ギリシャ神話 トロイアの美少年ガニュメデと新陳代謝

トロイアが膵臓のδ細胞に関する話である事はトロイア戦争の所で述べた。
トロイアといえば、有名な人物がいる。

ガニュメデ

トロイア初代の王トロースの子、イーロスとアッサラコスの兄弟とされる

ゼウスはガニュメーデースの美しさを愛し、鷲に姿を変えてガニュメーデースをさらい、オリュムポスの給仕とした。
この仕事のためにガニュメーデースには永遠の若さと不死が与えられた。

ギリシャ神話では鳥は、内分泌系の象徴になっている。白鳥になった場合、糖の代謝に関与する。
では鷲は、何か。
膵臓ランゲルハンスδ細胞から分泌される
ソマトスタチン

ソマトスタチンは抑制型のホルモンであり
脳下垂体前葉から放出する
成長ホルモン
甲状腺刺激ホルモン
プロラクチン
の分泌を抑制する。
また、
インスリン、グルカゴンの分泌抑制、
消化管ホルモンの
ガストリン
コレシストキニン
セクレチン
などの分泌を抑制している。

これらの意味するのは、
消化や仕事の負担を減らすーつまり代謝を高める事

ガニュメデがオリュンポスの神々の給仕の役割を、
ゼウスとヘーラーの娘ヘーベーから引き継ぐのは
この為である。

ヘーベーの給仕の仕事とは、神々の若さを保つための不死の霊薬であるネクタール(神酒)やアムブロシアー出すこと。
ヘーベーは、睡眠を象徴しているため、身体が様々な機能を休める時間帯に、代謝を促し、神々の再生を図っているのである。

神酒ネクタールは代謝酵素にあたる。

ヘーパイストスも任を解かれるのは、ヘーパイストスが成長ホルモンであり、成長期を終えた後の新陳代謝の活動をガニュメデがバトンタッチするためだろう。

ガニュメデは、天にのぼり水瓶座となる。
水瓶座の水瓶から流れだしたネクタールは、みなみのうお座の口に注ぎこむ。

みなみのうお座は、うお座とは別ものだが、
神話は重複している。
愛と美の女神アフロディーテの魚に変身した姿。

つまり、愛と美の女神アフロディーテー(性腺刺激ホルモン)ーが精子に姿を変え泳いでいる姿。精子は絶え間なく新陳代謝により生成されていることも象徴している。








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