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美術館巡り

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文学にまつわるテーマで美術館を巡った様子をアップしていきます。
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2020年8月の記事一覧

森美術館を巡って(東京都・港区六本木)

<美術館紹介> 六本木ヒルズ森タワー53階にある美術館。建物内の展示空間としては日本で最も高い所にあります。 施設設計は、アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館や、ドイツ・ベルリンのグッゲンハイム美術館等を設計した、リチャード・グラックマン氏。世界の先鋭的なアートや建築、デザインなどを独自の視点で企画展を展示しています。 企画展と並行して開催している小プログラム「MAMプロジェクト」「MAMコレクション」「MAMスクリーン」「MAMリサーチ」で世界の現代アートを多角

原美術館を巡って(東京都・品川区北品川)

<美術館紹介> 東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)総裁などを歴任した実業家・原邦造氏の邸宅で孫の原俊夫氏が1979年に開館。伊香保温泉にある伊香保グリーン牧場内のハラミュージーアムアークとは姉妹館で、ともに現代美術の展示を中心に人気を博してきました。建物は上野の東京国立博物館本館や銀座の和光本館の設計で知られる渡辺仁氏。 白く平面的な壁やガラス窓、鉄格子などを取り入れたモダニズム建築で素敵です。開館後、磯崎新の監修のカフェとホールなど増築されてい

サントリー美術館を巡って(東京都・港区赤坂)

<美術館紹介> 「生活の中の美(Art in Life)」を基本理念に1961年に開館。当初は千代田区丸の内のパレスビル内から始まり、1975年に港区赤坂のサントリービルに移転。2005年1月にサントリー東京支社がお台場に移転することに合わせて一時的に休館。そして、2007年3月30日に東京ミッドタウン」再オープン。2019年11月に一時的に休館し、改修工事を施し、2020年7月にリニューアルオープンしました。いろいろ紆余曲折があるのですね。 ちなみにリニューアルのデザイ

国立西洋美術館を巡って(東京都・台東区上野公園)

<美術館紹介> フランス政府から寄贈返還された松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)を中心に、西洋美術に関する作品を広く公衆の観覧に供する機関として、1959年4月に開館。西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。 2016年7月に国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」が、世界遺産一覧表に記載されました。夜なので少々暗い写真です。 正面右横にロダンの作品がありました。

SOMPO美術館を巡って(東京都・新宿区)

<美術館紹介> 旧館名は東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。1976年に開設され、東郷氏の作品を中心に展示されていました。夢見るような甘い女性像が人気を博し、本や雑誌、包装紙などに多数使われ、昭和の美人画家として戦後一世を風靡した作品が人気を博し、書籍の装幀や企業パンフレット、洋菓子店の包装紙などのデザインの仕事でも注目の存在でした。そんな東郷氏の作品が中心の美術館のエッセンスを残して新たに開館しました。 現在は公益財団法人SOMPO美術財団が運営しています。各種展

岡田美術館を巡って(神奈川県・箱根町)

<美術館紹介> 2003年、箱根町小涌谷にあった欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地に建てられた美術館。 展示面積は約5,000㎡にも及び、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの陶磁器や絵画など、常時約450点の美術品が展示されています。小田原駅からバス40分、強羅駅からバス5分バス停「小涌園」より徒歩すぐ、小涌園ユネッサンの向かいです。箱根美術館等、箱根の美術館とのパックチケットは少しお値打ちです。美術館利用の場合は、駐車場・足湯入場料無料になります。 <訪ねた