイデアでユーザーの愛着を生むデザインを得意としています。アプリやWebサービスの立ち上げや改善をお考えの際は是非ご相談ください。



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