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心にいつも高田純次

19から公務員に採用されて今までずっと働いてきたが、35を間近についに限界が来た。度重なる異動に、気の合わない上司。所属毎に違う業務のやり方。

クソほどある雑用。お茶淹れ。

アホくさ過ぎて辞めた。

ついでに髪を緑とピンクにした。

辞める前、心の中の高田純次が私に言った。

「いいじゃん。辞めちゃえば。人間水さえあればしばらく生きていけるんだから。俺は酒飲むけど」

仕事してる時は大体心に高田純次を棲まわせていた。そうすればクソみたいなウンコクレームもイマジナリー高田純次が何かテキトーに流してくれる。

凄い汚い部屋に疲れ切って帰ってきても

「部屋きったねーな。死なないしまぁいいや。焼酎飲んだらハッピーだからオーケー」

となれる。

むしろ毎日40分も良く車通勤したと褒めてやりたい。偉い。

ストレスの根源がなくなった今、もうイマジナリー純次はうっすらとしか感じないが、彼のおかげでこの十数年を乗り切れたと言ってもいいかも知れない。

知らんけど。




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