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音楽好きを夢中にさせるアプリのマイクロインタラクションを考察してみた

Web制作会社つみきにてデザイナーとして活躍してるユキコです!
私はお仕事中、お気に入りの音楽を聴きながら作業することが多いです。むしろ音楽聞かないと気が乗らなくて手が進まない。そんな方も多いのではないでしょうか??
映画見て気に入ったらその映画の主題歌とサントラしばらく聴きまくる 。FF・ドラクエにはまったらゲームのサントラしばらく聴きまくる。そんでもって気に入った曲はワントラックリピートしまくる。なおかつ胸に刺さったフレーズはワンフレーズリピートしまくる。
かっこいい音楽を聴いた時の感動体験までをも、大きくデザインしているのがプレーヤーのUI/UXではないだろうか・・・
今回は、そんな音楽への思いから有名な2つの音楽アプリのマイクロインタラクションの考察をしたいと思います。


1. Sound Cloud

もうiphone初期装備の段階で、Safariの隣にでデフォルト配置されてても全然OKっす!ってくらい私にとって馴染みのある相棒です。アラーム機能とDJ機能が連動してランダムにプレイリストからミクスチャ作成して煩わしい朝、優しく起こしてくれる機能とか今後できないかなって切望してます。



◎ 上スワイプで再生中の音楽画面がいつでも現れる

新しい音楽を探しながら、プレイ中の音楽が常に下部に追従しているので再生&停止がいつでもできます。するっとプレイ中の楽曲が下からいつでも現れるのが使ってて心地良いです。よく見るとお気に入りボタンもついてるので、聴きながら気に入ったものはポンポンLikeしてLibraryに入れられます。


◎ ワンタップで再生&停止、停止で背景フェードアウト

 Apple Musicみたいに、プレイ画面に再生&停止ボタンが実はついてないですが、音楽アプリなので押したら再生&停止が起こりうることは直感的にわかります。停止するとイメージビジュアルがシュッとフェードアウトするのも感覚的に馴染んで気持ちいい!横スワイプで次の楽曲へ移り、ガラッと画面全体のイメージビジュアルも変わるのも潔いアニメーションです。


◎ ウェーブ長押しで秒数&ユーザーコメントが現れる

Sound Cloudの最も特徴的なUIである、再生中ウェーブモチーフのメーター長押しで好きなところへヒョイっと戻れます。長押しで秒数移動中、ユーザーのコメントがさりげなく現れます。ライブで、リスナーが一体化して盛り上がってるような臨場感を与えるマイクロインタラクションは、Music Loverのハートをわし摑む大きなポイントになっています。


2. Spotify

前者は海外で流行っており、日本対応がまだそれほど進んでないでない印象ですが日本人 Music Lover は Apple Music と Spotify はセットで入ってるんじゃないでしょうか。音楽に詳しくない人が使っても、豊富なカテゴリの中から気分で選ぶだけで新しい音楽に出会えるところが魅力的です。


◎ 楽曲検索時の予測 & サジェスト機能が秀逸

ユーザーが一番コアに使うであろう、検索機能に付いている予測&サジェストが一文字打てば予測アーティスト&CDジャケ写が出てくるようになっています。王道Apple Musicでも名前で検索時にジャケ写までは一緒に出てこないので、検索機能の精度はSpotifyの方が一枚上手なのではないでしょうか。


◎ 他デバイスへサクッと接続 & iPhoneをリモコンにできる

テレビやスピーカーへの外部デバイスアクセスまでがワンタップできるようになっているのがクールです。ホームパーティーなどの席にも活躍しそうですね!設定モーダルなどがにゅっとしたアニメーションでSpotifyアプリのダンスフロアみたいな黒✖︎ネオンカラーの世界観に違和感なく出てくるのも気持ちいい。世界観ができあがってるアプリデザインの中で、設定系モーダルがiPhoneデフォの白背景のものが急に出てくるとちょっと違和感もってしまうのです。


◎ 歌詞が見れてしかも音に合わせてハイライト&カラオケ機能付き

音楽に合わせて歌詞がハイライトされます。歌詞が見れるのは知っていましたが、カラオケ機能付いてるのは個人的にSound Cloud派なのでまじまじと観察するまで気づかなかったです。しかもボーカルの大・小が選べるなんて音楽ファン想いでジェントルなつくりなんだ。。のど自慢大会出演目指してる、演歌好きのおじいちゃんですら惚れちゃうやつですね!お家で歌の練習ができる。


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まとめ

Sound Cloudは再生中ウェーブメーターが個性を引き立て、プレーヤー機能としての大きなUIの役割を果たしているのに対し、SpotifyのUIはApple製品ばりに先鋭的な使い勝手を重視されながらも美しいデザインで万人に愛されるようになっているような印象でした!
実は普段使ってるSound Cloudの楽曲画面に停止ボタンがついてなかったなんて今まで気づかなかった。。けれど、私はあたかもでっかいサイズの押しやすいボタンを当たり前のように押してるような、気持ちいい感覚で使っていました。
直感的操作で自然に手に馴染むような使い勝手(=マイクロインタラクション)になっているものが使いやすいから好き!って思わせるツボなんだろうなぁなんて思いました。

つみきでは一緒に働く仲間を募集しています。
私はFilmarksやってる会社にいるおかげで、映画を楽しみながら、音楽ききながら毎日デザインをして幸せにお仕事しております。
ご興味のある方、是非お話だけでもお気軽にしましょう!


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