現役生からみた、国際教養大学のスカウト制度について
みなさんこんにちは。ゆきうさです。
国際教養大学の新しい入試制度として、
「大学が求める人材をスカウトし、入学を呼びかけるユニークな制度」
である、スカウト制度が2018年度の4月入学者の入試から導入されるということで話題になっていたので、今日はそのことついて私の思いを書きたいと思います。(記事についてはこちらのリンクからどうぞ)
コネ入学になるんじゃないか、一般入試で入学する学生に対して不平等ではないかという批判的な意見が飛び交いそうですが、私としては「AIUまたおもろいことしてんな〜」ぐらいの認識です。
(また、というのは「国際教養大学のリクルートスーツ非着用宣言」を踏まえてのことなのですが、そのことについてはまたいつか書きたいと思います。)
先にわかりやすいようにポジションを述べておきますが、個人的な意見としては、スカウト制度自体に対しては全く批判的ではありませんし、むしろ様々なバックグラウンドを持ついろいろな学生を取り込める画期的な入試制度だと評価しているぐらいです。
このnoteで私が何を言いたいのかというと、気に食わんことがあるー!!!からです。以下、私のイチャモンです。
記事の中では、スカウト制度を導入する理由として
「発想力があり、積極的に物事に取り組む学生を求めていたが、開学当初に比べて個性的な学生が減ってきたといい、積極的に才能豊かな学生の確保を狙うことにした。」
とあり、国際教養大学に在籍する現役生の身として、「個性的な学生が減ってきた」という発言に対して少し不甲斐ないというか、正直納得がいかないなという気持ちです。
まず第一にむちゃくちゃひっかるところとして、
・個性的ってなんだ?
というところです。哲学的なことになってしまいそうなので長々とは書きませんが、人はみんな十人十色ですよね。誰ひとりとして同じ個性の人はいないし、私はみんな個性的だと思います。
なのにこのインタビューを受けた人(だれか知らんけど)は、個性的な学生が減ってきていると答えてる。えぇ!私は個性的じゃないの??!ガビーン!!!そんな風に思われてたなんて...いっそこの人に問いたいです、個性的な学生ってつまりどゆことよ???
・受験生確保のためのAIUのメディア露出作戦にすぎない
自分の大学を批判するなんて大きく出たもんだ、というような感じですが(笑)実際これですよね、きっと。
やっぱり都市部にも国際教養大学と同じようなカリキュラムを教える大学も増えてきていますし、優秀な教授陣も他の国際ナンチャラ学部にたくさんいらっしゃいます。
わざわざこのド田舎で森のくまさんと隣り合わせになりながら修道院みたいな生活を4年間(留学を挟むので実質3年間)送るコスパを考えると、受験生の確保が年々難しくなってきているんじゃないかと。私の勝手な憶測ですが。
そこで、今回のようなcontroversialな入試制度を打ち出すことで、メディアからの注目を浴び、受験生確保の生き残りにかけているんじゃないのかなと私なりに考えました。
p.s. AIU生で読んでくれている人がいたら特に言いたいんやけど、とりあえず私はみんなが知ってるように個性的やし、みんなもめちゃくちゃ個性的でいい人ばっかりです。AIUの先輩、同期、後輩で、「あ。この人個性的じゃないな」みたいなこと思ったこと一回もないし、みんなおもしろくて、一緒にいて楽しくて、普段アホばっかやってる人でもしっかりした考え方をもっていたり、普段あんまり話さない人でも自分の芯を持っててたまにボケて可愛かったり、個性的じゃない人なんてほんまに、誰一人おらん。個性的なAIU生と出会えて毎日本当にいい刺激をもらっています。ありがとう。
すごく長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれた人ありがとうございました。ゆきうさでした。
25/11/2016
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?