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やさしさだったのか

いつも出勤前はバタバタで、靴の紐を結ぶのさのさえ煩わしいと思ってしまう程に気持ちに余裕がありません。

夫が玄関で見送ってくれるのですが、こちらは慌てているのに、どうでもいいことを話しかけてくることがよくあります。

そういう時わたしは心ここに在らずで、適当に返事をして、なんでこのタイミングでそんな話するのかな、と内心イライラしてしまうのです。

今朝は玄関でいつものスニーカーを履き終えたときに一日雨の予報だったことに気が付きました。
しかしレインブーツに履き替える余裕はなく、このままでいいや、と夫にともなく呟いてドア
を開けました。

すると夫が例の如く、「うわー見てみて、霧がすごいよ」と空を指差しました。
わたしはチラリと空を見ましたが、「あ、ほんとだね、じゃあ行ってくるね!」と急いでドアを閉めエレベーターへと小走りしました。

外へ出て、予定のバスに間に合うことが確定した時点で、そういえば昨日、『目線高く、視野を広げて、ゆったり歩こう』と決めたことを思い出し改めて空を見上げて気づきました。

夫は目の前の時間のことでいっぱいいっぱいになっているわたしの目線を上げようとしてくれていたのかもしれないと。

いや、もしかしたら本当にただの空気読めない人かもしれませんが。。

でも、出がけの夫との会話をちゃんと楽しむように心がけようと思いました。
そうしたら自然と心に余裕ができるような気がします。

夫よ、感謝です。



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